2006年11月29日

シートフィルムの新しい現像方法(8×10も可かも)

 一年以上の長期に渡り、どうもうまくいかないシートフィルムの現像方法ですが、新しい方法を考えて、先ほどテストも完了しました。この手法を使えば、かなり低コストで、4×5はおろか8×10でも11×14でもネガ現像が可能かと思われます。(ここで、ピクッときた人もいるでしょう。)

 ただし、全暗の環境下が必要です。でも、皿現像をしようっていうわけではありません。あんな方法は願い下げです。

 必要な道具
    雨どい用の塩化ビニール管
    薬液を浸す容器(バケツ等)

たったこれだけです。塩ビ管は、30センチくらいの長さに切断します。これを、フィルムハンガーとして使用します。(ここまではtokyo-photo.netで、開発済み。)
ここからが、新方式です。その塩ビ管を、現像したいフィルムの枚数と同じ本数を用意します。もし、8×10を現像したければ、口径の太い塩ビ管を用意します。

液温調整し、かつ、現像中に液温が変化しないように部屋の温度調整をします。全暗状態で、塩ビ管にフィルムを丸めて装填します。4本の塩ビ管を使うと仮定して、それを輪ゴムでくっつけます。

タイマーを作動させるのと同時に、現像液に放り込みます。攪拌は、塩ビ管を上下運動させます。この攪拌方法で、現像ムラは発生しませんでした。(1枚テスト現像しただけですが。)

現像後、水停止、定着とそれぞれの薬液が入った容器に塩ビ管を浸しますが、定着は、1分くらい浸したら塩ビ管からフィルムを取り出し、皿定着します。


とまあ、こんな感じです。


今までの方法だと、ハンガーやタンクは、材質の割りには不当なくらい高価ですし、薬液を注入するのに時間がかかると、その間に現像ムラが発生しかねません。この方法だと、その辺は全てクリアしています。

現像液をたくさん使うのですが、コスト的なことも、その時に書いてみたいと思います。

とりあえず、テストしてみてうまくはいったのですが、これから本格運用に入ったら、写真付で報告します。


うまくいったら、ジャパ○ットで販売してもらおうかな。ボソ。

2006年11月28日

カコイイカメラ

 これは、主観以外の何者でもないが、僕が持っているカメラの中でカッコイイ順に並べてみようと思う。

1.マミヤC330f 
 若い頃は、TLRは、カッコワルイと思っていたカメラの代表格だった。そして、つい数年前までは、その中でもさらにカッコワルイのが、このマミヤCシリーズだと思っていた。つまりそれだけ個性が強いということだろうか。今では、とてもカッコイイと思っている。

2.タチハラフィルスタンド
 カッコイイというよりは、スゴイと言った方がいいかもしれない。僕がスゴイと思うよりも、周囲の一般人からの注目度はかなり大きい。このカメラを使っている時は、神事を撮影するようなスナップカメラマンのように、うっとうしいという一般人からの視線を受けることはない(って、僕は、もともとそんなもん撮らないので、そんな視線を受けることもないけど)。

3.ニコンニューFM2
 これぞ、僕にとっての「ジ・オリジン」である。カタカナで書くところが、何とも言えないが。。。絞り、シャッターダイヤル等の操作系統は、本来のあるべきところにちゃんと存在しているし、奇をてらったところはどこにもない。

4.ライカM6TTL
 たしかにこのカメラ、ふつうに見たらカッコイイし、使いやすい。でも、ライカの周辺には、「もう勘弁してくれよ」と言いたくなるような観念が、巷に多数存在する。オールドレンズの描写がどうのこうのとか。。。そんなもん、最新のレンズがスッキリクッキリ写って一番いいに決まっているだろ。その辺りがとても格好悪い。だから、ライカで写真を撮っている人を見ても、いいなあとは決して思わない。所詮、35mmだし。

5.ニューマミヤ6
 困ったことに、僕はこのカメラは、カッコワルイと思っているのだ。そもそも、外装にプラスチックを使用しているのが安っぽい。プラスチック使うくらいなら、いっそ木製にして欲しいものだ。でも、このカメラ、道具としてはとても好きである。カッコワルイけど、確かグッドデザイン賞を受賞していたような気がするなあ。

6.コンタックスT2
 AF、自動巻上げなのがイヤ。あjまり良い写真が撮れた試しはない。でもレンズの描写は好き。

7.キヤノンキス3
 とにかく安っぽい。実際に安いカメラなので、仕方がない。「キス」というネーミングもいかがなものだろう。でも、軽いし、単三バッテリーパックと組み合わせると抜群のホールディンで、明るいタムロンの標準ズームと組み合わせると、最高だ。はっきり言って、何でも撮れる。でも、安っぽい。


こうして見ると、僕って、カメラの台数って少ない方かもしれない。
1カテゴリー1台だし。

2006年11月27日

大王崎

20061126.JPG 
土日は、三重県の大王崎へ行ってきました。ここへ行くのは3回目です。青空をバックに白い雲、白亜の灯台というベタな風景を、大判で撮ろうとしたのですが、当日は風がビュービュー吹いてるし、天候は曇りで、一応、撮影はしたものの、当初の想定とは異なるものでした。しかし、この大王崎は、灯台のある風景のみが良いのではありません。

 石工の町でもあるため、あちこちに石畳の道や階段があるし、海辺の潮風にさらされた建物も風情があるし、漁港周辺も散策していて興味が尽きません。

 さてさて、大王崎の町を散策した時のスタイルですが、三脚にタチハラを付けたまま、三脚を縦にして肩に立てかけるように歩きました。しかし、路地の細かい箇所を撮影するのに、タチハラでは対処出来ない場合が多いので、50mmを付けたニューマミヤ6をたすき掛けにして、ウエストバッグには、レリーズやルーペ等の小物を入れ、大判用の交換レンズやフィルムホルダーは、リュックサックに入れて背負うという出で立ちでした。かなりの重装備ですけど、このスタイルでかなりの距離を歩くことが可能です。

 天候が優れなかったせいか、観光客はほとんどいないし、絵描きの町と呼ばれるこの町ですが、絵を描いている人は一人もいませんでした。

 宿泊した宿は、大王崎ではなく相差(おうさつ)の民宿でした。ここは海女さんの民宿が多く、伊勢海老やアワビ等の料理が味わえます。僕が泊まった宿には、貸切露天風呂があったので入ってみたのですが、お湯があまりにも生ぬるく風はビュービュー吹いているので寒くて我慢できなくなり、暑いシャワーでも浴びようと思ったら水しか出ず、かなり寒い思いをして、また浴衣を着て、急いで室内の風呂に入りました。

 翌日は、相差を散策し、帰りに津の阿漕ヶ浦を散策しました。ここでは、灯台をバックに浜辺のユリカモメを撮っていたのですが、振り向いた時に肩がロールフィルムフォルダーに触れてしまい、一瞬パコッと
カメラからロールフィルムホルダーが外れ、感光させてしまいました。これは、ついてないです。どれくらいの被害が出たのか、現像してみないと分からないですけどね。
 

2006年11月24日

行った者勝ちの写真

 写真展会場で写真を見ていると、次のような会話を耳に挟むことがある。

「こんないい場所に行けば、良い写真が撮れて当たり前だよねえ。」

それから、

「あんな高価な機材を使うことが出来れば、良い写真が撮れるさ。」

 これって、どうなんだろう?

 行った者勝ちの写真なんてあるのだろうか?もしそう思うなら、その場所に、発言者の当人が行く努力をすればいい。そこまで辿り着くのも努力のうちだと思う。
 使っている機材にしてもそうだ。そりゃあ、財布の中身は、人によって違うだろう。僕も高収入とはとても言えない身分だ。人間なんて不平等な存在なので、そんな事を嘆いても仕方がない。それでも、その場所に行って写真が撮りたければ、その努力をするべきだし、機材が欲しけりゃ買う努力をするまでだ。

 しかし、僕には、その両方の条件を満たしても良い写真を撮れるとは限らないと思うし、それらの条件を満たさなくっても、良い写真は撮れると思う。
 「良い写真」が何かってことは、未だに明確な結論を出せずにいるのであるが。
 
 

大王崎

 明日と明後日は、三重県の大王崎へ友人と撮影に出かけます。宿泊は、相差にある海女さんの民宿で海の幸を味わってきます。相差の民宿は、どこも繁盛しているらしく、土日の予約を入れるのに苦労しました。

 さてさて、問題は機材を何にするかということですが、大判は一式持って行きます。しかし、小雨が降ったり、強風だったりすると、大判は無理なので、別のカメラを使わないといけません。その時のカメラをどうするかということです。

 マミヤC330fを持って行きたいところですが、広角レンズがないので、路地の写真を撮ろうと思うとちょっと厳しいです。今回は、ニューマミヤ6かなあって思っています。

 忘れ物がないように、しっかりと荷物の確認をしなければ!

2006年11月21日

三脚ケース

 僕は、プロ500DXの三脚ケースは、未だに持っていない。三脚ケースは、電車なんかに乗るときは必需品だと思う。三脚を保護するためではなく、周囲の人に害を及ぼさないためである。しかし、三脚を持って電車に乗った試しは今のところなくって、いつも車での移動である。これは、逆説的であるが、三脚ケースがないから、車で移動しているのかもしれない。

 三脚ケースが好きか嫌いかと言えば、大嫌いと言ってもいいくらいである。そもそも、三脚を使うだけでも面倒なのに、三脚をケースから取り出したり収納したりというアクションが加わるし、撮影中の三脚ケースの置き場所にも困る。

 そもそも、大判で撮影しようとしたら、そこで露店の開店準備をする行為に等しい。(客には来てもらいたくないが。。)三脚の周囲にバッグを置いたり、ものを置いたりしなきゃならないからである。そこに、大きな三脚ケースが加わると、それだけでうっとうしいのだ。

 三脚を使うのは、面倒くさい。しかし、使える状況では絶対と言っていいほど、使った方がいいのだ。僕が、三脚ケースを買ってしまうと、三脚ケースから取り出すのが面倒で、まあ、いいや撮らなくても。ってことになりかねないのだ。

2006年11月20日

最適な三脚

 最適な三脚を選んで購入すると言うのは、とても難しい。使用する時は、重いほうが良いけど持ち運ぶことを考えると軽いほうが良い。カーボン三脚というものがあるが、僕はどうもこれは使う気がしない。高価であることもさることながら、金属製三脚に比べると、弱そうな気がするのだ。それに、軽量なだけに風の影響を受けてしまうような気もする。

 僕が、頻繁に使用しているのはスリックのプロ500DXを使っているけど、これは持ち歩くのに何とか我慢できる重さなんだけど、使用時の安定性もぎりぎりだったりするのである。欲を言えば、ハスキーの4段三脚くらいが望ましいのである。

 解決策として、ストーンバッグを使うと言う方法があるが、ストーンバッグを持ち歩かなくてはいけないし、そもそも適度な重量の石が、撮影現場に都合よく転がっているはずもない。そこで考えたのだが、背中に背負っている重いバックパックを錘にすることが出来れば、最高だ。形状からして最適な位置にぶら下げることが出来るかどうか分からないが検討してみようと思う。

2006年11月18日

フレーミング・トリミング

 アンセルアダムスの「The Print」を折りを見て、あちこち読み進めている。それにしても、和訳の仕方が下手くそというか、この本の日本語は非常に分かりにくい。この本の中に、次のような記述がある。

「理想的には最初の想定は画像の各部分の最終的な比率と、望む縁取りとを含んでいなければならない。しかし、自然の題材はかなり複雑で不規則であり、私たちがそれを避けようと、いかに注意をはらおうとしても、小さな部分が縁に干渉して視覚的な注意を散漫にさせるだろう。ビューカメラでは、こうした細部の処理は比較的たやすいが、ロールフィルムカメラではそれらに気付くことはまったく困難であり、ハンドカメラの使用ではさらに困難となる。」

 つまり、分かりやすく言えば、フレーミングはビューカメラがし易く、フォーマットが小さいカメラを使うほどそれは難しくなる。と言ったことだろう。

 それは、最近かなり実感している。初めてビューカメラのピントグラスを見た時は、逆像にかなりとまどったが、しばらくするとそんな事は慣れてしまう。目視できる画像面積が広く、ピントグラスに格子線が引かれているため、緻密に作画することが可能である。しかも、ハンドカメラのように、いくら水平を取る努力をしても、手持ちでは、完璧にそれを実行するのは、不可能と言える。

 しかし、ここである種の矛盾が生じる。フォーマットが大きければ、多少のトリミングは画質には何ら影響することはないが、35mmでトリミングするのは、かなり影響が大きい。しかし、トリミングする機会が多いのは、35mmが圧倒的に多い。

 このことを、もう少し考えてみよう。アンセルアダムスは、フォーマットの大小で、フレーミングのしやすさが決まると言っているが、カメラの構造にもそれは異存すると思う。RF、SLR(プリズムファインダー)を手持ちで撮影するのであれば、35mmでもブローニーでも、それは同様だと思う。TLRや、ハッセルブラッドのようなウエストレベルファインダーであれば、全体を見渡すのが容易であるため、作画し易いといえる。三脚に据えれば、さらに作画はし易くなるであろう。

 アンセルアダムスは、ノートリミングには拘らない人だ。しかし、彼の場合は、撮影後の救済措置としてトリミングするわけではない。ビューファインダー上で撮影時にトリミングしてしまうのである。8×10フォーマットで撮影しても、理想的なアスペクト比率が、6×7であれば、撮影時にそのようにしてしまうのだ。こういったことは、小フォーマットになるほど、実行は困難になる。

 僕は、残念ながら、まだまだそこまでは自由な撮影者ではない。4×5なら4対5、6×9であれば6対9でフレーミングしてしまうのである。つまり、指標がなくては、フレーミング出来ないのだ。自由な比率で、切り出すことが出来る視点を持つことが出来たら、世界は変わるかもしれない。35mmばかり使っていると、2対3の呪縛から解き放たれることはない。

2006年11月16日

熊が怖い

 それにしても、今年は、熊が頻繁に出過ぎる。山から遠い場所に住んでいるのに、いつもの通勤途上の河川敷でも、熊が発見されたりするし。。

 山へ、渓谷とか紅葉とかダム湖なんかの写真を撮りに行きたいけど、熊が怖い。写真を撮っていたら、ある日、森の中で、熊さんと出会ってしまうのだろうか?

 

マミヤC330f修理完了

 やっと、マミヤC330fが、モルト張替えの修理から帰ってきました。これで本格的な運用がやと出来ます。今まで数本撮影しただけですが、レンズの描写も満足がいくものです。

 写真家サイトのリンクページを作成中です。海外には、日本ではあまり知られていないような写真家もたくさんいますね。それらの中から自分にも共感出来るような写真に出会いたいです。

2006年11月15日

アンセルアダムスが言ったこと。

 今更、こんなこと気が付くのは遅すぎるけど、これまで培ってきたスナップ写真での、撮影からプリントまでのプロセスを、風景写真にも踏襲しようとしていたのが間違いであった。

 風景写真はスナップ写真よりも、コントラストを上げた方が良い。風景写真においては、晴れの日と曇りの日では、現像条件を変えることは必須だと思われる。まあ、スナップでも天候の違いで現像条件を変えた方がいいのだろうけど、僕はそこまでのレベルに到達していなかったし、一つのロールの中に、晴れの日と曇りの日が存在するので、それは難しかったということもある。(ただの言い訳か。。)

 風景写真を撮るときは、35mmを使うということはなさそうなので、仮にロールフィルムを使うとしても、出来るだけその日のうちに撮りきるようにしたい。6×9であれば、1ロール8枚なので、それほど難しいわけではないだろう。

 そのためには、テストをしなくてはならない。それぞれのフィルムを減感した時の現像データはあるが、ISO感度で撮影した時のデータがまるでないのだ。まずは、ISO感度で撮影し、勘で現像時間を決め、その条件での再現階調幅を調べよう。その結果により、感度か現像時間を調整しようと思う。

 現段階では、プレストもアクロスも11EV分の再現幅を有しているが、ISO感度で撮影した場合は、9EVくらいになってしまうかもしれない。しかし、曇天での風景は、輝度差が縮まるので、これで充分だ。

 また、しばらくテストに時間を割かなくてはならない。


 暗室作業っていうのは、続けていくうちに手先が器用になって、自然に上達していくようなものではない。感覚で、うまくいくようなものでもない。テストの繰り返しが、重要なのだ。

 アンセルアダムスは、こう言ったそうだ。

「チャンスは、準備良き者に訪れる。」と。

2006年11月14日

暗室用品売り場での出来事

 昨夜、紅茶を飲みながら、Agガードでバライタ印画紙を処理していた。Agガードの溶液に印画紙が浸るのを待っている時に、無意識にAgガードが入っていたメスカップを口に運んで、唇に付けた時に、我に返った。人は、何でこんな突拍子もない行動してしまうのだろうか?

 アクロス(135)の現像をしてみた。先週もアクロスを現像したのが、しばらくこのフィルムは使っていなかったので、現像データを忘れてしまっていた。確か、6分か9分、どちらかだったという記憶があった。僕のアクロスの印象は、現像時間が長くかかるフィルムというものだったので、9分で現像したら、真っ黒になった。正解は6分だったのだ。そんなわけで、今回は6分で現像した。これで、アクロスを使うことが出来る環境は整った。

 土曜日に、名古屋の量販店の暗室コーナーで、学生らしき二人が、印画紙や現像液や定着液を買い物かごに入れていた。買い物かごに、フジフィックス(スーパーではない)を入れていたので、我慢できずに、つい、非硬膜の方がいいと思うけどねえ。等と、言ってしまった。印画紙とかのデータシートって見たことあるの?ないなら、見たほうがいいよ。何でフジフィックを買おうとしたの?え!?先生の指示?へー。そういうふうなんだ。余計なこと言っちゃったね。

 という感じであった。しかし、何で今時フジフィックを指定するんだろう。もしかして、昔からずっと使い続けているからかな。彼らはありがとうって言っていたけど、もしかしたら、迷惑したかもしれないなあ。

2006年11月13日

アンセルアダムスとブレッソン

 図書館で、アンセルアダムスの「The Print」の日本語翻訳版を借りた。市町合併前の人口が5000人を下回る小さな町の小さな公営図書館に、何でこんな蔵書があるのだろうか?この5000人の中に、暗室関連の本を求めていた人がいたのだろうか?

 それはさておき、まだ途中までしか読んでいないけど、この本はなかなか興味深い。単なるプリント作業の手引書というよりは、アンセルアダムスの作品が出来た裏側を見ることが出来るのである。

「The Negative」 「The Print」 「The Camera」

 このアンセルアダムスの3冊は、英語版では販売されているけど、日本語翻訳版は絶版になっているので、図書館に頼んで買ってもらうというわけにはいかない。安く買える機会があったら、古本で買おうかと思って、アマゾンを見たら、かなり高い値が付いている。もうちょっと、悩んでみよう。


 アンセルアダムスとブレッソンは、同時代に生きた写真家だが、ブレッソンはアンセルアダムスに対して批判的な意見を言っていたみたいだ。

「こんな戦時下において、風景写真なんか撮って!」

等といったふうにである。僕は、この二人はわりと好きな写真家なので、どちらの肩を持つとかってわけではないけど、それは、この二人が置かれた状況に差があるからではないだろうか?ブレッソンは戦場になった、ヨーロッパで、ナチの収容所に入れられ、脱走をしているという過去を持つので、戦場が身近な場所にあったわけだが、アンセルアダムスは、アメリカにいたので、アメリカ本国が戦場になったわけではないし、彼の作風から鑑みても、風景写真を中心を活動していたのだろう。もっとも、アンセルアダムスの撮影対象全てが風景写真であったわけではないのだが。

 ブレッソンは、自分で暗室作業をしていなかった。あくまでも、撮影者であるが、アンセルアダムスは、撮影からプリントまで、一貫して自身の手で制作している。そう言えば、アンセルアダムスのプリントに、サインが入るのは分かるけど、ブレッソンのプリントって自分でやったわけではないのに、ちゃんとブレッソンのサインがあったりするけど、これも、それぞれってことなんだろうなあ。

ビックカメラで通販

 ビックカメラの通販で、フジの無水亜硫酸ソーダ(500g)を10個と、Agガードを買った。フジは、2007年3月で、単薬の販売を中止するので、今のうちに買い溜めしておこうと思ったからである。無水亜硫酸ソーダが、5Kgあれば、シュテックラー氏2浴式現像液を66リットル作ることが出来る。フィルムを無駄なく現像すれば、660本、現像出来る計算になる。これだけ備蓄しておけば、核の冬が来ても、地下に潜って、暗室活動を楽しむ事が出来るのだ。(意味不明)

 それから、Agガードであるが、「Ag」すなわち「銀」である。銀画像を保護するって、安直なネーミングである。フジは、そのほかにも「ドライウェル」とか「QW」とかそのままのネーミングの薬品が多い。

 まあ、それはいいとして、バライタは、今まで水洗してフラットニングしたら、そのまま保管していたけど、やはり、何らかの保護処理はしておいた方がいいと思い、Agガードを使用してみることにした。

 アーカイバル処理をする。

とは、敢えてここでは言わない。そもそもこのアーバイバル処理という言葉は、もっともらしく聞こえるが、アーカイバル処理というのは、やはり硫化調色とか金化調色等の調色されたものであると考えている。プリント見て、調色されたものであれば、定着・水洗処理が、完全に行われているということは、一目瞭然であるが、調色されていないと、それが不明である。印画紙の残存ハイポの検査をして、Agガードで処理してやれば、アーカイバル処理と言えるだろうが、それは、プリントした本人にしか分からないアーカイバル処理である。ただ単にAgガードで処理しただけでは、アーカイバルと言っては、だめなのである。

 僕のプリントは、残存ハイポの検査まではしていないので、アーカイバル処理とは自分では言わないが、3年前のバライタプリントが、変色していないので、おそらく定着・水洗処理はうまくいっているものと推測される。だから、さらに保存性を高めるために、Agガードで処理しておこうという作戦である。

 でも、せっかくフラットニングまでしたプリントを、また水洗して、Agガードで処理して乾燥させて、フラットニングさせるのは、大変だ。1ケ月くらいは、かかっちゃうかも。


 
 

2006年11月11日

晴れた気持ちの良い日

LEICA M6TTL(×0.72) SUMMICRON-M 50mm F2.0 MARUMI YA2
PRESTO400(EI200) シュテックラー氏二浴式現像液 アグファ マルチコントラスト D72

撮影地:琵琶湖 知内浜 マキノプリンスホテル


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2006年11月09日

フィルム装填

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  シートフィルムをカットフィルムホルダーに装填するのと、35mmフィルムをフィルムローダーに装填する作業をした。毎回、かなり気を使う作業だ。ちゃんと、フィルムに傷を付けずに装填出来たかいつも不安になる。

 それにしても、プレスト400の100ftフィルムが生産中止になるのは、痛いなあ。3月までに2缶くらいは、買い溜めしておいて(2缶で買い溜めとは言わないかもしれないけど)、その後はトライXの100ftに切り替えようと思う。

 シートフィルムのトライX320も、昨年までは50枚入りが5000円ちょっとで買えたのに、今は7200円くらいする。この値上げの仕方は、ちょっとえげつない。海外から旧共産圏諸国から輸入すれば、安いシートフィルムっていうのもあるけど、それはもうEfkeで懲りた。使ってみたいとすれば、イルフォードのHP5+くらいになる。まだ、手元に在庫はあるからいいんだけど、半年後くらいに、次回買うフィルムをよく検討しないといけない。

2006年11月08日

フィルムスピード

 息子を撮影したシートフィルム8枚を現像してみた。全部のカットで被写体ブレが発生している。じっとしていない子供撮るような場合には、明らかにフィルムスピードが不足している。これが、曇りや夕方といった条件ならともかく晴れた日の日中の撮影で、ぶれてしまっているということは、撮影対象に対して適切な感度で撮影していないと言える。使ったフィルムはトライX320(EI160)である。

 そもそも、ある程度絞って撮らざるを得ない大判写真で、動くものを止めるのにEI160では無理があるのだ。しかし、シートフィルムで超高感度フィルムなんて存在しないし、国内で普通に入手出来るフィルムでは、トライX320が、最も感度が高い。個人的には、イルフォードのデルタ3200のシートフィルムがあったら、おもしろいと思うけど、カットフィルムホルダーに装てんする際なんかに、かぶったりするからそういう商品は、存在しないのだろうな。多分。

 そうなると、トライX320をEI160ではなく、EI400くらいにして撮影しなくてはならない。しかし、また現像データを集めなくてはならないのだ。これが面倒くさい。僕が使用しているシュテックラー氏二浴式現像液で、EI160ならA液を20度6分で処理しているけど、これをEI400にしたら、おそらく、8分30秒か9分くらいの現像時間になると思われる。まずは、この二種類の現像時間でテストしてみよう。

 それから、国内では販売されていないけど、イルフォードHP5+のシートフィルムを使うという手もある。案外、こちらの方が、すんなりいくのかもしれない。海外からの送料を考えても、HP5+の方が、トライX320よりも、若干割安だし。

2006年11月07日

シャインフリュークの法則

 大判カメラで湖に浮かぶ島を撮影するような場合があったとする。その際、手前から奥までピントを合わせるのにティルトというアオリを使う。ティルトにはレンズ部を傾けるフロントティルトと、フィルム面を傾けるバックティルトがある。フレーミンした後で、フロントティルトを使うと、当然レンズは下を向いてしまうので、フレーミングを、やり直さなくてはならなし。しかし、バックティルトだと、レンズの向きは変らないので、フレーミングはそのままで良いが、バックティルトだと、被写体の形が変化する特性を持つ。

 形が変ると言っても、湖に浮かぶ島を撮るという条件で使用するティルトのアオリ量なら、ほとんど無視してもいいだろう。垂直にそびえる煙突を撮るような条件なら、考え物であるが。

 ティルトで、ピントを合わせる方法は前述のとおりであるが、実は昨晩まで大きな勘違いをしていた。フレーミングを変えずに、ピント合わせが出来るバックティルトだが、これは、フロントティルトと逆方向に傾けなくてはならないのである。
 なぜなら、ピントグラス上では、上下逆に投影されるからである。今まで、バック部を前方に倒して、ピントを合わせようとしていたけど、全然ピントが合わなかった。

「このカメラ、おかしい。壊れてる。。まあいいや。フロントティルトでピント合わせれば。」

と、ずっと思っていた。しかし、壊れているはずもなく、傾ける方向が逆で、バック部上部を後方に倒さないといけないのであった。これは、シャインフリュークの法則を理解していれば、すぐに解決出来る問題だ。

 理屈を知らずに、ただ闇雲にやるのは、遠回りであることの良い一例だ。次回の撮影が楽しみである。

シートフィルム実用化の目処

 今までトラックバックって、どうやればいいんだろうと思ってたけど、やり方が分かって、一安心。

 efkeのシートフィルムを現像してみた。今回は、メーカー指定の硬膜処理はせずに、アルカリ定着剤を使用したけど、特に傷付くこともなく問題なく現像を終えることが出来た。それにしてもこのefkeのPL100Mってフィルムは、現像にやたら時間をかけてやらないと、像が出てこない。そのくせ、定着処理は驚くほど短時間で抜けてしまう。

 今回もシートフィルムの現像を、ムラとか傷を付ける事なく、終えることが出来た。そろそろ現像の練習の段階を終えて、作品作りに突入していい頃だ。

 なんとなく、 タチハラ4×5(2)が気になる。バックにギアが付いているので、フィルム面を動かすことでピント合わせすることが出来るし、水準器とホットシューがついているのがいいなあ。いつか、買い換えるかも。

2006年11月06日

写真集って。。

 昼休みに図書館まで行ったら、休館日だった。まったくついてない。。
自宅の本棚に、小学館の「西洋絵画名作101選」という本があったので、見てみた。お馴染みの絵が何点か載っている。絵画は構図のとても良い勉強になるのだ。写真に比べて自由度が高いので、計算通りの構図で描いてある。ミレーの「落穂拾い」なんていうのは、写真でもよく使われる「対比」で描かれている。秋の収穫にありついている比較的裕福な農民を背景に、極貧層の農民が落穂を拾うのである。時代や場所が変わっても、人の表現方法には何ら変わることはなく、日本の都会においても、そのような意図で撮られた写真をたまに見かける。

 おっと。絵画の話をしたいわけではなかった。写真集についてである。このような絵画の画集は、もちろん作品そのものではない。写真集もしかりだと僕は考えている。作品は、ギャラリーの壁に存在するものであって、本の中に印刷物として存在するものではない。

 絵画を志す人たちは、「目標は画集を出版することです。」等と言う人はきっといないだろう。しかし、写真を志す人の中には、写真集を作る事を目的とする人がいる。ちょっと違うんじゃないのかなって僕は思う。写真集はあくまでも、アウトラインでしかない。

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2006年11月05日

アンセルアダムスとマイケルケンナ

 県立図書館でアンセルアダムスの「クラシックイメージ」とマイケルケンナの「Le Notre's Garden」を借りた。

 アンセルアダムスの「クラシックイメージ」は、実は何度も借りている。やっぱり、アンセルアダムスはすごいなあって思う。何がすごいかって、ふつうにキレイをここまで出来るのは、やっぱりすごい。この本はそんなに高くないので、何回も借りているくらいなら買えばいいんだろうけど、写真集は出来るだけ買わない主義なので買わない。所詮印刷物だっていうのがあるから。でも、一冊くらいはアンセルアダムスの写真集を手元に置いておいてもいいかなあって思ったりもするけど。。

 マイケルケンナも好きなんだけどねえ。これは、フランスの庭園を撮影した写真集。庭園を撮ってもやっぱりMK風味だね。これも、良かった。まさかこんな写真集が置いてあるとは思わなかったので、ラッキーだった。

 県立図書館にはいろいろ写真集が置いてあるけど、アラー○ーはどうも苦手なので手が伸びない。何冊も置いてあるけど。

 もし、神様が(そんなもん信じてないけど)、A・AとM・K、どちらかの才能を授けてやろうって言ったらA・Aの方がいいなあ。かなり迷うけど。

 さっき、蔵書検索したら、市の図書館に、A・Aの「ヨセミテ」と「The Print」(翻訳版)があるのを発見した。「ヨセミテ」は書庫の奥に所蔵されているらしい。今まで開架棚ばかり見ていたので、気が付かなかった。(気付きようがないけど)
 「The Print」(翻訳版)は、分館にあるらしい。ぜひ2冊とも近いうちに借りてみよう。

 

2006年11月04日

最近、こんなんばっかり。。

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 以前、デジカメで撮影した後に息子(3歳)に、こんなふうに写るんだよってモニターを見せてやったら、デジカメを彼の前に見せるたびに、カメラ背面のモニターを見たがり、息子を写真撮影するどころではありません。撮る前から、見せろ、見せろという始末です。撮らなきゃ見れないっていうのに。

 そしてつい最近、大判カメラのスクリーンを見せてやったら、これがまたおもしろいらしく、せっかく息子を大判で撮影しようと思っているのに、この始末です(^^;..

 デジカメの教訓を生かして、大判のスクリーンは見せるんじゃなかった。暗くしないと見れないというのを学習したらしく、しっかり冠布かぶって見てるし。今後の記念写真の撮影はかなり難航しそうです。

大判カメラがある午後のひととき

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 なんてことのない晴れた日の午後です。

2006年11月03日

"The"って。。。

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 昨日、墨のパッケージを見ていて、思った。「ザ ダイソー」って書いてある。僕は、アンセルアダムスの「The Camera」とか「The Negative」っていう本をイメージして(って英語なので読んでないけど)、暗室ブログを「The 暗室」ってタイトルにしたのに、これではまるで、100円ショップみたいだなあ。

 たまには、英和辞典片手に、こんな本でも読んでみるかな。

2006年11月02日

JAPANESE ”SUMI”

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 うまくプリント出来てヤレヤレと思ったら、水洗中に、どこかで擦ったらしく、印画紙の表面を傷付けてしまった。スポッティングで、何とか修復しようと思い、先日100円ショップで購入した硯と墨を使ってみた。最近は、純黒調の印画紙しか使わないので、普通の墨の色調でも充分だ。初めて墨でスポッティングしてみたけど、思ったよりも使いやすい。これは、実用になりそうだ。

 ただし、今回ばかりはだめだった。その理由は、擦った傷が思ったよりも深く、傷に沿って墨が染み込んでしまい、その染み込んだ部分が濃くなってしまうからである。

暗室ブログ「The 暗室」で全面書き直し

暗室記事を全面的に、書き直しています。モノアンで書いた暗室記事の内容とは、一部矛盾点がありますが、気にしないでください。暗室作業は、一度習得してしまえば、ずっと同じ方法で続けていくことが出来るものではありません。探求していくうちに、手法が変わってくるものです。

 書き直すのが面倒だったので、今までは放置していましたが、ブログ形式に替えたことで、やる気になったので、しばらくは頻繁に更新していきます。ブログ形式を取っていますが、日記ではないので、日付等は表示しません。

 大きなサイトだと、通常のWEBページの方が細かいことが出来ていいのですが、僕のサイトの規模だとブログ形式の方が管理し易そうです。

 完全なリニューアルは、やっていても楽しいです♪

2006年11月01日

LPLは親切な会社

 過去、LPLに製品の問い合わせで2回ほどメールをしたことがある。こちらは、それほど急ぎの用件ではないので、メールで問い合わせをしたのであるが、すぐに(即日)電話による連絡があった。いつまで経っても、返事が来ないどこかの薬品メーカーとは大違いである。

 もっとも、親切だったのは、その担当者(2回とも同じ人だった気がする)であって、LPLそのものではないかもしれない。でも、担当者の対応一つで、その会社のイメージが変ってしまうのだ。