2007年12月28日

手持ちカメラ・三脚カメラ

 カメラを手持ちで使うか、三脚に載せて使うかということは、ユーザーと使用カメラの組み合わせで決まる。ほとんどのカメラには三脚穴が付いているので、全てのカメラを三脚と供に使用する事は可能だけど、手持ちで使った方が心地よいと思うカメラもあるのだ。その「心地よさ」は、各人によって異なるので、「このカメラは三脚上で使うべし」ということは一概には言えないのだ。

 僕の場合、135フィルムを使用する場合は、全て手持ちである。ブローニーの場合、RFは手持ちだけど、それ以外は三脚使用だ。4×5は、必ず三脚使用である。

 誤算だったのは、マミヤC330fである。多くの二眼レフがそうであるように、僕はマミヤC300fを購入する前は、手持ちで使うつもりでいた。しかし、その大きさ、重さゆえに、三脚を使用するようになると、そちらの方が使いやすくなってしまったのである。撮影対象も、スナップを撮るつもりだったけど、静物を中心に撮るようになってしまった。

 4×5だと、手持ちで撮る事も出来るらしいけど、僕のタチハラはプレスカメラではないし、撮影対象も、風景や静物という動かないものを撮るので、三脚使用ということになる。スナップは、中判までかなって思っているから。
 

2007年12月26日

植田正治・上田義彦

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 図書館で、植田正治と上田義彦の写真集を借りた。

 植田正治は、人物と静物の2冊を借りたんだけど、借りる人もあまりいないのか、書庫に眠っているものを、蔵書検索して見つけた。この人って、そう言えば二科の会員だったんだなあって思い出した。以前、僕が二科の先生に教えてもらっていた時に、二科の写真集を買ったことがあったんだけど、そこに植田正治の砂丘(もはや定番)の写真が掲載されていたような記憶がある。砂丘の演出写真があまりにも有名だけど、わざとらしいそういう写真よりも、僕はどちらかいうと、多くは掲載されてはいなかったが、人物のスナップ写真の方が好きだ。

 上田義彦は、ダイジェスト版みたいな 「PHOTOGRAPHS」を借りた。 全ての写真家に言えることだけど、一人の写真家で、好きだと思える写真なんてそう多くはない。でも、そう思える写真こそが、とても貴重な出会いなんだと僕は思っていてる。この写真集の中では、野菜やイスの静物写真がいいなあって思った。この人のことだから、この手の撮影対象には、大判カメラを使用しているのだろうけど、とても甘い描写だ。大判で静物写真を撮るとなると、ガチガチに精密に撮ろうと思ってしまいがちなんだが、そんな撮り方はしていない。
 
 上田義彦って、他には「at home」も見たことがあるけどトーンがとても甘いのだ。眠いんじゃないかと思うくらいだ。写真集って、所詮印刷物だから、実際のプリントをどこまで正確に反映しているのかは疑問だけど、それを加味しても、かなり柔らかいトーンだと思う。印画紙の最大濃度なんて、どこにも出てない。
 でも、これって、上田義彦に限ったことではなくって、ハービー山口の写真もそうなんだよねえ。この柔らかいトーンは、いわゆる一般的な締まりのあるシャドー部、冴えのあるハイライトといった、きれいなプリントには、当てはまらないのだけど、それでも、これはこれでいいなあって思うのだ。

 それに対して、植田正治の写真集は、ガチガチのトーンで印刷されている。結局のところ、心地の良いトーンっていうのは、人それぞれなんだろう。撮影対象によっても、それは違うだろうと思う。上田義彦も、風景や建築物はシャープでコントラストの高い写真もあるし。

 そもそも、常にフルトーナルで表現しなきゃならないということもないんだな。ただ、それが眠い写真しか作れない技量しか持たない場合の、言い訳であってはいけないんだけどね。


2007年12月21日

 車と言えば、自動車だ。車といって、自転車やバイクをイメージすることはない。公共交通機関が、ろくに発達していない地方では、自家用車が、移動手段になる。そんなわけで、原油価格の高騰の影響はモロに受けてしまう。家には車が2台あって、僕のトヨタのカリブと、妻が普段乗っているVWのポロだ。

 正直、今後、外車を買いたいかと言われたら、もう、ごめんだ。日常の実用的な足ではなく、趣味の車として乗るなら、古い外車とかが、とてもいいと思う。しかし、毎日の足として考えた場合、燃費や部品代なんかを考えると、不経済極まりない。

 カリブは11年目、ポロは6年目なんだけど、ポロの方が、先にだめになるような気がする。ポロは、大きな事故をしているので、車体はゆがんでるし、エアバッグもないという状態である。燃費もあまり良くないので、軽自動車にでも買い換えようと思った。しかし、よくよく考えてみると、燃費や自動車税がいくら安くっても、車を買い替える方が、よほど高くつくのだ。走行距離が多い人なら、得するかもしれないけど、ちょっと計算してみたら、ランニングコストで買い替えコストの元を取ろうと思ったら8年くらいはかかってしまうのだ。つまり、買い換えるよりも乗り続けた方が、コスト的な事だけを考えるなら、明らかに得なのである。

 もともと、僕は車に対して夢を持っているわけではないので、それほどこだわりがあるわけではないのだ。しかし、乗り続けるにしても、車って、いつまで乗れるんだろ??それが問題だけど。

2007年12月20日

写真の感想

 当然の事であるが、全ての写真に対して、感銘を受ける事(良し悪しではなく)はありえない。そういった写真は、ごく一部だと言ってもいいだろう。ネットで閲覧する場合、その写真に対して、どういうふうに思っても、そのまま素通りすればいいので、これは気楽だ。無理やり感想を書き込む必要もないし。しかし、添付ファイル付きのメールで送られてきた場合、黙殺するわけにもいかず、何らかの反応を示さなくてはならない。それが相手に対する礼儀だと思うし。

 そんなわけで、僕は、人に写真を送るのがあまり好きではない。しかし、感想不要が条件で送る「モノクロ写真フォーラムのプリントエクスチェンジ」は、大好きだったりする。他の人の写真も、感想不要でいただけるわけだし。これは、毎回、参加しようと思っている。年賀状も、写真でもらうのは好きだな。

 感想を、言わなきゃならない状況に追い込まれた場合、どうすれば良いのかという選択に迫られることになる。

 おそらく、相手に対して最も誠実なのは、思うままに言うことだろう。しかし、この方法は、相手によっては、かなり気分を害する事になるので、なかなか言えないのである。なぜなら、冒頭にかいたとおり、感銘を受けること出来る写真は多くはないので、突きつけられた写真を気に入る確立は低いからである。幸運なことに、自分好みの写真を受け取った場合は、まったく問題ない。思うがままに称賛すればいいからだ。

 しかし、そうじゃない場合に、何とか美点を見つけなきゃならない場合は、かなり苦労する。どうしても困った場合は、「これは何月に撮ったのですか?」とか、「どこで撮ったのですか?」等という、およそ作品の感想とは言いがたいことを言うしかなくなってしまうのである。

 僕は、自分の好みでしか写真を見ないので、見る目が出来ているとは言えない。それゆえ、自分自身で、感想を言うのは、はばかられるということもある。

 この感想を正直に言うというのは、相手の状況にもよるので、とても難しいのだ。その人が楽しく写真を撮っているのに、その気分を害する権利は僕にはないしね。そんなことをするくらいなら、適当に楽しめるような事を言っておいた方がいいのだ。しかし、これはある意味、相手と向き合っていない礼を失した行為じゃないかとも思う。

 写真の感想を言うのは、難しいなあって思う。

2007年12月19日

ちょっと諦めモード

 先月くらいから、折を見テブリーチを試している写真があるんだけど、どうもうまくいかない。ブリーチは、調色よりも、現像・定着・水洗といった工程の完璧さが求められるような気がする。

 印画紙を現像液に投入するとき、いつも表面を上にして現像液に入れていたけど、これはどうもだめだ。裏面を上にして投入すべきだということは、気付いてはいたけど、一刻も早く画像を見たいという性急な思いが、いつもどこかにあるので、そうしていた、

 しかし、表面を上にして現像液に入れると、均等に現像が進行していかないのである。これは当たり前だ。それがブリーチの時に、影響しているようだ。

 このことに気がついたのは、ブリーチにムラが出来るので、定着不足が水洗不足を最初は疑った。しかし、RCを使っているので、よほどのことがない限り、定着・水洗に不備が出るはずがないし、試しに、定着・水洗をやり直してみたりした。しかし、改善されなかったので、印画紙現像が怪しいと思ったわけである。

 結局、このネガからは、8×10を20枚くらいプリントして、ブリーチとか調色をやってみたけど、うまくいかなかった。ネガにちょっとした不具合があるということもそれは災いしている。

 もうこのネガから作品を作るのは中断して、同じ場所をもう一度撮影からやり直そう。

2007年12月17日

写真関連趣味あれこれ

 写真関係の趣味と一口に言っても、いくつか種類があると思う。

1 撮影
2 暗室
3 機材
4 修理
5 写真展

 まあ、こんなところだと思う。これらの5種類は、もちろん独立しているわけではなく、複雑に絡み合っている。この中で、最近になって気がついたのは、「写真展」という趣味である。僕は、写真展というものは、発表する作品が完成してから、写真展会場を予約したりして、事を運んでいくものだと思っていた。まあ、完成まではしていなくていいけど、少なくとも撮影とネガ現像くらいは終わってからだという意味だ。

 しかし、撮影も済んでいないのに、先に写真展の日程を決めるっていう方法もあると知り、かなり衝撃を受けた。もしかして、これは僕が無知なだけで、案外、写真展の日程だけを先に決めて作品を作っていくという方法で、あちこちで写真展が開催されているのではないだろうか??

 締め切りまでに、良い写真が撮れなかったら、どうするのだろう?満足のいくプリントが得られなかったら、自分でどこか不満を残しながら、それでも展示してしまうのだろうか?

 僕は、個展の経験がないからよく分からないんだけど、写真展ありきで、物事を進めていくっていうことは、かなり自分を追い詰める事になるので、自分に甘い僕には、到底出来ないような方法だ。そんなわけで、ある意味、こういう事が出来る人って、もしかしたら精神力がすごいんじゃないだろうか。

 僕も、いつか個展をやりたいなあなんて漠然と思っているけど、人前にさらせるだけの自分の覚悟を持った写真って、それほど多く持っていない。苦労してプリントして乾燥を終えた作品を見て、これで完璧って思ってファイリングして、2年くらい経過して、見直すと、アラが見えてしまう。年月を経ても、やっぱりこの写真っていいなって思えないと、だめなのだ。そういうことを繰り返していると、作品なんて、全然増えていかない。でも、このやり方を変えるつもりもないんだな。

 

2007年12月13日

久しぶりの京都

 久しぶりに、京都へ出かけた。M6TTLを使うのも久しぶりだ。途中で、予想外の雨も降ってきて、写真はほとんど撮れなかった。
 京都駅のビックカメラで買い物をした。僕が買うようなものは、こんな都会の量販店でも、数多く在庫があるわけではないらしく、アクロス(4×5)を2箱、パピトールを2袋、QWを2袋、これだけ買ったら、ビックカメラの店頭在庫は、品切れになってしまう状態である。フィルム用に、ハイパムフィクサーを買おうと思ったけど、これは在庫がなかった。
 そうかと思うと、あまり売れ筋とは思えないような単薬が置いてあったりと、需要と在庫がマッチしてないような気がする。

 最近、135フィルムの使用量がめっきりと少なくなった。冷蔵庫には、手付かずのプレストが2缶、保存してあるけど、これを使い切るには3年以上かかってしまうかもしれない。

 それに対して、アクロス(4×5)は、今回買ったものを含めて50枚くらい手元にあるけど、これは1年くらいでなくなってしまうんだろうと思われる。そうやって考えると、4×5のランニングコストなんて、それほど高いわけではないと思うのだ。

2007年12月10日

波兵のお土産 他 3本で、お送りしまーす。

 先日、職場の忘年会があった。忘年会と言っても、街中の駅前の店とかっていうわけではなく、街とは程遠い、山の中の旅館が会場だった。夕方に出かけて行って、宴会だけやって帰ってくるっていうパターンだ。ここら辺りは、サルやイノシシやシカが多い。マツタケの季節は終わっていて、その辺の山で取れる季節のものと言えば、自然薯だ。これは、濃厚な味で、なかなかうまかった。

 サザエさんを見ていると、波兵やマスオさんが、酔っ払って帰るときには、必ずお土産を、ヒモでブラブラさせて、千鳥足で歩いている。長い間、あれは、いったいなんだろうと思っていた。あのお土産の中身が明らかにされたことは、僕の記憶では、今までにないのである。

 しかし、先日の忘年会が終わって、帰宅する途中の僕は、まさにあの状態であった。宴会で食べ切れなかった料理があったので、旅館で折り箱をもらって、持ち帰ったのだ。多分、波兵のお土産も、それに違いない。長年の疑問が解決するというのは、気分が良いものである。


 最近、テレビを入手した。3年ぶりに、テレビのある生活に戻った。もちろん、液晶で地デジである。でも、テレビのない生活になれてしまったので、あまり見たいとも思わないんだよね。番組表を見ても、視聴欲をそそるものってない。3年ぶりに見たドラエモンが、かなり様変わりしていたのには参った。


 これだけ寒くなってくると、何かにつけ意欲が落ちてくる。まだ寒さに体が慣れていないんだろうなあ。この寒いのに、撮影をしたり暗室作業をするのは、億劫だ。いつか撮ろうと思っている撮影ポイントが近場にあって、休日だから行けばいいのに、それも面倒になってくる。でもまあ、そういうのは毎年の事で
すぐに寒さに体が順応して、雪の風景を撮りに行きたくなったりするんだけどね。

2007年12月08日

バライタ印画紙乾燥棚  完成

 バライタ乾燥棚、作ってみました。なかなか良い感じで使えそうです。
 作製手順をまとめてみました。

2007年12月07日

大判写真との2年間

 大判写真を始めてから、2年間が経過した。この2年の間のことを、まとめてみようと思う。経験してみないと、分からないことは、たくさんあった。もし、大判写真をこれから始める人がいたら、何かの役に立つかもしれないので、初心を忘れないうちに、書いておくことにする。


☆撮影対象☆

 大判写真を始めるまでの数年間は、スナップばかり撮影していた。大判カメラを使っても、スナップ的な撮影方法をしようと試みたけど、すぐに諦めた。それなりのシャッタースピードが稼げないし、三脚必須のカメラだと、風景や静物を撮っていた方が楽しいし、その方が理にかなっていると思う。
 大判カメラを使う以前は、RFがメイン機材として使用していた。RFってやつは、三脚を使って撮影するのは楽しくない。やっぱり手持ちで使うのが楽しいカメラなんだと思う。そのせいか、RFを使っている時は、風景や静物を撮影する時も手持ちだった。そのためか、どうしても微妙にブレるのだ。その当時は、そのことにさえ気がつかなかった。やっぱり三脚を使った撮影とは得られる画質が違うのだ。
 アオリで、被写体の形を調整したり、ピント位置を調整出来るのは、とても楽チンだ。手持ち撮影のように、素早くは撮れないけど、被写体に向かった時の自由度はとても大きい。


☆撮影に関して☆

 なんか、木製フィールドカメラっていうと、スローライフ的で、ゆったりのんびりっていうイメージがあるけど、実はかなり忙しいのだ。撮影現場に到着すると、三脚をセッティングし、カメラを組み立て、レンズを装着し、あれこれ小物を用意することになる。
 ビューファインダーは、逆像で風景を見るんだけど、最初はかなり違和感があった。しかし、慣れのせいなのか、「逆」であることに最近はまったく違和感がなくなった。
 アオリは、建築物をまっすぐ撮影するためのライズと、ピントを合わせるためのティルトを使用するくらいである。スイングなんて、まず使うことはないだろう。そう考えると、大きなアオリ量なんて必要ないのかもしれない。


☆大判って、それほど違うのか?☆

 結論から言えば、違うと思う。6×9フォーマットでも広いフィルム面積なので、4×5と大差ないであろうと思っていた。しかし、6×9フォーマットって、例えば、8×10の印画紙にプリントしたら引伸ばし倍率的には、6×6フォーマットと大差ないのである。つまり、6×6フォーマットも6×9フォーマットも画質は同じである。印画紙の余白が多いか少ないかだけの違いと言っても良い。(もちろん、フォーマットによる表現意図は別としてだが。)
 やはり、4×5フォーマットは、それなりの有利さが存在するのだ。立体感は、ほんと素晴らしいと思う。これは立体写真かと思うほどの写真が撮れることがある。(巷で評判のライカレンズの立体感なんて、どうでもよくなる。)


☆撮影機材☆

カメラ

 最初に買った「タチハラフィルスタンド45」から、同じタチハラの「ハンディビュー4521」に買い換えた。買い換えた理由は、リアスタンダード(後枠)を動かすときに、ギアで稼動させることが出来なかったからという理由が大きい。これは、風景撮影ではあまり関係ないけど、近距離で静物を撮影する時は、ギア付きの方が便利だからだ。金属製カメラの方が堅牢でいいと思うけど、少しでも持ち運びを軽くしたいなら、木製になる。三脚にも影響してくるしね。

レンズ

 フジノンの105mm、150mm、ニッコールの210mm、300mmの四本を使用している。150mm、300mm、210mm、105mmの順番で買った。どの焦点距離もそれなりの使用頻度だ。135フィルム換算だと、28mmから90mmくらいをカバーすることになる。
 どれも、たまたま現行品(生産中止のため、最後のモデル)だが、全て中古で買った。
 
 それぞれのレンズの使い心地について書いてみることにする。

 <FUJINON CM Wide 105mm F5.6>
 タチハラで、通常のレンズボードで使用するには、この焦点距離辺りが限界かもしれない。これ以上広角になると、アオリをするのに支障が出てくると思われる。

 <FUJINON CM Wide 150mm F5.6>
 4×5フィルムの標準レンズ。普通に使いやすい。軽くて明るい。フジのレンズは、気のせいかアクロスと組み合わせた時、とても良い感じになる。(気がする。)

 <NIKKOR W 210mm F5.6>
 僕が持っている4本の中では、一番重いレンズで、重量は460gである。カメラに装着した姿は、とても立派に見える(笑)
 立体感がある写真が撮れる。

 <NIKKOR M 300mm F9>
 これは、大人気レンズらしい。こんな暗い開放値で大丈夫かと思ったけど、まったく違和感はない。暗くて困ったということもない。テッサータイプのためか、とてもコンパクトなレンズ。ロールフィルムホルダーと組み合わせて、6×9フォーマットで使うことが多い。6×9だと、135フィルム換算で、200mm弱くらいになる。描写は、もしかしたら好みではないかもしれない。(もう少し使い込まないと!)


ロールフィルムホルダー

 最初、ホースマンの6×7ホルダーを買ったけど、これはタチハラではとても使いにくかったので、トヨ製のものに買い換えた。ホースマンのものは、ピントグラスを取り外せないタチハラでは、使ってはいけないと思う。フレンネルレンズを傷つけてしまい、取り替えたという経緯がある。タチハラで、ロールフィルムホルダーを使うときは、くれぐれもトヨ製を買うこと。
 6×7よりも、僕にとっては6×9の方が、使いやすい。万一、6×7や6×6が欲しいときでも、トリミングすれば、それで良い。


カットフィルムホルダー

 8個のホルダーを使用している。両面使用なので、フィルム枚数だと16枚ってことになる。アクロスと320TXを半分ずつ、装填している。


スポットメーター

 セコニックのL-508を使用している。これも必需品だ。使いやすいけど、ボタン類の感触を、もう少し何とかして欲しい。現行では、L-758という高級品しか商品ラインにはない。


三脚

 木製フィールドカメラには、それほど重量級の三脚なんて使わなくても大丈夫だ。ベルレバッハの木製三脚を愛用しているけど、将来的には、ハスキー3段を買う予定。スリックのプロ500を使うこともある。


冠布

 これは、タチハラでは必需品。エツミ製の黒赤のものを使っている。運搬時にカメラを包んだり、地面で荷物を広げる時等、いろいろ重宝する。遮光さえ出来れば、色なんか何でもいいので、次に冠布が必要になったら、手芸店で気に入った柄の布切れを買ってきて、ミシンで加工しようと思っている。


ピントルーペ

 僕にとっては、必要ない。肉眼でピントグラスを見るだけで、充分だ。今では持ち歩くことさえなくなった。


ケーブルレリーズ

 ハクバの、ありふれた安価なものを使用している。これは、重要アイテムだけど、ふとしたことで、紛失してしまいそうなものなので、予備に、もう一つ買ったほうがいいかもしれない。


フィルム

 4×5とブローニーはフジのアクロス。コダックの320TX(4×5)も使うけど、これは他に選択肢がないため、仕方がなく使っている。ブローニーは、プレスト400を使うこともある。おそらく、今後はアクロスが僕の主力フィルムになるであろう。


フィルター

 ゼラチンではなく、通常の円形フィルターを使用している。小型カメラで使用しているものをそのまま使っている。105mm・210mmは、フィルター径が67mm、150mm・300mmはフィルター径52mmなので、2種類の口径で、オレンジ、イエローのSCフィルターを使用しているが、ほとんどオレンジしか使っていない。人物や静物は、フィルターは使用していない。
 SCフィルターは、頻繁に付け外しをするために、保護フィルターは使っていない。将来的に、角型のゼラチンフィルターに切り替えたいけど、まだ先になりそうだ。


フード

 広角用、通常用の汎用のラバーフードを使用しているが、その時の光の状況次第で、必要がなければ使わなかったり、フードで間に合わなければ、フィルムホルダーの引きブタ等で、影をレンズに落としている。蛇腹式のフードがあればいいなあとは思うけど、今の状態でもハレ切りは出来ているので、余計な荷物は増やさない方がいいし、、と、悩み中である。蛇腹式フードを買うなら、角型フィルターホルダー付きのものにして、フィルターもゼラチンにするだろう。


カメラバッグ

 大判機材一式は、かなりの重量になるので、カメラバッグの選択を誤ると、体力の消耗にもつながる。ある程度の距離を歩くという条件だと、バックパックしかない。ショルダーやアルミバッグをカートで運んだりと、いろいろ試してみたけど、バックパックが一番楽だ。スナップと違い、一度腰を据えたら、しばらくはそこから動かないのが大判写真撮影なので、背中から荷物を降ろすのは、苦にならない。
 そんなわけで、ハクバの「GWNEOフォトリュックM」という商品を使用している。価格の割には、とても使いやすい。レリーズやフィルター等の小物類は、すぐに手の届く場所にあった方がいいので、リュックには入れずに、ウエストバッグに収納している。


筆記用具

 シートフィルムは、一枚ずつ撮影条件を変えて撮ることが出来るけど、それを暗記しておくのは無理なので、EIや、相反則不軌に関するデータなんかを記録して、現像時に備える。


水準器

 カメラや三脚に付いているので、使用することはなくなった。


☆暗室機材☆


暗室

 大判写真を始める前の暗室では、夜にプリント作業を行うだけであったので、そこそこの遮光が出来れば良かったのだが、印画紙が被らない暗室と、フィルムが被らない暗室では、遮光条件がまるで違うのだ。ダークバッグ内でカットフィルムホルダーにフィルムを装填するのは、ホコリが付きそうだし作業性が悪いので、暗室内で作業が出来るように遮光性を向上させた。
 手引書によく載っているような、トランプ攪拌による手現像は、最初からやるつもりはなかった。あんな方法でうまく出来る自信はなかったし、そもそも、連続攪拌法は好きではない。しかし、ここから苦悩が始まるのだ。タンク現像も、うまくいかず、結局のところ、暗室内でフィルムハンガーで処理する方法で現像している。この方法でずっといくかどうかは、まだ分からないけど。


引伸ばし機

 最大の難関は、カメラやレンズの撮影機材ではなく、実は引伸ばし機だった。高価で大きいというのがその理由だ。現像を外注するつもりは、最初からなかったので、大判写真を始めるということは、暗室機材も、一新するというのは、僕にとっては同義であった。大判写真の道に、入るかどうかを一年近く迷ったのは、引伸ばし機の悩みが大きかったからだ。
 中古も探したが、なかなか良い出物にめぐり合えず、結局、新品で多階調ユニット付きの、LPL7454を購入した。一消費者としては、暗室市場にかなり大きな貢献をしたと思っている(笑)
 そもそも、今の時代、一年間で何台売れるんだろうと思ってしまう。LPLにこの引伸ばし機の事で、問い合わせのメールしたら、すぐに電話で回答があって、とても好感が持てた。


引伸ばしレンズ

 中古の引伸ばしレンズが、なかなか見つからなかったので、ELニッコールの150mmを新品で購入した。引伸ばしレンズの割には高かった。これも、既に生産終了してしまった。6×9を引伸ばすために、ELニッコールの105mmも購入した。これは、中古でいいのが見つかった。105mmは、6×6をプリントするときも、使っている。レンズと印画紙の距離が取れるので、何かと都合が良い。


作業台

 引伸ばし機が重量級なので、それに見合うサイズと強度の作業台をホームセンターでSPF材を購入し、自作した。


ハンガー

 ネガ現像の最良の方法は、模索中であるけど、今はISEのプラスチックハンガーを使用している。しかし、これにも問題がないわけではなく、まだまだ、試行錯誤中である。


☆そこまでして、大判写真をやる意味があるのか!?☆

 これは、人それぞれだと思う。撮影も暗室も、中判までで通用した手法を用いても、大判では、うまくいかないことが多い(特にネガ現像)。しかし、そういうことを一つずつ解決していくと、小フォーマットを使うときにも、フィードバックされるのだ。
 撮影機材だけなら、中古で揃えれば、それほど高くはない。得られる画質からすれば、安いとさえ言えるだろう。しかし、暗室道具は高価だ。引伸ばし機さえ、うまく入手できれば大判写真への敷居は決して高くないと思う。
 人に強く勧めることはしないけど、僕としてはやっぱり大判写真の世界に入って良かったと思っている。時間がかかる割には、なかなかうまくいかないんだけど、趣味としてやるにはそれでいいと思っている。
 

2007年12月06日

バライタ乾燥棚

 ホームセンターを何店か回り、バライタ印画紙乾燥棚になるようなアイテムがないかと探してみたけど、「せいろう4型」のような商品は、置いてなかった。

 何か良いアイデアはないかと思い、店内を歩いていると、網戸のコーナーでひらめいた。かなり安価で、乾燥棚を自作出来ることが、判明したのである。おそらく、大全紙用の乾燥棚を作っても、数百円で可能だと思われる。(1000円は超えないだろう)

 僕の場合は、今のところ、バライタは四つ切しか使ってないので、試作品は四つ切サイズで作ってみようと思う。そんなわけで、切り売りの防虫網や木材や金具なんかを買い込んだ。昨夜、木材を切断して、塗料を塗っておいた。

 うまくいけばいいなあ。

2007年12月04日

バライタの乾燥

 もうバライタなんかやめてRCにしようと書いていたにも関らず、また性懲りもなくのこのこと、バライタでプリントしたりしている。

 バライタの乾燥は、表面を上にしてキッチンペーパーの上で乾燥させているんだけど、乾燥中にホコリが落ちて、そのまま乾燥すると、そのホコリが写真にへばり付いてしまって、再水洗しない限りは取れなくなってしまう。そこで、やはり、この乾燥方法はやめにして、表面を下にして乾燥させた方がいいような気がしてきた。

 その場合、網戸のようなものを使うといいらしいが、それだと網を買ってきて乾燥棚を自作しなくてはならないので、他に安価でいいものないかなあって思っていたら、なんとありました。

 せいろう4型

 これって、本来の使い道は、梅干や干物を干したりするのに使うんだと思うけど、レビューを見ると、写真の乾燥に使っていますと書いてあったりする。この商品を作っている会社は、プラスチック容器の大手の三甲さんなんだけど、僕の自宅と同じ市にあったりする。近いうちに、入手して、これでバライタを乾燥させてみよう。

バライタの乾燥の続きを読む

2007年12月02日

クワガタの生存確認

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 今年は暖かかったせいか、11月の上旬くらいまで、飼っているクワガタが活動していたけど、最近寒くなったせいか、姿を見せなくなってしまった。こういう冬眠する生き物を飼う場合、冬眠中なのか、死んでしまったのか、判別がつきにくいので困る。

 そんなわけで、掘り起こして、無理やり起こしてみたら、どうも生きている様子なのだ。しばらく眠っていたせいか、動きが大変鈍かったので、陽の当たる暖かい場所に移して、エサも用意してやった。それなのに、そそくさと、腐葉土の中に、また潜っていってしまった。

 生存確認が出来たのはいいとして、来年、活動を開始した時が問題である。そもそも、いつ動き出すか分からないものを相手に、四六時中、観察しているわけにはいかない。しかし、冬眠からさめているのに、飼い主に気付いてもらえずに死んでしまうのは、不憫だ。

 実は、このクワガタ、一匹しかいないが、苛烈な生存競争で生き抜いた一匹なのだ。この狭い箱の中に、5匹くらいのクワガタがいたのだが、この1匹を残して死んでしまったのだ。大きなノコギリクワガタもいて、いつも他のクワガタを押しのけてエサを食べていたくせに、それも死んでしまった。

 この1匹だけは、ずっと生きているのだ。しかし、冬眠から覚めた時が、試練の時だ。君は、生き残る事が出来るか!?