2008年03月18日

嗜好品は高くても仕方がないと思う。

 先日、タバコ税を増税して1箱1000円にしてはどうかということを、テレビでやっていた。こういった嗜好品に、高い税金をかけるのは、僕は賛成する。僕がタバコ嫌いだということもあるけど、理由はそればかりではない。生活必需品に影響がある消費税を増税するよりは、よほど理にかなっていると思う。タバコ税は市町村税で消費税は国税(地方税分も含む)という違いはあるんだけど。

 コーヒーや酒なんかも、その類じゃないだろうかと思う。僕は、コーヒーをよく飲むけど、意味のある増税なら二倍の価格になっても、別にいいと思う。あるいは、今の時代、もはやフィルムは嗜好品かもしれない。プレストが1本1000円になったとしても、僕は、デジタルに切り替えることなく、フィルムを買うだろう。

 ここ数年の政府の、金融、税制の方法はあまりにもまずかった。せっかく浮上した景気だったのに、大企業やそれに関る人が潤っただけで、庶民の多くは所得の増加の恩恵にほとんど預かれず、しかも増税により、可処分所得が減ってしまい、消費は盛り上がらないまま、景気はまた失速してしまっている。金利の下げしろがないので、アメリカのように景気対策として、金利を引き下げることすら出来ない。もはやお手上げ状態である。

2008年03月14日

写真趣味離れ

 そう言えば、2008年に突入してから、撮影に出かけたのは1月に1回だけ、ネガ現像したのも1月に1回だけ、プリントはまだ一度もしていない状態だ。未だに、残業続きの日々が続いているうえに、今週は風邪で体調を崩して、仕事を休んで家で寝込んでしまっている。

 別に写真から興味が失せたわけではなく、ただ単に趣味に振り向けるだけの余剰エネルギーがないという状態なのである。まあ、それだけの話だ。でも、写真活動が出来ないからと言って特にストレスが溜まるわけでもなく、平日は夜遅くまで仕事だけに集中し、休日はしっかりと休養するというパターンに満足している状態である。4月に人事異動があれば、また違う心理状態になるんだろうけど。

2008年03月12日

将来性のないもの

 前回のエントリーからの期間に起きた事件と言えば、イルフォードの国内の販売会社が変わるということがあった。

 しかし、僕にはとっては、これってほとんど影響はない。イルフォードのフィルムや印画紙を買うことは、これからはないだろうし、薬品にしても、アルカリ定着液が切れた時にハイパムフィクサーを、たまに買うかどうかというところである。僕にしてみれば、イルフォード製品が入手出来なくっても、まったく問題ないのである。

 銀塩写真製品が以前のように、豊富な銘柄を安価で供給してくれるような時代は、もう二度と来ない。それなら、供給が不安定な製品は市場から消えてゆき、寡占化に拍車がかかり、生産・販売を継続してくれるメーカーの存続性が保たれる方がよほどいいと思っている。

 僕は、印画紙へのこだわりは実はそれほどない。○○というメーカーの印画紙でなければ、作風を維持出来ないなんてことをたまに書いてあるのを読むけど、そんなはずははないだろうと、私見では思っている。

 
 感材もそうだけど、知らない間に、暗室関連製品も値上がりしている。今だったら、とてもじゃないけど、多階調ヘッド付きのLPL7454なんて、手が届かないだろう。そう思うと、二年前に買っておいて良かったという思いと、将来性のない世界での遊びための高価な道具を買ってしまって、果たして良かったのだろうかと、複雑な思いになる。

 
 さて、最近ずっと気になっているのは、コンゴーの500mmである。どうせなら、ニコンD300とかが、欲しくなるのならいいんだろうけど、どうもそっち方面には興味がいかず、矛先が正反対に向いているのは、いかがなものか。でも、それが悪いとも改めようとも思っていないけど。

 僕が愛用しているタチハラもコンゴーも、次の世代の製造担い手って、多分、いないんだろうなあ。

2008年03月02日

オークションって。。

 空だったフィルムホルダーに、アクロスを装填した。そういう行動をしたということは、気持ちが少しは写真活動に向いて来たのかもしれない。

 さて、ヤフオクを見ていたらコンゴーの500mmが出品されていた。

 このレンズは、製造直売で、量販店では売っていないので、新品だとメーカーから直接買うことになる。だから、新品価格は、コンゴーのサイト掲載されているように84000円である。

 それなのに、落札価格を静観していたら、なんと69000円で落札されている。この金額だったら、新品で買った方がいいんじゃないだろうか??
 以前にも似たようなことがあった。ハスキー三段だけど、ヨドバシとかで買えばポイント還元を考えたら45000円くらいで買えるのに、いくら状態が良い中古とは言え40000円で落札されていたし。。

 おそらく、競争心理とか、手に入れるのは今しかないというふうに思ってしまうんだろうなあ。きっと。

2008年03月01日

コンゴー

 気が付くと3月に突入してしまっている。最近は、仕事以外のことは何もしていない。。

 本屋で今月号の「写真工業」を立ち読みしたら、コンゴーレンズの山崎光学研究所のことが書かれていた。レンズメーカーというと、工場で流れ作業で生産しているようなイメージなんだけど、どうもここは違うらしい。なんと、一人で生産しているということなのだ。これはちょっと驚いた。他のメーカーとは違い、ここは製造直販のメーカーである。

 コンゴーのレンズは使った事がないんだけど、実は大いに興味があるのだ。4×5用に使っているコンパクトタイプのニッコール300mmなんだけど、ちょっと焦点距離が不足しがちで、もうちょっと望遠側のレンズが必要だと思っている。300mmがあるのに400mmを買うのもちょっとつまらないので、500mmがあればいいなあと思っているのだ。そうなると、当然テレタイプとなり、コンゴーレンズの登場ということになるのだ。

 最近、欲しいもの。  コンゴーの500mm、ハスキー三段、フジのスプリングカメラ(まだ出てないけど。)

 欲しいなあと思いつつ、未だに買っていないのは、そこまで情熱がないからなんだろうなあ。三脚は今あるのでも使えるけど、焦点距離が不足しているのはどうにもならないので、優先順位としてはやっぱりコンゴーかもしれない。

2008年02月05日

素晴らしきかな。蛇腹式。

 TPNで得た情報によると、フジが6×7判のスプリングカメラを開発したらしい。
この手のスペックのカメラは、かなりの長期間、歴史の表舞台から消え去っていた。詳しくは知らないが、最後の中判蛇腹カメラの製造が中止されてから、数十年は経過しているのではないだろうか。(フジのGSとかの亜種は別として)

 スプリングカメラは、レンズを収納すると、とてもコンパクトになる。形状的にも、とても納まりが良いので、旅行には最適なカメラだと思う。おまけに、ブローニーフィルムを使うので、画質も良い。

 機会があれば、僕は実用可能なスプリングカメラが一台欲しいと思っていた。しかし、生産年代が極端に古いものしか、現実には存在していない。僕は、オールドレンズは好きではないので、二の足を踏んでいた。

 今回のフジの製品は、まぎれもなく現代のフジノンだから安心だ。赤窓が見えないので、自動巻き止めだと思うし、セルフコッキングにもなっているなら、使い勝手は、通常のRFと何ら変わることはないだろう。携帯性を考えるなら、ニューマミヤ6よりも旅行向きかもしれない。

 このカメラって、いくらくらいで販売されるのだろうか??
 長期間、販売して欲しいが、それはあまり期待出来ないかもしれないなあ。


 それにしてもこのカメラ、こんな形はしているけど、ストロボ内蔵のAF機だったりして。ついでに、手ぶれ補正装置も付いて、30万くらいとか(笑)


2008年01月25日

橋板

 琵琶湖の海津の湖岸に掛かっているこの物体の名前は「橋板」というらしい。

 「橋板」は、船に乗るために使用するのではなく。、野菜を洗ったりするのに使う生活用のものである。橋板を置くことは、どうも河川占用をしていることになるらしい。そんなこと、考えたこともなかった。橋板は、それほど大きな構造物ではなく、簡単に移動できてしまうものである。

 橋板は、湖国の原風景の一部として、重要なものだと僕は思っている。検索してみたら、つい最近、法的に認められたようである。

 いつか、この橋板をモチーフとして、お気に入りの写真を撮りたいと思っている。何度も撮っているけど、なかなか良いのが撮れないんだな。

2008年01月17日

20XX年

 いつか、世界のどこかの最後のフィルム・印画紙メーカーが、生産終了をアナウンスした時は、その時は、銀塩自家処理趣味を、きっぱりとやめてもいいなあと思っている。

 もっとも、そんな日が来ないことを願っているし、今日明日中に、そうなることもないであろう。もしかしたら、僕が生きている間は大丈夫なのかもしれない。でも、いつかそんな日が必ず来るのは確かなのだ。

 フィルムや印画紙を製造しているのは、あくまでも利益追求集団である企業である。慈善事業でもなければ、採算を無視してでも必要とあらば事業継続する公共事業でもない。銀塩事業が、その企業の首を絞めるような状況になっても生産を続けて欲しいと願うのは、それは、ユーザーのエゴでしかない。

 最近、テレビのニュースで電気自動車を取り上げているのを見た。案外、あんなのが、車の進化した形なのかもしれない。好むと好まざるとに関らず、電気自動車が、価格面と性能面での釣り合いが取れれば、電気自動車を選択する人が増えるのは間違いないだろう。もちろん、電気自動車を購入するのに有利な法整備もされるだろうと思うし。

 それでも、車好きな人は、ガソリン車にこだわる人がいるだろうと思う。しかし、こだわりがない人であれば、コスト的にも利便性にも優れていれば、もはやガソリン車には、用がないのである。写真もそれと同じだと思う。世間の流れが、デジカメに変わって行ったのは、当然の流れだ。フィルムの方が画質がいいとか、階調再現に優れているとか、残さなければならない文化だとか、そんなことは関係ないのだ。

 もし、フィルムが入手できない時代に突入したら、その時は、どうしようかな。一生分のフィルムや印画紙を買い込むのは、あまり現実的ではないと思う。その時は、別の趣味でも探せばいいさ。

 

2007年12月28日

手持ちカメラ・三脚カメラ

 カメラを手持ちで使うか、三脚に載せて使うかということは、ユーザーと使用カメラの組み合わせで決まる。ほとんどのカメラには三脚穴が付いているので、全てのカメラを三脚と供に使用する事は可能だけど、手持ちで使った方が心地よいと思うカメラもあるのだ。その「心地よさ」は、各人によって異なるので、「このカメラは三脚上で使うべし」ということは一概には言えないのだ。

 僕の場合、135フィルムを使用する場合は、全て手持ちである。ブローニーの場合、RFは手持ちだけど、それ以外は三脚使用だ。4×5は、必ず三脚使用である。

 誤算だったのは、マミヤC330fである。多くの二眼レフがそうであるように、僕はマミヤC300fを購入する前は、手持ちで使うつもりでいた。しかし、その大きさ、重さゆえに、三脚を使用するようになると、そちらの方が使いやすくなってしまったのである。撮影対象も、スナップを撮るつもりだったけど、静物を中心に撮るようになってしまった。

 4×5だと、手持ちで撮る事も出来るらしいけど、僕のタチハラはプレスカメラではないし、撮影対象も、風景や静物という動かないものを撮るので、三脚使用ということになる。スナップは、中判までかなって思っているから。
 

2007年12月20日

写真の感想

 当然の事であるが、全ての写真に対して、感銘を受ける事(良し悪しではなく)はありえない。そういった写真は、ごく一部だと言ってもいいだろう。ネットで閲覧する場合、その写真に対して、どういうふうに思っても、そのまま素通りすればいいので、これは気楽だ。無理やり感想を書き込む必要もないし。しかし、添付ファイル付きのメールで送られてきた場合、黙殺するわけにもいかず、何らかの反応を示さなくてはならない。それが相手に対する礼儀だと思うし。

 そんなわけで、僕は、人に写真を送るのがあまり好きではない。しかし、感想不要が条件で送る「モノクロ写真フォーラムのプリントエクスチェンジ」は、大好きだったりする。他の人の写真も、感想不要でいただけるわけだし。これは、毎回、参加しようと思っている。年賀状も、写真でもらうのは好きだな。

 感想を、言わなきゃならない状況に追い込まれた場合、どうすれば良いのかという選択に迫られることになる。

 おそらく、相手に対して最も誠実なのは、思うままに言うことだろう。しかし、この方法は、相手によっては、かなり気分を害する事になるので、なかなか言えないのである。なぜなら、冒頭にかいたとおり、感銘を受けること出来る写真は多くはないので、突きつけられた写真を気に入る確立は低いからである。幸運なことに、自分好みの写真を受け取った場合は、まったく問題ない。思うがままに称賛すればいいからだ。

 しかし、そうじゃない場合に、何とか美点を見つけなきゃならない場合は、かなり苦労する。どうしても困った場合は、「これは何月に撮ったのですか?」とか、「どこで撮ったのですか?」等という、およそ作品の感想とは言いがたいことを言うしかなくなってしまうのである。

 僕は、自分の好みでしか写真を見ないので、見る目が出来ているとは言えない。それゆえ、自分自身で、感想を言うのは、はばかられるということもある。

 この感想を正直に言うというのは、相手の状況にもよるので、とても難しいのだ。その人が楽しく写真を撮っているのに、その気分を害する権利は僕にはないしね。そんなことをするくらいなら、適当に楽しめるような事を言っておいた方がいいのだ。しかし、これはある意味、相手と向き合っていない礼を失した行為じゃないかとも思う。

 写真の感想を言うのは、難しいなあって思う。

2007年12月17日

写真関連趣味あれこれ

 写真関係の趣味と一口に言っても、いくつか種類があると思う。

1 撮影
2 暗室
3 機材
4 修理
5 写真展

 まあ、こんなところだと思う。これらの5種類は、もちろん独立しているわけではなく、複雑に絡み合っている。この中で、最近になって気がついたのは、「写真展」という趣味である。僕は、写真展というものは、発表する作品が完成してから、写真展会場を予約したりして、事を運んでいくものだと思っていた。まあ、完成まではしていなくていいけど、少なくとも撮影とネガ現像くらいは終わってからだという意味だ。

 しかし、撮影も済んでいないのに、先に写真展の日程を決めるっていう方法もあると知り、かなり衝撃を受けた。もしかして、これは僕が無知なだけで、案外、写真展の日程だけを先に決めて作品を作っていくという方法で、あちこちで写真展が開催されているのではないだろうか??

 締め切りまでに、良い写真が撮れなかったら、どうするのだろう?満足のいくプリントが得られなかったら、自分でどこか不満を残しながら、それでも展示してしまうのだろうか?

 僕は、個展の経験がないからよく分からないんだけど、写真展ありきで、物事を進めていくっていうことは、かなり自分を追い詰める事になるので、自分に甘い僕には、到底出来ないような方法だ。そんなわけで、ある意味、こういう事が出来る人って、もしかしたら精神力がすごいんじゃないだろうか。

 僕も、いつか個展をやりたいなあなんて漠然と思っているけど、人前にさらせるだけの自分の覚悟を持った写真って、それほど多く持っていない。苦労してプリントして乾燥を終えた作品を見て、これで完璧って思ってファイリングして、2年くらい経過して、見直すと、アラが見えてしまう。年月を経ても、やっぱりこの写真っていいなって思えないと、だめなのだ。そういうことを繰り返していると、作品なんて、全然増えていかない。でも、このやり方を変えるつもりもないんだな。

 

2007年10月12日

TMYの新型

 

明治村の再プリント

マミヤC330f / セコール80mm / プレスト400 / シュテックラー氏二浴式現像液 /
LPLV7454 / ELニッコール105mm / アグファMCP312 / パピトール / 
多硫化セレン調色

 T-MAX400が、モデルチェンジするらしい。このフィルム、決して嫌いではないんだけど、今まであまり使う機会がなかった。ISO400クラスのフィルムは、プレストで決まりって思って、他をあまり使って来なかったから。TMAXデベロッパーは、どうも好きにはなれなので、TMAXを使うなら、食塩系の超微粒子現像剤にする。(ミクロファインとか、マイクロドールタイプとか)

 しかし、この超微粒子現像剤って、最小攪拌法と組み合わせて現像すると、現像時間が20分くらいになってしまうと思う。これはちょっと苦痛だ。現像時間は10分くらいがいいと思ってるんだけど、どうも僕の好みの結果を得ようとすると、現像時間が長くなりがちである。

 そう言えば、TMAX400って、日本でシートフィルムは販売されているのかな?今まであまり見たことがないけど。

2007年08月31日

縁がない写真

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東京へ行ったときに、モノクロ写真フォーラムの友人が話しているのを聞いて、なるほどなあって思った。

 「この写真とは、縁がなかったんだよ。」

 そうだ。そのとおりだ。結局のところ、縁があった場合にしか、作品として成立させることは出来ないのだ。それは、撮影テクニックとか、暗室とかで何とかなるレベルの問題ではない。いくら、気持ちが動いても、作品とするには、無理な場合があるのだ。

 縁がない場合は、いろいろあると思う。思い入れがあるばかりに、何とか作品化したいと思い、暗室でトリミングしたり、四苦八苦しても、だめなものはだめだ。それで、何とかなる場合もあるかもしれないけど、たいていは縁がない写真は、何をやってもだめなのできっぱりと諦めるに限るのだ。

 この写真は、頭のすぐ上の横線が、かなり目障りだ。いくら主要被写体がおもしろくっても、これではかなりきついなあって思う。