2004年12月10日

 昨日の日記の続きです。岐阜駅のイルミネーションも不発に終わったので、駅構内で何かいいものがないか、キョロキョロしながら歩いていました。時間的には夜の8時30分頃です。壁にもたれて、床に座って、じっとしている女性(20代半ば)がいました。見たところ、誰かを待っているわけでもなく、何か目的があるわけでもなさそうな雰囲気でした。話をしたわけではないので、確証はないのですが。直感的にそう思いました。

 なぜ、直感的にそう思ったかと言うと、目つきと表情です。では、彼女は、そこで何をしているのか?ただ、その場に漂っている。そう思いました。そんな事を感じたのは、僕は初めてだったので、写真を撮ろうと思い、ライカを構えました。

 「漂う」姿を表現するには、空間を広く取り、その中に彼女を配置しなくてはならない。そして、可能な限り、その空間は空虚であるのが望ましいと感じた僕は、その時が訪れるのを待ちました。

 しかし、そうした僕の気配を感じたのか、先ほどまで、虚ろな目をして座り込んでいた彼女は立ち上がりました。その時点で、彼女は「漂う」存在ではなくなりました。周囲の空間が、先ほど僕の意図したとおりのものになったのは、その直後です。タイミングが悪いですね。

 写真を撮ろうとすると、オーラみたいなのものが出て、相手に気づかれてしまうのかもしれません。ゴルゴ13に学ばないといけないなあ。。

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