2008年03月12日
前回のエントリーからの期間に起きた事件と言えば、イルフォードの国内の販売会社が変わるということがあった。
しかし、僕にはとっては、これってほとんど影響はない。イルフォードのフィルムや印画紙を買うことは、これからはないだろうし、薬品にしても、アルカリ定着液が切れた時にハイパムフィクサーを、たまに買うかどうかというところである。僕にしてみれば、イルフォード製品が入手出来なくっても、まったく問題ないのである。
銀塩写真製品が以前のように、豊富な銘柄を安価で供給してくれるような時代は、もう二度と来ない。それなら、供給が不安定な製品は市場から消えてゆき、寡占化に拍車がかかり、生産・販売を継続してくれるメーカーの存続性が保たれる方がよほどいいと思っている。
僕は、印画紙へのこだわりは実はそれほどない。○○というメーカーの印画紙でなければ、作風を維持出来ないなんてことをたまに書いてあるのを読むけど、そんなはずははないだろうと、私見では思っている。
感材もそうだけど、知らない間に、暗室関連製品も値上がりしている。今だったら、とてもじゃないけど、多階調ヘッド付きのLPL7454なんて、手が届かないだろう。そう思うと、二年前に買っておいて良かったという思いと、将来性のない世界での遊びための高価な道具を買ってしまって、果たして良かったのだろうかと、複雑な思いになる。
さて、最近ずっと気になっているのは、コンゴーの500mmである。どうせなら、ニコンD300とかが、欲しくなるのならいいんだろうけど、どうもそっち方面には興味がいかず、矛先が正反対に向いているのは、いかがなものか。でも、それが悪いとも改めようとも思っていないけど。
僕が愛用しているタチハラもコンゴーも、次の世代の製造担い手って、多分、いないんだろうなあ。
comments
>○○というメーカーの印画紙でなければ、作風を維持出来ないなんてことをたまに書いてあるのを読むけど、
>そんなはずははないだろうと、私見では思っている。
はは、同感です。
おそらく画一的なプリント法しかされていない(知らない)んでしょうね。
そうなんですよねえ。
確かに、印画紙の銘柄によって特徴はありますが、○○じゃないと作れないってなことになると、その人の作風は、その人が作ってるんじゃなくって印画紙メーカーの作風(!?)なんじゃないかと思っちゃいます。
将来性は気になりますね。
フィルムが無くなったらどうしようもないですからねぇ。
その点、フジは新しい蛇腹式のカメラも出すようですし、暫くは大丈夫でしょう。
まあ、将来性はともかくデジタルに比べてとにかく銀塩モノクロは楽しいよねってことですけど。
>まあ、将来性はともかくデジタルに比べてとにかく銀塩モノクロは楽しいよねってことですけど。
ああ。そのとおりだから困っちゃうんだよねえ。
>>○○というメーカーの印画紙でなければ、作風を維持出来ない
きゃっ!(汗)
ちなみに、ボクはかなり左右されますね。特にリスプリントや、あるいはハイライトブリーチでは印画紙の特性に多くを依存してますから。
もっとも、イルフォード製品すべてかどうか、となるとそうでもないけど、イルフォなら、FBウォームには拘るかな。かなりあれこれ試したなかで、アレでしか出せない表現があって気に入ってるからね。
悪いけど、印画紙なんてどれを使っても変わらないと言う人がもし居るのなら、画一的なプリント法しか知らないのだろうと、ボクには思えますね。まったく逆にね。
写真は感性と技術の融合ですよ。マテリアルを使いこなして固有の特性を引き出す事も重要だと思うけどね。まして自家プリントを前提にしたモノクロではね。
カリさん。お久しぶりです。忙しそうですね。
確かに、リスプリントは、カリさんからお話を今までにうかがったのを聞いていますとかなり左右されるみたいですね。
僕が愛用している多硫化調色も、実は印画紙によってかなり左右されます。だからまあ、調色特性がある印画紙を、僕は愛用しているわけですが、これが仮に、調色特性の低い印画紙しか入手出来なくなくなったとしても、そのことを理由に、自分の写真を作ることが出来ないと言うつもりはないという意味合いのことですよん。
その時はその時で、入手出来る印画紙でやればいいのだと思っています。