プリント用品

引き伸ばし機

 暗室用品で一番高価な道具です。暗室とする場所や、引き伸ばし倍率、ネガのフォーマット、光源方式、堅牢性等(あと価格も)が、選ぶ基準になると思います。僕は、LPL VCCE K&IF V7454を愛用しています。ダイヤルで印画紙のグレード調整が出来るので便利です。これから購入予定の人は、時間をかけてたっぷり悩んでから買いましょう。


引き伸ばしレンズ

 撮影レンズと同じで重要です。安価なものから舶来高級品まであります。僕は最も一般的なELニッコールの50mm、63mm、80mm、105mm、150mmを使用しています。63mmと150mm以外は中古で買いました。引き伸ばしレンズは、過酷な環境で使用されますので、中古で買う場合はよく見てから買わないといけません。35mmフィルムを使用する際、50mmは大伸ばし用で、キャビネから六つ切りまではワーキングディスタンス取れる63mmを使用しています。80mm、105mmはブローニーフィルム用、150mmは大判フィルム用です。


セーフランプ

 これがなくても暗室作業は出来るとは思いますが、暗室の中で目的の物を探したり、印画紙の現像の進行状況を確認するには、灯りが必要です。僕は、少しでも明るくなるように二つ使用しています。


イーゼルマスク

 なくても、プリントは出来ますが、印画紙の平面性を確保するためには必要です。綺麗な余白を作りたいなら、4枚羽のものが良いです。最初は2枚羽のものを買っても、必ず4枚羽のものが欲しくなります。僕も、2枚羽からLPLの4枚羽のものに買い直しています。LPLの4枚羽のイーゼルは、半切までなので、全紙、大全紙は、ベニヤ板を加工して自作したイーゼルを使用しております。


引き伸ばしタイマー

 僕が高校生の頃は、時計も見ずに、口頭で「いーち、にー、さーん・・・・・・」と露光時間を計っていました。だから、なくてもプリント出来ない事はないです。しかし、プリントのクオリティを高めたいなら、かなり必要な品だと思います。

コンタクトプリンター

 コンタクトプリント(ベタ焼き)を作るために、ガラス板を使いネガを固定するものです。世の中にはベタ焼きを必要としない人もいるので、そういう人にとっては無用の長物でしょう。僕は、ネガだけで、写真を判断するの無理なので、35ミリフィルムの場合は、必ずベタ焼きを残すようにしています。印画紙の上にネガを並べ、ガラス板(写真量販店で売ってます)を載せるだけでも出来ますが、僕は、ISEの六つ切り用のコンタクトプリンターを使用しています。


ピントルーペ

 引き伸ばし機の台板上で、投影像の粒子を見てピントを合わせるための道具です。これがなくても肉眼で合わせることも可能です。しかし、きっちりと合わせたい場合は、必要になってくると思います。安い商品は、ケラレたりして、非常に使い勝手が悪いです。僕はPEAK製の小穴式ルーペ2型を使用しています。安いルーペとかなり価格差があるので、買うのに勇気がいりましたが、非常に使いやすいです。

 
ペーパーセーフ

 これは高価な品で、絶対的な必需品ではありませんが、あると大変便利です。ペーパーセーフがないと、遮光を気にして、いちいち印画紙の箱から出し入れをしなくてはなりません。


暗室時計

 僕はオークションでゼンマイ式のものを入手して使っていますが、デジタル式のキッチンタイマーも使用しています。定着浴の30秒間や1分間くらいはアナログ時計を見ていればいいのですが、現像液中に浸すときは、バライタだと2~3分は必要です。アナログだと、何分から始めたか分からなくなることがしばしばあるので、その都度、デジタル式のタイマーを使うのが、僕の場合は確実です。


ピンセット

 印画紙を挟んで薬液が入ったバットの中に浸すための道具です。竹製やプラスチック製のものが安価ですが、ISEのステンレス製のものを気に入って使っています。残念なことに、もう生産されていません。

恒温器

 寒い時期に、液温を維持しておくために、薬液の入ったバットの下に置きます。部屋の室温調整が出来る環境であれば必要ないですね。僕はオークションで入手したものを一つだけ持っいて、微妙に室温が低い時期に使用しています。本格的に寒い季節は、石油ファンヒーターで室温調整しています。


スポッティングカラーと修正筆

 これは、以外に習字用の墨が使いやすいです。100円ショップで硯と墨を入手しました。


メスカップ

 現像液等の薬液の計量に必要になります。100円ショップのもので充分でしょう。


バット

 主に、プリント作業をする時に現像液等を入れるのに使います。モノの割りには、結構いい値段します。自宅暗室を始めてから5年くらいは、100円ショップで買ったプラスチック製の食器洗い用水切りをバットとして使用していました。それでも六つ切りまでは使用可能です。今は、LPLの四つ切り用バットを4枚使用しております。それ以上の大きさに引き伸ばすときは、ヨドバシカメラで買ったLION製の全紙用バットを使用します。LION製のバットはとても安価なので、使用頻度の低い大きなサイズのバットを使うときは、お勧めです。


液温計

 現像・停止・定着のそれぞれのバットの中にも、液温計を入れて、温度管理しています。この場合に使う液温計は、長いと不便なので、50度まで計測可能な短めのものを使用しております。


漏斗

 薬液を貯蔵ビンへ移すのに、あると便利です。これも100円ショップで買いました。


貯蔵ビン

 薬液の保存容器ですが、僕はペットボトルを使用しています。これも専用品は一つも持っていません。

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