2004年12月07日

引越し先のアパートから、最寄の駅まで自転車でどれくらいかかるのか調べたかったので、日曜日の午前中、雨の合間に少しの間、外出した。

 距離的には、2キロくらいなので10分くらいだろうなあと予測はしていた。駅に到着して、時計を見たら、きっかりと10分だった。あまりにも予想通り過ぎて面白みがない。

 アパートから駅までの間に、「美江寺」という旧街道沿いの宿場町がある。いや、かつてあったと言った方が良いであろう。僕がつい先日まで住んでいた場所も、そんな感じの町だった。

 わずかな時間とは言え、せっかく一人になれる時間を確保出来たのだから写真を撮らない手はない。防湿庫は、実家に置いたままであるが、デジカメとNewFM2だけは、一澤帆布のバッグに入れてアパートに持ち込んでいる。

 11月の始めに京都で夕方、撮影したフィルムがそのまま入っている。コダックのTMZだ。EIは1250に設定してある。冬の薄い日差しとは言え、正午近くだとかなり絞りこんでも、そこそこのシャッタースピードは稼げてしまう。

 無人駅で、電車が到着するのを待ち、乗り降りする人を撮影した。一時間に一本しかない駅にもかかわらず、降りた人は誰もなく、乗った人が一人いるだけだった。だから無人駅になっているんだろう。

 どこの旧街道沿いでもそうだと思うが、神社があって、昔ながらの職人さんが作業している店がある。時折、強風が吹く日だったので、落ち葉が地面を滑るように移動していく様をスローシャッターで撮影しようとしたが、どんなに絞ってもそこまでスローシャッターにすることは出来なかった。
 レンズを50mmに交換して、先ほど自転車に乗っているときに発見した建具屋の店先で、カンナで削っている職人さんを撮ろうと思い、その店先へ再度行ったら、昼食時のせいか、既に作業が終わったようで、誰もいなかった。

 今回の写真は、特にどうってことのない写真である。プリントすることは、おそらくないであろう。このように、ちょっとした時間を楽しむだけのために、カメラを取り出すこともたまにはある。そんなどうでもいいネガが、この先も増えて行くんだろうなあと思う。

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