2005年02月28日

葬式

 昨日、祖母の弟が亡くなったので、今晩、お通夜に出席した。僕の町が30年程前に水害に遭った時に、原告団長として長い歳月をかけて国と争い、最高裁までいったけど、結局、敗訴してしまった。総理大臣に直接文句を言ってやったとか、僕の家を訪問する度に、何度も聞かせてくれた。なかなか、いい人生だったのではないだろうか。死に顔も、いい顔をしていた。多分、やりたいことは済ませてしまった人の死に顔なんだろう。

 僕は、あんな死に顔をする事が出来るのだろうか?仮に80歳まで生きられたとしても、振り返ってみれば人生なんて、一瞬の出来事だったと感じると思う。もし、死ぬ間際に、長い一生だったと思ったとしたら、それはなんて不幸な事だろうか。

 今月、祖母は89歳になった。通夜の席で、

「兄弟姉妹は、みんな死んで、とうとう私だけになってしまった。。」

と言っていたが、あまり悲しそうな顔には見えなかった。それくらいの年になると、覚悟みたいなものがあるのだろうか?

 (おばあちゃん、ごめん。いつも習太郎に会いたいって言ってるのに、もう3ヶ月も会わせてやる事が出来ていない。もっと長生きしてください。)

2005年02月23日

不肖・宮嶋

 また、不肖・宮嶋の文庫本を買ってしまいました。この人の写真が好きというよりは、この人に興味があります。彼のように、肝っ玉が太い人はとても羨ましいです。どうしたら、あんなふうな人格になることが出来たんだろう。しかし、彼の本を読んでいると、あまり興味がなかった、世界各地の紛争の事が良く分かります。

 「写真」という窓を通して、本を読んだりカメラの研究をしたりすると、世界情勢や歴史について、勉強になることがあります。特に、東側諸国のカメラを研究していると、何でツアイス・イエナなんていう会社が存在したのかとか、大戦終了後のソビエトカメラがなぜ優秀だったか、その当時の政情を嫌でも知る事になります。

2005年02月21日

TLR

 日曜日に、フレクサレットとローライを使ってみました。結論から言うとやはりローライの方が、使いやすいです。その理由は、ファインダーが明るく隅々まで見えることと、操作系が、ウエストレベルで構えて、カメラを見下ろした時に、絞り等の指標が見やすいからです。フレクサレットは川沿いの公園で、ローライは街で使いました。街と言っても、近所なので、都会ではありませんが。。

 ローライを提げて街を歩いてみました。すると、ファインダーだけ見ていれば、何とか街を歩く事が出来ます。つまり、下を向いたまま、歩く事が出来るんです。RFやSLRだと、ずっとファインダーを覗いて歩く事は、至難の業です。
(しかし、普通はそんな歩き方はしないけど。。)

 昭和初期から営業してそうな古い床屋さんの前に、猫が座っていたので、じっくりフレーミングして撮影しました。その時、

「おおー。さすが二眼レフ、ウエストレベルなので、猫ですら僕が写真を撮っていると気が付いていない。これなら、誰にも気が付かれずに、街を撮ることが出来るぞ。しめしめ。。。」

と思いつつ、写真を撮って、頭を上げたら、

「もう、通ってもいいですか?」

と、自転車の通行人に言われ、背後から床屋のおばちゃんに、

「いい写真撮れた?この猫、よく来るんだよね。」

と、声をかけられしまいました。
あまりにも、自分の世界に浸っていたため、周囲が全然見えていませんでした。
写真撮ってることは、すっかりばれていました。

ちょこちょこと1時間くらい使って、思ったのですが、TLRは、別物だということです。
SLRからRFに切り替えるのに、僕はかなり苦労しました。しかし、切り替えたら写真が変りました。SLRとRFでは、使い方がまるで違います。おそらく、TLRに馴れると写真も変るんだろうなあと思いました。しかし、馴れるには、ある程度の期間、TLRばかりを使わないといけないような気がします。

いつか、ローライコードの5型あたりを買おうかなって思いました。

2005年02月18日

ニューマミヤ6の50mm

 世間で評判の、ニューマミヤ6の50mmですが、安く入手出来そうです。路地男さんに、教えていただいた店に早速電話をしたら、まだ売り切れていませんでした。タッチの差でゲット出来ました。ニューマミヤ6を買ったのは、一年半くらい前なのですが、その時からこの50mmは気になっておりました。しかし、あまりにも品薄で、しかもプレミアム価格としか言えないような値が付いていたりするので、買うのに躊躇しておりました。ヤフオクを見ていても、5万円以下で買える事なんてまずありません。今回は、送料を少し値引きしてもらえて、税込み4万円で買うことが出来ました。こんなに安く買えてラッキーです。このままヤフオクに出せば、おそらく、1万円は儲かるでしょう(笑)  
(出すわけがないけど)

 M6TTLには、12月からずっとTMAX3200が入ったままになっております。M6TTLのスペックでは、このフィルムで昼間撮影するのは難しいので、ずっとそのままにしてあったのですが、長期間、カメラを動かさないと調子が悪くなると困るので、途中でフィルムを巻き戻しました。そのフィルムは保管しておいて、また次回、続きから撮影しようと思っています。

 せっかく、週末に撮影しようと思っていたのに、天気が悪そうです。借り物なので、雨の中で使うわけにもいかず、どうしたもんかと思っております。晴れろとは言わないけど、せめて雨は降らないで欲しいなあ。

2005年02月08日

サヨナライツカ

 幻冬舎文庫 「サヨナライツカ」 辻仁成 著

すえさんご推薦の本を読み終わりました。

辻仁成の作品は、これで5冊目ですけど、ちゃんと最後まで読めてしまうところがすごいです。おもしろそうだと思って読み始めても、途中でつまらなくなって、最後まで読めない小説もありますからね。

これはしかし、苦しい人生なのか幸福な人生なのか、僕には分かりません。

人生のある期間、とても幸福な時間を過ごす事が出来た人っていうのは、多分、幸せなんでしょう。幸福の内容は、素晴らしい恋愛をしたことでもいいし、趣味の分野で成功を収めた事でも何でもいいです。

しかし、この本に書いてあったように、永遠に続く不幸がない代わりに永遠の幸福というのもありえないのは事実だと思います。幸福な時期が、自分の前を通り過ぎてしまった人というのは、ある意味幸せを失った状態とも言えます。後は、その記憶を自分の気持ちの中でいかに処理していくのかという問題が残るだけです。気持ちの整理なんて、そんな簡単には出来ないものです。事柄によっては、一生かかっても処理しきれない気持ちというのも存在します。年をとっていくと、そういう事が増える事はあっても減る事はありません。


最近、写真活動の方がちょっと調子が出てきたなあと思うのも束の間で、仕事が忙しい時期に入りつつあります。なかなかうまくは、いきませんね。

なんか、喉痛いなあ。また、風邪ひいたかな。。

2005年02月03日

金属カメラ

 テレビドラマで「青春の門」が放映されるらしい。過去に映画もあったけど、僕は見ていない。でも、小説は10年位前に全巻読破した。五木寛之で読んだことがあるのは、この小説くらいだ。エッセイも読んだことがあるけど、なんか気取った感じで好きにはなれなかった。テレビドラマの「青春の門」は、僕がイメージする「青春の門」とは、多分、違うんだろうなって思う。アパートにテレビがないので、見ることはないと思うけど。

 昔の機械式カメラって、素敵なデザインのものがとても多いと思う。(中には、チョーかっちょ悪いのもあるけど。)それらの完成されたデザインというのは、数十年経た現在でも、消費されずに、凛として存在している。

 ところが、カメラボディに樹脂やマグネシウム等で成型されたボディは、美しくないと僕は個人的に思っている。僕個人にとって、「美」という言葉の中には、「永続」「完結」「簡素」というものが含まれている。金属製機械式カメラの対極にあるのが、デジカメである。製品寿命が短く、PCや周辺機器に依存する存在であり、とても複雑な機械である。そして、そのデザインは、数年で消費されつくしてしまう。もともと、製品としての寿命が短いので、デザインもその程度の寿命で十分なんだろうけどね。

2005年02月02日

ペンタコン6とかハッセルとか

久しぶりに、雪かきをしなければならないくらい雪が降り積もりました。車の上に、びっしりと雪が積もっていたので、車に乗り込むまでが大変でした。
 日記やBBSに、中判一眼レフやウエストレベルファインダーは、どうも苦手だといつも書いていますが、嫌いなわけではないんです。特に、手持ちの場合、僕にとっては馴れていないこともあって、使い辛いんです。しかし、三脚に固定して、風景を撮るような使い方であれば、問題ないかもしれません。そういった被写体の場合は、レンズ交換の出来る一眼レフがいいでしょうね。ハッセルブラッドのような。

 しかし、ハッセルブラッドは、とても高価です。500CMの基本セットと80ミリだけなら、中古で買えない事はないんですけど、それだったら、Newマミヤ6を使っていた方が良いです。ハッセル用の交換レンズはとても高価ですから、おいそれと買えません。それにそもそも、そんなに頻繁に、風景なんて撮らないし。

 風景写真って、過酷な条件での撮影が多いですよね。この前の日曜日も、雪が降る中の撮影で、カメラがビショビショになってしまいました。RFのカメラならまだしも、ウエストレベルファインダーのカメラに雪が降り注いで、ビショビショになったら、かなりショックですよね。掃除が大変そうですから。そんな条件で、ハッセルのような超高級機を使うなんて、怖くてとても出来ません。

 はい。そこで、ペンタコン6の登場となるわけです。このくらいの価格のカメラなら、割り切って使うことが出来ます。

 っていう考え方を今までに何度もしてきましたが、未だにペンタコン6は買っていません。このカメラを使っている知り合い(ネット含む)がいないので、どんなカメラかイマイチ不明なんです。ドイツ製とは言え、共産圏のカメラなんで、ちゃんと動くのかどうか怪しいですしね。

 それに、もう一つ重大な問題があります。それは、ペンタコン6は、ハッセルブラッドではないということです。これは、僕の精神構造に影響するのですが、

「あー、これがハッセルブラッドだったら、いい写真が撮れたのになあ。」

等と、ひがみ根性が出てしまうかもしれないということです。この辺は、ほんとに修行が足りません。そんなわけで、どうもロシア製とかのカメラもちょっとなあっていう気がするんです。だから6×6のキエフも買いません。ペンタコン6は、東ドイツ製とは言え、ツアイスのレンズを使うので、まあ、いいかなあと思ったりするわけです。

 ここ数ヶ月で、やっとカメラをリストラして、すっきりしたと思っているのに、また他のカメラが気になっているなんて、仕方がないですよね。