2009年11月30日

若狭

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 若狭湾へ出かけた。敦賀から27号線を通り、162号線に入った。162号線は、小さな漁村がいくつも点在しているようなルートである。起点は京都市内の西大路五条からなので、京都に住んでいた学生時代は、162号線の北山杉の木立を駆け抜け、小浜市に至るという気持ちの良いルートをツーリングしたものだった。今回は京都からではなく、敦賀から入っていった。

 午前中から出かけたのだが、撮影したいと思う場所がなかなか見つからずに、コンクリートの桟橋に心惹かれ、3時くらいに小浜市の犬熊という漁村へ辿り着いた。ここで、日没まで過ごした。誰もいない浜辺に、犬が勝手に散歩している。海は透明度が高くとてもきれいだった。

 干してある大根を撮影していると、近所の年配の女性に声をかけられた。「写真を撮っているのか?」といういつものパターンの内容である。少し話をしていたら、京都の三千院へ紅葉を見に行って来た帰りらしい。

 しばらくして、今度は地元の漁師さんとおぼしき方が、「それって、骨董品!?」と、話しかけてきたので、「最新式の木製カメラですよ。」と答えた。

 辺りが暗くなりかけたが、集落の中も歩いてみた。10分もあればくまなく歩けてしまう。ほとんどの家が民宿を営んでいる。軒先にカレイの干物が干してあったりもする。

 またいつかここは来よう。

2009年11月29日

鑑賞三昧

 今日は、TPNメンバーのhayhayさんと、そのお知り合いの若い女性と、春日井市のBan Photo Galleryへ出かけてきた。このギャラリーは、入りやすくって、居心地が良くっていいなあと思う。今後も、催し物がある度に、ちょくちょく寄らせてもらおうかと思う。生のプリントを見る機会って、地方では皆無なので、ありがたい。
 その後、hayhayさんのお宅で、おいしい饅頭とお茶をご馳走になり(ありがとうございます。)、愛知県美術館の「日本の自画像 写真が描く戦後」を鑑賞した。今回は、有名な写真も展示されていた。閉館間際まで、たっぷりと見ることが出来た。
 こういう休日の過ごし方も、いいなあ。

2009年11月24日

セバスチャン・サルガド

 岐阜からだと遠すぎて行けないけど、都写真美術館でやっている「セバスチャン・サルガド アフリカ」、これってすごく良さそう。

 NHKの日曜美術館では、11月29日に、本人が出演するみたいなので必見だ。

 そう言えば、この日はBan Photo Galleryへ、行く予定だった。僕の家は、テレビを録画しておく機器がないので、これを見てから行くことにしよう。高蔵寺には11時15分くらいには行けるかな。その予定でいいですか?(と、ここで書いてみたりする。)

 その後、愛知県美術館の、「日本の自画像 写真が描く戦後」も見に行くってことにしよう。そういう予定でいいですよね?(と、また書いてみる。)

2009年11月21日

Fishing Posts, Biwa Lake

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タチハラフィルスタンド45Ⅱ
ニッコールM300mm
トヨ6×9ロールフィルムホルダー
フィルター不使用
アクロス(EI50)
シュテックラー氏二浴式現像液
ニューハイパムフィクサー

LPL V7454
ELニッコール105mm
ケントメア ファインプリント VC Warmtone
パピトール
シルバーグレイン クリアフィックス
多硫化セレン調色

2009年11月20日

観の目、見の目

 読んだことはないけど、宮本武蔵の「五輪書」の中には、「観の目、見の目」というくだりがあるらしい。言い替えれば、「心の目、肉体の目」ということであろう。宮本武蔵は、剣豪であるだけではなく芸術家でもあり、作品が残されている。


 写真は、言うまでも無く現実の事象を撮影するものだ。

 「オレは、念写が出来る!」とか「心霊写真はどうなるのか?」っていう人は、方向性が違うので、別のブログを読んでね♪
 それにしても、今の時代。。。。
 念写や心霊写真も、デジカメで行うのだろうか?


 閑話休題


 現実に目の前にあるものしか撮影することはできない。しかし、現実のままに作品を仕上げる必要もない。とは言え、普通に撮影してプリントしても、既にモノクロームというだけで現実のままではないし、カラーで撮影しても現実どおりとはなかなかいかないのだが。。

 昨夜の暗室でつくづく思ったのは、「撮影したときの風景にとらわれてはいけない」ということだ。暗室に入ると、そこにはもう、イメージ素材はネガしかないのである。そのネガから、どのように作り上げるかだけが問題なのである。

 撮影した時は、夕日が沈んだ後の琵琶湖畔なので、辺りは薄暗く、残照がわずかに照らすだけの状態であった。そんな光景が頭にこびりついていた。2号でストレートプリントしたが、現実の風景からそのまま得られるイメージというのは、とてもつまらないなと思った。

 撮影時には、僕の場合、完成プリントまで思い描くということはない。現実の撮影対象に対して、構図と露出を決定(単にEV値を求めるわけではない)するのみである。段階露光で保険もかけておく。あとは、フィルターくらいかな。現場でするのは、それだけである。全てのフォーマットを持ち歩いているわけではないので、6×9で撮影して、後で6×6にしようというような事は、脳裏に思い浮かぶけど、まずは6×9でフレーミングしてみる。暗室でテストプリントして気に入らなければ、トリミングするだけである。

 そんな状態なので、絵作りは暗室で行うのだ。暗室で現実により近いイメージを再現するのではない。ネガから絵を作るのである。そんなわけで、いろいろとやってみる。湖を2号のまま黒く焼きこんだらどうか。やってみて、イマイチ。じゃあ、5号でもっとどす黒くしたらどうか?やってみて好みじゃない。そもそも、黒くしようとしたのが間違い。2号でノーマルなグレーにしてみる。なんかネムイ感じがする。じゃあ3号でコントラストを上げよう。やってみたが2号と大差はない。4号で硬目に白っぽく仕上げたらどうか?やってみたら、意外にもこれが一番という結果。
 あっちうろうろ、こっちうろうろで、今のところは時間をかけて1枚を仕上げるしかない。結局、仕上げるのに4時間もかかってしまった。

 そんなわけで、撮影現場では「見の目」、暗室では「観の目」に比重を置いて作業すべきである。 


 ケントメアのバライタのウォームトーンの印画紙って、もう手に入らないっていうのは残念だ。生産中止ってことは、温黒調って、巷では人気がないのかな?

 以前、バライタはレンブラントばかり使っていた。価格を考えると気軽に使えなかった。ケントメアは、安価で品質も充分なので、ありがたい。テストプリントでどんどん消費しても怖くはない。次回購入するとしたら、ケントメアの純黒だろうな。半光沢か光沢かは、悩ましい。

 調べたら、サイバーグラフィックスって、今、セールやっている。今のうちに買っておいた方がいいかも。

2009年11月17日

Robert Adams 「The New West」

The New West: Landscapes Along the Colorado Front Range
John Szarkowski
1597110604

 
 大須賀さんのブログで紹介されていたのを見て、気になったので買ってみた。CDを買うような価格で写真集が買えるとは、円高万歳である。

 さてさて、この写真集だが、買ってよかったと思った。1974年に初版が出たらしい。人が写っている写真はわずかしかない。それでも、その時代のコロラドの人の生活の場所が記録されている。

 撮影はほとんどが6×6で一部他のフォーマットもある。もしかしたら、トリミングで6×4.5を作っているのかもしれないし、6×7のカメラを使ったのかもしれない。
 フィルムは時代から言っても、粒状製から見ても、トラディショナルタイプのISO400であろう。久しぶりにいい買い物をした気分だ。

2009年11月15日

Three onions

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 人によって食べ物の好き嫌いがあると思うけど、僕はタマネギが好きではない。しかし、いかなる状況においても嫌いかというとそうでもなく、カレーやシチューのように溶け込んでいると大丈夫だし、牛丼のように味がしっかりと染みているのも大丈夫である。しかし、オニオンサラダは絶対にだめで、串カツの間に入っているタマネギは吐き気がするくらい嫌いである。
 
 保存してるあったタマネギが発芽した。保存期間が長くなるとタマネギの皮がいい感じになってくる。ここで言う「いい感じ」というのは、食べるのに良いという意味ではなく、フォトジェニックな感じになるという意味である。
 
 曇りの日の室内撮影なので、露光時間が2分になってしまった。いつも時間を計るのにアナログの腕時計を使っているけど、何分何秒から露光を開始したのか、その2分の間にうっかり忘れてしまう事がある。2分もあれば、他ごとを考えたり、その間に別の作業をしてしまったりするというのが原因である。ストップウオッチ機能ある時計を使った方がいいのかな。

2009年11月14日

姉川河口付近

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 滋賀県長浜市を流れる姉川の河口付近にて。河口と言っても、海ではなく琵琶湖だが。。

 最近、風景写真は、夕陽が沈んでから、真っ暗闇になるまでのわずかな時間が好機になることが多いような気がする。今日は、暗くなるまで撮影していたので、浜辺から駐車場まで足元が暗くっておっかなかった。

 大判カメラを使い始めた頃は、アオリを使わないといけないような気がして、必要もないのに、あおったりしていた。最近は、ライズを使うくらいだ。

2009年11月08日

ハイアングル

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 湖北方面、北陸方面へ行く時に通る広域農道沿いに大きな鉱山がある。大判カメラを購入してから何度かこの場所では撮影しているけど、なかなかいいのが撮れない。
 最近、ハイアングルで撮りたい場面に出くわすことが多いので、脚立を車に積んで出かけている。しかし、脚立の最上部に立って撮影するのは、かなり危ないので注意が必要だ。

 この鉱山の施設、取り壊しをしていた。こういった重厚長大的な産業は、国内ではなくなって行くのだろうなあ。

2009年11月04日

うーんケントメア

 購入してあって、しばらく開封してなかった、ケントメアのバライタのウォームトーンを使ってみた。調色したら、独特の濃茶になった。今になって気が付くのもどうか思うが、ウォームトーンは、セミマットだったんだ。これはこれでいいんだけど、僕としてはバライタは光沢紙の方が好みかもしれない。しかしまあ、このケントメアのウォームトーンは、HPによると在庫限りで販売終了らしい。ウォームトーンっていいと思うけど、あまり売れてないのかな。次回の注文は、純黒光沢にするしかなさそう。

 それにしても、ケントメアは、フィルムにしても印画紙にしてもサイバーグラフィックスの通販でポイントを考慮して買うと激安価格である。今時、こんなに安くっていいのかっていう感じである。ポイント還元率が上がったからであろう。印画紙は、RC、バライタ、双方使用したが常用印画紙にしたいと思った。

 フィルムもポイントを考慮すれば、かつてのプレスト缶並みの価格になっている。ケントメアのPAN400、かなり気になる存在だ。しかし、このフィルム、現像時間が長過ぎなんだよなあ。35mmのISO400のフィルムを使うときは、可能な限り微粒子にしたい。先鋭度よりも粒状性を追求したい。そんなわけで、食塩系の超微粒子現像剤を用い原液現像したいなあと思ったりする。データシートでは、イルフォードのパーセプトールの現像時間が掲載されているけど、僕は、自家調合でマイクロドールタイプを使用するので、現像データを取らないといけない。原液20度で20分くらいからテスト開始かな。まあ、20分も我慢出来ないので、もうちょっと液温を上げないといけないかも。

2009年11月01日

二つの展覧会

 tokyo-photo.net東海支部のメンバーのhayhayさんと展覧会を、二つ見てきました。

 ・Ban Photo Gallery  曽根陽一写真展 『breath origin』 
 春日井市の閑静な住宅街にあるギャラリー。オーナーの方がとても親切。全てモノクロで植物の葉を撮影した作品。ぼわっとした雰囲気。

 ・名古屋市美術館 「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」
 展示量に圧倒されました。2時間かけてぎりぎり見ることが出来ました。19世紀のプリントの中に、リスプリントみたいなものがあったのは興味深いです。アジェやエドワードウエストン、スティーグリッツ、マン・レイ、ルイス・キャロル(不思議な国のアリスの作者であり写真家でもある)の作品もあった。絵画もミレー、ドガ、モネもあり盛りだくさんの内容です。

 二つも展覧会を見たので、脳みそがぱんぱんではちきれそうになりました。

 次回は、愛知県美術館の「日本の自画像 写真が描く戦後 1945-1964」を見にいけたらいいなあと思ってます。これは、tokyo-photo.net東海支部オフ会を兼ねてやってもいいかもしれません。