2005年03月25日

 もしかしたら、僕の場合、カメラが次々に欲しくなるのは、カメラそのものが目的じゃなくって、別のところにあるのかもしれない。それに、実のところ、持っているカメラをフル稼動させる事が出来るような時間を確保する事はとうてい無理である。それなのに、何で欲しいという気持ちになるのか?

 習太郎は、ミニカーで遊ぶのがとても好きだ。いつも部屋の中で、数台のミニカーを手で転がしている。まだ、ろくに言葉も話せない年齢なので、定かではないのだが、彼はもしかしたら、単純にミニカーを部屋の床上で転がしているのではなく、心の中では、どこかとても気持ちの良いまっすぐな大地を走る車を想像しているのかもしれない。

 僕にとってのカメラや暗室用品も、そんなところがある。気に入ったカメラを眺めていると、そのカメラの向こう側に、とても素敵な風景を想像する事があるのだ。なかなか時間がなくて、写真を撮りに行けなくても、そういう気持ちになる事が出来るのだ。これは、精神衛生上、とても良い。

 様々な理由で、旅行に行けない時に、外国の風景の写真を見て旅行気分を味わっているのと同じかもしれない。僕の場合、少なくともカメラが増えてしまう理由は、そんなところだ。
(そうは言っても、最近はかなり減らしたし、欲しいと思っても買う事はあまりないけどね。)

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