2010年01月16日

ムラ

 先日撮影した鉱山の構築物の雪景色のネガを現像してみた。予想していたとは言え、8枚あったネガのうち、4枚にムラが出来てしまった。やはり、雪原のような超フラットな部分があるネガは、かなり気を使って現像しなければならないということだ。僕は、20度~24度のデータで時間管理をしているが、20度で現像した方が良く、攪拌も正確に縦横にハンガーを動かす必要がある。

 最近、リンホフがいいなあって思う。ライカなら、ネット検索してて、豊富にヒットするけど、リンホフとなるとほとんどない。まあ、リンホフを使ったからと言って、違う写真が撮れるとは、あまり思わないんだけど、モチベーションはかなり上がるだろうな。最新モデルのリンホフ3000は、70万弱。。。。
 もはや通常のカメラの金額ではない。しかし、車に金をかけるよりは、こっちにお金をかけた方が幸せになれる気がする。まあ、お金を貯めるまで欲しいという気持ちが持続したら買うだろうけど、まあ、それはいくらなんでもないだろう。

2009年11月04日

うーんケントメア

 購入してあって、しばらく開封してなかった、ケントメアのバライタのウォームトーンを使ってみた。調色したら、独特の濃茶になった。今になって気が付くのもどうか思うが、ウォームトーンは、セミマットだったんだ。これはこれでいいんだけど、僕としてはバライタは光沢紙の方が好みかもしれない。しかしまあ、このケントメアのウォームトーンは、HPによると在庫限りで販売終了らしい。ウォームトーンっていいと思うけど、あまり売れてないのかな。次回の注文は、純黒光沢にするしかなさそう。

 それにしても、ケントメアは、フィルムにしても印画紙にしてもサイバーグラフィックスの通販でポイントを考慮して買うと激安価格である。今時、こんなに安くっていいのかっていう感じである。ポイント還元率が上がったからであろう。印画紙は、RC、バライタ、双方使用したが常用印画紙にしたいと思った。

 フィルムもポイントを考慮すれば、かつてのプレスト缶並みの価格になっている。ケントメアのPAN400、かなり気になる存在だ。しかし、このフィルム、現像時間が長過ぎなんだよなあ。35mmのISO400のフィルムを使うときは、可能な限り微粒子にしたい。先鋭度よりも粒状性を追求したい。そんなわけで、食塩系の超微粒子現像剤を用い原液現像したいなあと思ったりする。データシートでは、イルフォードのパーセプトールの現像時間が掲載されているけど、僕は、自家調合でマイクロドールタイプを使用するので、現像データを取らないといけない。原液20度で20分くらいからテスト開始かな。まあ、20分も我慢出来ないので、もうちょっと液温を上げないといけないかも。

2009年10月30日

バライタ水洗の苦しみからちょっとだけ脱却

 バライタをプリントするのは、かなり辛い。何が辛いかっていうと、水洗に手間がかかる事である。最近は、長期保存目的で必ずと言っていいほど調色するので、水洗は2回しなくてはならない。ブリーチをすると3回も水洗することになる。

 僕は印画紙水洗器を持っていないので、バットに水を溜め、手でゆらゆらと攪拌して、全置換するという手法で水洗していた。これを3回、つまり30分もするのはあまりにも辛い。

 そこで考えた。バライタでプリントする時、定着液は出来るだけ新鮮なものを使用する。そうすることで水洗効率を上げるのだ。言い換えると、水洗が容易に出来るようになる。そして、バットに印画紙を沈めて手で攪拌する方法はやめる。その代わりに、バットに印画紙を置き、ある程度の高さからシャワーの水を落とすのだ。バットに水が溜まると、印画紙は浮き上がる。浮き上がった印画紙の上をシャワーの水が流れるので、滞留することなく水洗が可能である。これなら、放置しておいても良い。とは言いつつ、心配なので5分経過後に全置換する。

 この方法でうまくいくかどうか検証してみた。定着後、1分の仮水洗後、水洗促進浴5分、その後、前述した方法で10分間水洗する。もし、ちゃんと水洗出来ていないのであれば、調色時にステインが発生するはずである。
 結果は、大丈夫であった。問題なく調色出来ていた。水洗がちゃんと出来ているということだ。

 僕の住んでいる地域の水道料金は1000リットルで90円である。これは、口径13ミリの水道契約の場合、蛇口を全開にして1時間水を出しっぱなしにした状態である。10分の水洗時間だと、ほぼ15円の水道料金ということになるが、実際には蛇口を全開にはしないので、10円以下ということになり、ケチるほどの水道料金ではない。頻繁にバライタを使うわけでもないので、環境的にも問題はないと思われる。

 今後はこの方法で楽をしよう。

2009年10月17日

乾燥中

20091017.jpg
 エクスチェンジのプリント、完成しつつあります。何とか間に合いそうです。今回は、タチハラにロールフィルムホルダーを装着して、6×9で撮影しました。

 僕は、過去のエクスチェンジは、全て参加してますが、全てRCでした。今回初めてバライタです。貴重なフォルテのバライタが5枚だけ残っていて、貴重故に、なかなか使えなかったけど、今回使ってしまいました。5枚のうち1枚は試し焼き、3枚は送付、1枚は自分用。計画通りにプリント出来ました。もちろん、RCで、たくさんワークプリントを作った後の事です。

2009年08月03日

モーケン族の村

20090802.jpg
キヤノンkiss3 タムロン28-75F2.8 アクロス(EI50) シュテックラー氏二浴式現像液
ケントメアVCセレクト パピトール 多硫化セレン調色

 表現手法として、ミニマリズムを目指す僕としては、アジアの街は雑然とし過ぎている。僕の技量では、どこをどう撮影しても、ごちゃごちゃした物が写り込んでしまう。ごちゃごちゃした感じで表現したい場合は撮影するのに適した場所なのかもしれないが、それは僕の目指しているものではない。
 僕は、それほど多くの国を知っているわけではないけど、何も無いサイパンのビーチが、一番撮影しやすかった気がする。

 ケントメアのRCを初めて使ってみた。オリエンタルに比較すると、少し紙厚が薄いような気がする。フジのバリグレードよりは厚いけど。調色は、ほどよく色が変化してくれる。RCは、使い捨てで使う事が多いので、金額的に見ても、満足出来る印画紙だと思う。


 明治村、来週は宵祭りをやるらしい。アクロスをカメラに詰めて、夕方以降の明治村を撮影するのもいいかも。観光客が多すぎると困るけど。浴衣姿だと割引があるので、浴衣のおねえさんが多そうだ。(おねえさんは、撮らないけどね。)

2009年07月28日

テクニックの功罪

 プーケットのネガ現像、フィルム12本分をやり終えた。ここ数年は、先鋭度を重視するあまり、亜硫酸ソーダ少な目(希釈)、最小攪拌法(3分ごとの攪拌)で、135と120の現像を、行ってきた。どんな事でもそうだけど、新しいことを覚えると、そればっかりやってしまうのが僕の悪い癖である。

 この手法に違和感を覚え初めたのは、去年の夏の終わりくらいだった。135で撮影した像が、やたらガサついた感じがするのだ。120においては、そのフィルム面積の大きさからして、先鋭度重視の手法でもいいかもしれない。しかし、135においては、ネガ現像においては、先鋭度よりも粒状製やなめらかさを重視した現像手法の方が、僕の好みに合った像を得られるような気がしてきた。

 普通なら、もっと早く気づくべきなんだけど、違和感を感じながらもそれが原因だとは思わなかった。プーケットのネガは、亜硫酸ソーダ多めで最小攪拌法で現像してしまった。ちょっと中半端である。

 今後、135の現像においては、亜硫酸ソーダの量を公式処方に戻して、通常攪拌で現像しようと思う。
 

2009年07月10日

多湿

20090710.jpg
 暗室内で引伸ばしレンズと引伸ばしルーペをタッパーに乾燥剤と共に入れて密閉保管しているけど、そのタッパーは100円ショップで買ったものであるせいか、どうも機密性が悪く、内部でかなり湿度が上がっているようである。(ちなみに、今日の写真とタッパーは無関係です。)

 この時期、かなりカビの発生が気になるところである。引伸ばしレンズ5本とルーペと言っても、結構な額で入手したものなので、カビが生えると困る。そんなわけで、ちゃんと密閉出来る容器を、また用意しようかと思っている。


 それにしても、、海外旅行中にインフルエンザに感染しないか、ちょっと不安。海外旅行保険には入っているけど、空港ではマスクをした方がいいのかな。
 
     

2009年01月08日

まだ気が抜けない。

20090108.jpg

 水滴をキッチンペーパーでよく拭って、自作バライタ乾燥棚で乾燥させる工程に入る。プリントをじっくり確認し、ブリーチや調色過程でステインが発生していないので、定着と水洗が完全に行われている事を確認する。

 もう、このプリントはこれで最後にしたい。

2009年01月07日

赤血塩ブリーチ

20090107.jpg

 バライタ印画紙を使い、現像、定着後、水洗1分、水洗促進浴5分、水洗10分

 その後、ブリーチを行う。通常のプリントではあり得ない階調を出す事が出来る。ブリーチ後、定着、水洗1分、水洗促進浴5分、水洗10分

 プリントを確認したが、ブリーチが足りないと思ったので、再度ブリーチする。その後、定着、水洗1分、水洗促進浴5分、水洗10分

 まあ、こんなもんだろう。ということで、多硫化セレン調色を10分ほど行い、その後、水洗促進浴5分、さらに水洗10分

 
 いったい、何回、水洗をすればいいのか。。。
 気がおかしくなってきそうだ。

 
 
 

2009年01月06日

タンクが壊れた

20090106.jpg
 水洗中に、タンクからフタを外したら、こんな状態になっていた。ステンレスタンクっていつ寿命が来るんだろうと思っていたら、こういうふうになるんだと知った。しかしこれって瞬間接着剤で修理出来るのではないかと思い、試してみたけどやっぱりだめだった。

 他にもフタはあるからいいけどね。LPLのステンレスタンクの現行品は、フタが樹脂製になってるけど、耐久性は大丈夫なんだろうか。

2008年12月22日

周辺光量不足について

 いつも拝読している撮影日誌に、引き伸ばしする際、周辺部は露光不足になりがちなので、焼きこみをした方が良いと書かれてあった。実は思い当たる節があって、ありがたいヒントをいただいた気がした。

 赤血塩でブリーチをすると、四隅が微妙に白っぽくなってしまう。隅の方が漂白の進行が早いのかと思ったが、ブリーチの方法をバットで印画紙を浸してみたり、筆で塗ってみたりと変えてみたが、やはり四隅の進行が早いのだ。画像の薄い部分は、濃い部分よりも顕著にブリーチが進行するので、これは、四隅が中心部と比較して、露光不足になっていると思われる、

 以前、ラッキーのV70を使用していた時に、散光拡散ボックス内の発泡スチロールが、内側にグニャリと曲がっていた事があった。35mmのネガからの引き伸ばしだと、散光ボックスの面積の方が広いので、余裕があるのだが、V70で6×6のネガを引き伸ばすと、縦はギリギリである。そのため、散光ボックス内の発泡スチロールの歪みの影響は大きい。

 LPL7454においても、ブローニーからの引き伸ばしは、周辺光量不足を感じる事はなかったが、4×5をノートリミングで引き伸ばすと、かなり微妙にだが、周辺光量が不足しているのを確認した。V70と同じ現象が、散光ボックス内で起きていないか分解して確認したが、使用されている発泡スチロールが、分厚いせいか、歪みは発生してしていなかった。高価な引き伸ばし機なので、当然であるが。。

 いくら散光式の引き伸ばし機とはいえ、その引き伸ばし機に対応している最大サイズのネガを用いて引き伸ばす場合は、やはり周辺部が露光不足になりがちなのだ。引き伸ばしレンズを通して象を結ぶので、その影響もあると思われる。

 散光式なので、すっかり安心していたが、4×5を引き伸ばす時は、周辺部の焼きこみをした方が良さそうだ。焼きこみや覆い焼きを頻繁に行うと、フットスイッチが欲しくなってくる。もはやこれって、必需品じゃないのかと思うようになってきた。そりゃ、フットスイッチが無くっても、焼きこみは出来るんだけど、作業性が格段に上がると思われる。そんなわけで、ヤフオクで入手しようと思ったけど、新品でも4000円程度で買えてしまうような代物である。送料を考えると新品で買った方が良さそうだ。こんな事に今まで気がつかなかったとは!

2008年11月05日

海津の桟橋跡


タチハラハンディビュー4521 ニッコールM300mm アクロス(EI50)
シュテックラー氏二浴式現像液 オリエンタルVCRP2 パピトール
赤血塩ブリーチ セレニウム調色

 tokyo-photo.netに、ハイライトブリーチが紹介してある。「プリントに歌わせる必殺技」とのこと。過去に何度かチェレンジしたけど、なかなかうまくいかなかった。今回は、まだ習作の段階で、最終段階ではない。実は、この写真で、ここ数日かなり苦しんでいる。このネガなんだけど、ここからもうちょっとがんばらなければならない。しかし、そのもうちょっとでいつもつまずくのだ。つまずくだけならいい。そこで万事休すとなり諦めなければならないこともなる。そうなると、また撮影からやり直しである。

 この日はどんよりとした曇り空で、撮影時間は午後一時ごろ。それでも、雲が流れてくるのを琵琶湖を眺めながら3時間ほど待っていた。やっとの思いで撮影した。コントラストが低い状態なので、ネガ現像をする時に、A液を2割ほど時間延長した。スプリットグレードで露光し、雲は5号でガンガン焼きこんだ。

 これは、オリエンタルのVCRP2なんだけど、フジのレンブラントG2でもプリントしてみた。でも、レンブラントでは、イメージどおりにならなかった。他のバライタならどうなのか分からないけど、VCRP2よりも、気に入る保障はない。このRCのテカテカ感が、湖の輝きと、とてもマッチするのだ。バライタならフェロがけしないと、このテカリは出せないだろう。本当はバライタで仕上げたいところだが、仕方がない。でも、もうちょっとバライタでチャレンジしてみようかな。

 風景写真って、ほとんどの場合、ブリーチが必要なんじゃないのかと思う。この写真は、ブリーチしないと、見れたものじゃない。

 
 この写真、海津の桟橋跡である。明治期に作られた桟橋で蒸気船が大津まで就航していたらしい。当時は、この杭に橋板が掛けられていたのだと思う。現在は、桟橋の橋脚が、まるで杭のように残るばかりだ。

 このプリント、ちゃんと歌わせる事が出来るだろうか。
 

 


2008年10月31日

全部カボチャ

20081031.jpg
タチハラ ハンディビュー4521 with トヨ6×9ロールフィルムホルダー フジノンW150mm
アクロス(EI50) シュテックラー氏二浴式 アグファMCP312 パピトール 硫化セレン調色

2008年10月22日

ライトボックス

 そんなわけで、前回のエントリーの手法で、スポッティングを行った。

 この作業をする時は、手袋と、濡れタオルが必須である。細かい作業なので、素手でネガを触っていると指紋でベタベタになってしまう。絵の具でのスポッティングに失敗したら、すぐに拭き取れるよう濡れタオルも必要だ。

 極小のスポットを埋めるのに使う道具は、針で良さそうだ。ただし、絵の具の薄め方と、針への付け方には、慣れが必要になりそうだ。

 そして何よりも、この作業はライトボックスの上じゃないと行うのが困難である。僕は、ライトボックスを持っていないので、近々買うことにする。それまでは作業は中断だ。

 絵の具が乾いてしまうと、なかなか取れないが、もしやり直しをしたい場合は、ネガを水洗すれば、OKである。これはいい。


 印画紙へのスポッティングは、100円ショップで買った習字用の硯で墨をすり、それから茶色の絵の具を混ぜて、印画紙の色調に合わせ、アラビアゴムを加えたもので、スポッティングした。乾燥後は、ぱっと見は、自分でもどこをスポッティングしたか分からないくらいの出来栄えになった。今回はRCで試したけど、バライタなら、塗料が乗りやすいので、さらに良い結果が期待できそうだ。

2008年10月21日

スポッティング

20081021.jpg

 シートフィルムを現像すると、乳剤が抜け落ちた極小のスポットが現れる。これは、ロールフィルムでは、ほとんど経験したことがない。そのままプリントすると、印画紙には黒いスポットとして現れる。

 スポットが現れる原因としては、現像液中で気泡が付着しているか、フィルムにホコリが付着して、その部分だけ未露光になったか、乳剤に欠陥があるか、といった事であろう。

 気泡の取り除きや、ホコリ対策については、今後も努力を継続するとしても、それでも絶対と言っていいほど、この種のスポットは発生してしまうことは確かだと思われる。そんなわけで、スポットが発生した時の対処法が要となる。

 実は、今までは、この問題については、あまりにも厄介なので、目をつぶっていた。しかし、どうにもこうにも自分の気持ちの中で割り切れないものがあり、対処法を考えてみた。以前にも、フィルムのベース面に鉛筆でレタッチを施したりしたが、どうもうまくいかず、すぐに断念してしまった。

 そこで、次の手法である。シートフィルムをレタッチをすることで、スポットを消すのは、かなり困難な作業であるため、まずは第一段階として、そのスポットを埋めてしまい、印画紙上に、白いスポットが出現させるようにして、その後、印画紙にスポッティングすれば良い。

 で、シートフィルムをレタッチするのに、どの素材を使うかということになるのだが、極小の粘土みたいなものがあると最適である。スポットの部分に一時的に、それを貼り付けて、プリント作業すれば良いからだ。しかし、粘土を極小サイズにしてしまうと、すぐに乾燥してしまい粘度がなくなってしまい、フィルムには付着しないのである。

 次善の策として、絵の具を針の先に付着させ、それをスポットの部分に置くという手法を思いついた。まだ実践していないけど、これならうまくいきそうだ。うまく白抜きのスポットを作る事が出来たら、習字用の墨と絵の具とアラビアゴムを混ぜて、色調を合わせてスポッティングするだけである。

 しかし、何で苦労してるんだろ。ロールフィルムを使えば、こんな事は考えなくってもいいのに。

 

2008年10月19日

白いノブ

20081019b.jpg 
「白いノブ」
タチハラハンディビュー4521 with トヨロールフィルムフォルダー(6×9)
フジノンW150mm アクロス(EI50) シュテックラー氏二浴式現像液
アグファMCP312 パピトール 硫化セレン調色
撮影地 明治村
 


2008年09月26日

やっぱりバリグレードだ!!

20080926a.jpg「斜陽」(知恩院近辺)
LEICA M6TTL/SUMMICRON35mmASPH./PRESTO(EI200)/AGFA MCP312

 再度、オリエンタルRP2を調色してみたけど、やっぱり調色具合がイマイチ。つい先日、RCはオリエンタルにするって言ったけど、やっぱりフジのバリグレードにするっ! (ペラペラは、気にくわんけど)
 しかしまあ、僕のやることなので、来月にはまた違うこと言ってるかも。


 ブログには、こういうジャブ程度の出来の写真を載せておいて、エクスチェンジはやっぱりカウンターパンチ級にする必要があるかもしれない。ブログで、次々に公開してしまうと、ネタがなくなるし。
 問題は、そのカウンターパンチを繰り出せるかどうかだ。

2008年09月25日

大全紙

20080925.jpg「市井の人」
Contax T2 Fuji PRESTO Ilford MG4RC

 市の美術展の提出日が10月5日なので、大全紙でプリントしてみた。大全紙用の印画紙バットを使うのは、一年にこの時だけである。いかにもコンテスト向きという写真を伸ばしてみた。お年寄りの審査員の目には無難な写真だと思う。
 最近の僕は、物や風景を撮影しているので、この手の写真には、あまり熱が入っていない。物や風景の写真は、このコンテストには向いていないので出品しても、おそらく落選するだろう。

 11時ごろから暗室に入って終了したのは15時だった。一枚仕上げるのに、グレードを変えたりトリミングしたり焼きこみをしたりと、いろいろ試しているうちに、時間がかかってしまった。まあ、そこそこの出来にはなったと思っている。すごく熱が入った写真を伸ばしているわけではないので、暗室作業をしていても高揚感というのなく、淡々と時間が過ぎていく感じであった。

 LPL7454は、ヘッドを逆に向けなくっても台板上で、余裕で大伸ばしが出来るので、とても楽だ。フォーカシングエクステンションを使えば、ヘッドが頭上遥かに行ってしまっても、手元でピント合わせが出来るのが良い。

 今回の写真は、T2で撮影したものだ。まさか、このカメラで撮影した写真を、ここまで大きく伸ばすことになるとは、思ってもいなかった。T2を買ってから15年くらい経つけど、やっと活躍の場を得たという感じである。前回のエントリーで、フードとイエローフィルターは必需品と書いておきながら、T2には、そのどちらもない。そんなわけで、空のトーンを出すのに苦労したわけだが。。
 フードと言えば、大判カメラで撮影する時も、ラバーフードを持ち歩いているわりには、ほとんど使うことはない。撮影前に光線状況を確認し、必要があればピントグラス保護用の板を使って、ハレ切りするくらいだ。

 それほど熱が入ってない写真なのに、何でそこまでして大伸ばしして出品するのかっていうことだけど、理由はいくつかある。一年に一回くらいは、何かを大きく伸ばすという作業をしてみたいし、大全紙の印画紙は使わないとなかなかなくならない。10枚消費するのに5年くらいはかかってしまう。コンテストは面倒くさくって、ほとんど出すことがない僕だけど、市の美術展に出すのは年中行事のような感じでやっていこうと思っている。

 これは、平安神宮近くの大通りから少し奥の小さな通りで撮影したもの。「京都を撮った」わけではなく「京都で撮った」写真。僕は、こういうアプローチで京都という街を撮っていきたい。

 それにしても、キヤノンパワーショットA550のレンズって、全然まっすぐに写らないなあ(^^;..
 

2008年08月31日

チマチマと作業する

20080827c.jpg

タチハラハンディビュー4521 ニッコール210mm 320TXP(EI160) VCRP2
多硫化セレン調色

 これは、4×5で撮影しました。僕はいつも一発目のプリントは大キャビネ(5×7)で、プリントすることが多いのですが、150mmの引き伸ばしレンズを使っても、4×5のネガから大キャビネの面積に収まるようには投影出来ません。そのため、トーンの出方やピントを確認するために、トリング状態にはなりますが、大キャビネで様子を見ております。

 ネガを見ただけで、全て分かればいいのですが、僕のレベルだとそこまでいっていないのが現状なので、実際にテストプリントしてみるのが、確実なわけです。この段階でトーンが気に入らなければ、そこでその写真は、終わりといういうことになります。

 僕は、画質に不満が出ない限りは、バシバシと躊躇なくトリミングします。この写真は、右下の砂利の部分が不要なのかもしれません。本焼きに入る前に、何度もこの写真を眺めて見極めないといけません。
 

2008年08月29日

見直したぞ、VCRP2

20080827d.jpg

タチハラハンディビュー4521 フジノン150mm アクロス(EI50) オリエンタルVCRP2
多硫化セレン調色

 この光景を見たとき、6×6フォーマットが最適だと思いましたが、持参していたカメラで撮影できるフォーマットは6×9だったので、後でトリミングする予定で、撮影しました。これは、テストプリントなので、また後日、再プリントです。

 今後、RCの印画紙はフジのバリグレードでいこうと思っていましたが、それを覆す、ちょっとした発見がありました。このオリエンタルのVCRP2という光沢のRC印画紙ですが、調色適正がある事が分かったのです。WEBだと分かりづらいのですが、良い感じの茶色になります。

 バリグレードは、紙がVCRP2に比べると、薄手でパカパカする感じが、イマイチだなあって思ってました。紙の風合いは、VCRP2の方が断然好みです。そもそも、アグファやイルフォードのRCも、、VCRP2と同じくらいの紙厚なのに、バリグレードは薄すぎます。

 ただ、VCRP2の難点として、光沢しかないということがあるのですが、最近は光沢もいいかなって思うようになってきました。そんなわけで、値段も手ごろだし、次にRC印画紙を買うときは、VCRP2にしようかと思ってます。

 それならいっそ、バライタもオリエンタルにしようかと思いましたが、オリエンタルのバライタは四つ切がラインにないんですよね。バライタは、当分レンブラントを使うしかないかな。

 主力印画紙の選択は、ほんと、難しい。1年前までは、

「RCはバリグレード以外には考えられない。今後はずっとこれだ。」

と思っていたんですけどね。この調子だと、来年には、また違うことを言ってるかもしれないな。

2008年06月10日

ハンガーはステンレス製に限る!

20080610.jpg
Canon Powershot A550(今日買いました)

 ISEの4×5ハンガー(ステンレス製)絶版品とタンクをヤフオクで入手しました。今までは、不満を抱えつつ、塩ビ製ハンガーを使用してました。塩ビ製ハンガーは、いつ壊れるか不安でたまりませんでした。接着剤でくっつけて製造してあるし、材質が材質なので、いつ折れたり割れたりするか分かりません。

 実際、新品購入後、開封したら箱の中で砕け散っていた時もありました。まあ、これは交換してもらいましたけどね。何でISEは、ステンレス製から塩ビ製に替えたのでしょうか。
 金型がなくなったのか、金属材料が高騰のためか理由は不明ですが、少々割高でも、ハンガーはステンレス製じゃないと安心して使えません。

 ロールフィルムのリールにしても、ステンレス製なので、よほど手荒に扱わない限りは一生物でしょう。このハンガーも、かなりの長期の使用に耐えると思います。
 ハンガーが壊れるよりも銀塩の将来の方が不安です。

 本日、手元に届いたキヤノンの「パワーショットA550」、発売から1年半くらい経っているせいか、かなり安く買えました。僕にはこれくらいでデジカメは十分なんです。

2008年04月15日

久々の現像

 まだまだ残業の日々は続いているけど、今日は定時に終わったので、先日の琵琶湖や、息子の卒園式に撮影したフィルムを現像した。それにしても、忙しさや疲れにかまけてしまって、シートフィルムの現像をするのは、三ヶ月ぶりくらいだし、ロールフィルムにいたっては、もしかしたら半年ぶりくらいかもしれない(^^;....

 ネガを見ていると、以前から薄々感じてはいたことだけど、どうも露出オーバーめで撮影するクセがあるらしい。これは、少し勉強しなおさないといけないのかも。

 それにしても、現像作業は楽しいなあ。何で楽しいのかと言うと、毎回、何かを試しているからだと思う。

2008年01月09日

フィルム現像

 プリント作業と、フィルム現像、どちらが、スリリングかというと、やはりやり直しが効かないだけに、フィルム現像であろう。先日、琵琶湖で撮影した時のシートフィルムを現像した。同じ撮影状況で、念を入れて4枚撮影しておいた。これを、一枚一枚、現像していった。最初の現像結果を見てから、それに不満があれば、次のフィルムを違う現像時間で処理できるのが、シートフィルムの最大の利点だと思う。一枚、一枚現像するのは、時間がかかるけど、結局、4枚目のものが一番出来が良かった。まだプリントしていないので、確実な事は言えないけど。満足のいくネガを作ることが出来た時、写真をやっていて良かったなあって思う。

2007年12月19日

ちょっと諦めモード

 先月くらいから、折を見テブリーチを試している写真があるんだけど、どうもうまくいかない。ブリーチは、調色よりも、現像・定着・水洗といった工程の完璧さが求められるような気がする。

 印画紙を現像液に投入するとき、いつも表面を上にして現像液に入れていたけど、これはどうもだめだ。裏面を上にして投入すべきだということは、気付いてはいたけど、一刻も早く画像を見たいという性急な思いが、いつもどこかにあるので、そうしていた、

 しかし、表面を上にして現像液に入れると、均等に現像が進行していかないのである。これは当たり前だ。それがブリーチの時に、影響しているようだ。

 このことに気がついたのは、ブリーチにムラが出来るので、定着不足が水洗不足を最初は疑った。しかし、RCを使っているので、よほどのことがない限り、定着・水洗に不備が出るはずがないし、試しに、定着・水洗をやり直してみたりした。しかし、改善されなかったので、印画紙現像が怪しいと思ったわけである。

 結局、このネガからは、8×10を20枚くらいプリントして、ブリーチとか調色をやってみたけど、うまくいかなかった。ネガにちょっとした不具合があるということもそれは災いしている。

 もうこのネガから作品を作るのは中断して、同じ場所をもう一度撮影からやり直そう。

2007年12月08日

バライタ印画紙乾燥棚  完成

 バライタ乾燥棚、作ってみました。なかなか良い感じで使えそうです。
 作製手順をまとめてみました。

2007年12月06日

バライタ乾燥棚

 ホームセンターを何店か回り、バライタ印画紙乾燥棚になるようなアイテムがないかと探してみたけど、「せいろう4型」のような商品は、置いてなかった。

 何か良いアイデアはないかと思い、店内を歩いていると、網戸のコーナーでひらめいた。かなり安価で、乾燥棚を自作出来ることが、判明したのである。おそらく、大全紙用の乾燥棚を作っても、数百円で可能だと思われる。(1000円は超えないだろう)

 僕の場合は、今のところ、バライタは四つ切しか使ってないので、試作品は四つ切サイズで作ってみようと思う。そんなわけで、切り売りの防虫網や木材や金具なんかを買い込んだ。昨夜、木材を切断して、塗料を塗っておいた。

 うまくいけばいいなあ。

2007年12月04日

バライタの乾燥

 もうバライタなんかやめてRCにしようと書いていたにも関らず、また性懲りもなくのこのこと、バライタでプリントしたりしている。

 バライタの乾燥は、表面を上にしてキッチンペーパーの上で乾燥させているんだけど、乾燥中にホコリが落ちて、そのまま乾燥すると、そのホコリが写真にへばり付いてしまって、再水洗しない限りは取れなくなってしまう。そこで、やはり、この乾燥方法はやめにして、表面を下にして乾燥させた方がいいような気がしてきた。

 その場合、網戸のようなものを使うといいらしいが、それだと網を買ってきて乾燥棚を自作しなくてはならないので、他に安価でいいものないかなあって思っていたら、なんとありました。

 せいろう4型

 これって、本来の使い道は、梅干や干物を干したりするのに使うんだと思うけど、レビューを見ると、写真の乾燥に使っていますと書いてあったりする。この商品を作っている会社は、プラスチック容器の大手の三甲さんなんだけど、僕の自宅と同じ市にあったりする。近いうちに、入手して、これでバライタを乾燥させてみよう。

バライタの乾燥の続きを読む

2007年11月27日

ブリーチ  赤血塩

 赤血塩を使ったブリーチを、折をみて試している。何枚か試してみたけど、ブリーチをついついやり過ぎてしまうのだ。何事も、最初のうちは、その効果がおもしろくって、ついついやり過ぎてしまうものなんだと思う。やり過ぎるギリギリのところで止めておくのが、望ましいんだけど、その止め時のタイミングがなかなかつかめずにいる。

 ブリーチのテクニック  tokyo-photo.net  参照

 さて、ブリーチした際に、最も悩ましいのが、色調の変化だ。ブリーチした部分が、黄色がかった色調に変化するのである。それは、あまり好みではない。色調が、こんなに変化するなら、ブリーチなんかやらない方がましだなあ。という思いと、ブリーチで作るトーンセパレーションは、とても魅力的だなあという思いが、せめぎあっていた。

 そんな感じで、行き詰っていたところ、再度tokyo-photo.netを読み返してみると、その解決法がちゃんと書かれていた。まさに、至れり尽くせりのサイトである。

 もうだめだと思い、ブリーチしたプリントは全て破棄してしまったが、こんなことなら残しておけば良かった。ブリーチの練習になら十分、使えるのに。またプリントからやり直さないといけない。


 さて、このブリーチには、赤血塩という薬品を使うわけだけど、ヨドバシとかビックカメラの暗室用品コーナーに、普通に売っているものである。しかし、この赤血塩を買っていく人って、何の用途で買っていくのだろう?ブリーチをやっている暗室人口なんて、かなり少ないと思うのだ。暗室人口1000人に対して、おそらく1人もいないであろう。(主観的観測)

 そうなると、赤血塩の使い道は、漂白・硫化調色をする時の漂白剤としての使い道なのだろうか?しかし、わざわざ単薬を買うかな??まあ、硫化ソーダも単薬が置いてあるくらいだから、調色目的で買う人もいるのかも。僕は、漂白・硫化調色は色合いが明るすぎて好きにはなれなかったんだけど。
 謎の多い薬品である。

2007年11月26日

冬の暗室

 とうとう寒い季節に突入してしまった。エアコンのない僕の暗室では、寒くなると液温調整に恒温機を使用している。恒温機の使用で、季節を感じてしまう。もっと他の事で感じろって言われるかもしれないけど。とにかく冬の暗室は寒いのだ。石油燃料を燃やして暖房すると、引き伸ばしレンズなんかが結露しそうなので、あまりよくないだろう。イスの上に置く、小型のホットカーペットもあるけど、暗室作業ってイスに座りっぱなしではないので、あまり効果はないんだよねえ。

 暖かい飲み物を飲みながら作業していても、寒い部屋だとすぐに冷めてしまうので、結局はある程度の寒さは我慢するしかないのだ。水洗の水も冷たいしなあ。

 先日のエントリーの写真、やっぱりもう少し、焼き直そうか。なんて少し思い始めている。僕は、たくさんのカットから写真を作るタイプではない。ほとんどは、撮影して現像して、そのまま保存っていう感じになっている。子供の写真は、いつか時間がある時に、ゆっくりとプリントしようと思っているけど、それ以外は捨てコマになってしまう。


 先日、ニトリに行ったときに、良い感じの木製額縁を見つけた。ポスター用の額縁らしいんだけどね。でも、何となくその時はチラッと見ただけなので、正確な大きさなんかはよく覚えてない。

 最近、ハスキー熱が冷めつつある。しかし、三脚に関する情熱は、一年に一回くらいは盛り上がる時があるので、次回で買ってしまうかも。

 ISEって、製品が安定供給されているのだろうか?シートフィルムのハンガーを販売している唯一のメーカーなので、がんばって欲しいんだけどなあ。アイエスイーなんだけど、「イセ」って読んでいる人もいるらしい。イセだと三重県の会社みたいだ。
 

2007年11月16日

それでも、しつこく、再プリント

20071116.jpg
マミヤC330f / セコール80mm / プレスト400 / シュテックラー氏二浴式現像液 /
LPLV7454 / ELニッコール105mm / フジ レンブラントVG2 / パピトール / 
多硫化セレン調色
プリント時にNo00 No2 No5 フィルターを使い、覆い焼き、焼きこみをして仕上げた。 

 先日、アグファのRCでプリントしたものは、どうも調子が気に入らなくなってきた。プリントした時は、これでいいと思ったんだけど、時間が経って、もう一度じっくりと見てみると、シャドー部がイマイチだったり全体的にもうちょっとカリッとしたコントラストの方がいいなあと思うようになり、再プリントした。

 保存用の写真は、レンブラントでプリントするようにしている。2月に明治村で撮影したネガを、未だにしつこくプリントしているわけなんだけど、暗室でこのネガと多くの時間、対峙した。紙も何枚も使った。

 アグファのRCは、確かに多硫化調色液で、よく調色されるけど、RCだけに反応が早いので、過調色になってしまう。バライタは、進行がゆっくりなので、適度なところでその加減がしやすいのが良い。それにしても、この多硫化調色液だけど、5月くらいに一度作ったきりで、まだまだ使える。いったいどれくらい使えるのだろうか。

 最終的に満足がいくプリントが得られて、それをファイリングする瞬間は、無常の悦びである。

2007年11月15日

プリントの奥深さ

 以前は、ネガ現像で、写真のほとんどが決まってしまうものだと思っていた。暗室でのプリント作業は、撮影時の露出の過不足やフィルム現像の時の過不足を補うためにやっていたような気がする。

 しかし、最近になってやっと、プリントワークで、こんなに表現方法が多様になるのかと、思い知らされている。今更、何を言っているんだと言われるかもしれないけど。

 そうなってくると、確かな目を持っていないと、どんなプリントが良いのか分からなくなってしまうのだ。結局のところ、プリント作業は、トライアンドエラーの手法で仕上げていくしかない。やってみて、じっくり観察して、気に入らないところを、目指す方向へと手直ししていくのだ。

 ネガによっては、なかなかうまくプリントできないこともある。何度やっても、何か違うって気がする場合がある。そういう場合はそこで、妥協してはならない。そういうのを作品だなんて、僕はとても言うことは出来ない。誰かに見せる予定なんかないし、ただ仕上げて、ファイリングしておくだけの作業なんだけど、それだけに、究極の自己満足を目指す必要があるのだ。

 そもそも、短期間で作品を作り上げようなんて、僕は思っていない。半年前にプリントしたものでも、気に入らなけりゃ、何度も手法を変えて、プリントしている。そうやっているうちに、いつか答えが見つかるのである。

2007年11月06日

シートフィルムの現像

 琵琶湖で撮影したシートフィルム8枚を、先日購入したISEのフィルムハンガーを使って現像してみた。前回のテスト現像のとき、フィルム下部の横線の現像ムラが発生するというトラブルは、フィルムを嵩上げすることで、解決できた。

 あとは、現像ムラとの戦いである。現像ムラは、空を撮影した時によく発生する。他の部分でも、ムラは発生しているのかもしれないけど、ムラとして認識出来るのは、常に空の部分だったりする。

 そこで、攪拌方法でムラを減らそうと試みた。先鋭度を上げるために、攪拌頻度は出来るだけ減らしたいけど、ムラが発生してしまっては、どうしようもない。今回は、フィルムハンガーが1個しかないということもあり、一枚ずつテストしながら処理していった。

 シュテックラー氏二浴式現像液で、A液は、最初の30秒は連続攪拌し、その後は30秒ごとに攪拌する。A液は、この攪拌方法で固定する。

 次にB液だが、エッジ効果を期待して、3分ごとの最小攪拌法を行ったが、やはり空にムラが発生した。次に1分ごとの通常攪拌で試したら、かなりムラが減っていたけど、かなり微妙に現像ムラがあることを確認した。(まあ、気にならないレベルではあるが。)
 次に、30秒ごとに攪拌する方法で試したら、ムラはまったく発生しなかった。

 結論から言えば、シートフィルムは30秒ごとに攪拌するのが良い。先鋭度と引き換えにムラを発生させていたのでは、どうしようもないのだ。


 今回は、他にもちょっとした発見があった。停止浴(水停止)中に、フィルムがハンガーから、外れてしまったようで、定着工程に入ったつもりが、停止液の中にフィルムを残したままで、ハンガーだけを定着浴していた。その状態で、電燈を点けてしまい、停止液の中でユラユラしているフィルムを目にして、一瞬、戦慄がはしったが、明室のままで、停止液からフィルムを取り出して、定着液に放り込んだが、まったく、かぶってはいなかった。つまり、シュッテクラー氏二浴式現像液のB液は、アルカリ液で現像主薬は含まれていないため、フィルム乳剤中に含まれた現像主薬のメトールの化学反応は、B液現像が終了する頃には、かなり弱まっているからだと思われる。

 これを、もう少し押し進めていくなら、定着工程に入る前に、現像の進行具合を確認し、現像不足であれば、再度A液で現像すれば良いのではないだろうか。ただ、やはりかぶる心配がつきまとうので、これは次善の策であろう。

2007年11月02日

暗室メモ

 イルフォードHP5+の現像データ

EI200 シュテックラー氏二浴式現像液  20度 A6分 B6分

濃過ぎの現像結果だった。そもそも、HP5+は、EI400で撮影するために、導入したのだった。EI200でテストしたのが、そもそもの間違いだ。次回は、同じ現像条件でEI400でテストしよう。


 ISEのシートフィルムハンガー

 これは、下部に現像ムラが、一本の線のように発生する。気のせいかと思い、別のフィルムで試したけど、やはり同様のムラが発生した。かなり有力な解決策を考案したので、次回はその方法で試すことにする。それが解決したら、塩ビ管よりも使いやすいであろう。特に定着工程がやりやすくなる。


 フィルムクリップ

 ロールフィルムを吊り下げておくクリップは、ピンの2箇所留めである。、今までシートフィルムにもこれを使っていたけど、1箇所留めのものを買ったほうが良さそうだ。アクロスは穴が開いてるからいいんだけどなあ。さすが、日本製だ。こういう気遣いを外国製品も見習って欲しい。


 完全暗室

 今までダークバッグを使っていたけど、状況が許せば、やっぱり真っ暗な部屋でフィルム装填を行った方がやりやすい。ただ、うっかり物を落とすと、どこにいったか分からなくなるので、そういうことには注意しなくてはならない。

2007年10月18日

イヤになって投げ出す

 うまくいかないと、イヤになって投げ出してしまう。もちろん、うまくいかないっていうのは、写真のこと。

「あー、もう、だめだだめだ。せっかく琵琶湖まで行ったのに、現像がムラムラになっちゃってえ。もうー。どうでもいいや。こんなの。」

と思いながら、頭の別の部分では、ムラに対しての対策を練ってたりする。昨日は、そんなこんなで、暗室作業をさっさと撤収してしまった。

昨日、イヤになって投げ出したというのに、また今夜も性懲りもなく、フィルムの現像をしていたりする。4×5はオジャンになったが、押さえで撮っておいたブローニーは、なかなか良い感じの結果を出せたような気がする。まだ、プリントしてないけど。


 昨日は、一気に4枚のフィルムを現像したかったので、久々にコンビプランを使った。このコンビプランって一年以上、借りっぱなしになってたりする。どうも、このコンビプランは、うまくいかないなあ。おそらく、僕が思うに、フィルムハンガーにフィルムを装着した状態で、フィルムが反るようになっているので、タンク内で攪拌する時に、ムラが起きると思われる。まあ、僕がヘタクソっていうのもあるけどね。

 塩ビ管を使用したシートフィルムの現像方法は、確実性が高いが、フィルムを丸めて塩ビ管に放り込むため、すりキズが付いてしまう。そして、丸めたときに、ベースのPETに小さな亀裂が出来て、そこに現像液が入り込み、定着時に、降り曲がった部分がなかなか抜けないのである。

 これらの事から、フィルムは折り曲がらない状態で保持出来るハンガーが良いだろうと思われる。ISEのハンガーが理想なのかもしれない。

 僕は、シートフィルムの現像は、明室でのタンク現像はとっくに諦めている。だからと言って、暗室でトランプ攪拌による原始的な現像方法も好まない。これまで、先鋭度を考慮して、現像液のB液を最小攪拌法を用いていたけど、これもムラの原因の一つかもしれない。ひとまず、最小攪拌法は次回はやめよう。そもそも、シュテックラー氏二浴式現像液においては、B液中には現像主薬が存在しないため、エッジ効果で先鋭度は上がりやすいと思う。それで充分ではないか。しかし、現実に最小攪拌を用いた時と用いない時を比較すると、明らかに先鋭度に違いが出るのである。この辺りが、最小攪拌はムラと先鋭度を天秤にかけて考えなくてはならない。

 ISEのハンガー、買ってみて試してみようかな。アクロスは、EI50で常用しているけど、もしかしたらEI25の方がいいかな。攪拌方法は、通常攪拌に戻してみよう。

 

2007年10月11日

再プリント


マミヤC330f / セコール80mm / プレスト400 / シュテックラー氏二浴式現像液 /
LPLV7454 / ELニッコール105mm / アグファMCP312 / パピトール / 
多硫化セレン調色


 今年の2月に明治村へ行ったときのものを再プリント。満足が出来ないと、いつまででも過去のネガを掘り返して、プリントしてたりする。

 引き伸ばしレンズをF11に設定し、全体を10秒間露光するうち、中央のイスと左上部の壁を5秒間、覆い焼きした。

 

2007年10月05日

メモ

 撮影、暗室関係のメモを作りました。簡潔に書けば、たったこれだけになります。これを厚紙に貼り付けて、暗室や撮影現場で参考にみています。

 注意:計算上の数値で、実践していないデータもあり。

 ここに書いてあるのは、あくまでも参考なので、実際には多少のアレンジを加えてから実用しております。


 最近、バライタを使うのが、バカバカしくなってきた。RCでもバライタと、遜色ないクオリティを出すことが出来る。違いといえば、手に持った時の質感くらいかな。額に入れちゃえば、分からないと思う。

 よくネット上で、バライタは黒の締りが良いとか書かれているけど、実際には、それほどの差はないと思う。そもそも、そういうふうにバライタ至上主義に陥っている人は、プリントのクオリティを保っているのだろうか?

 

2007年09月25日

長良川の酔っ払い

20070925.jpg

 琵琶湖へ撮影に行こうと思ったけど、あいにく曇り気味で、空の状態が写真向きではなかったので、琵琶湖は断念した。以前から狙っているシーンがあるんだけど、雲がとても大切なので、条件が悪い時は諦めた方が良い。

 琵琶湖は、諦めたけど、どこかへ写真を撮りに行きたいという思いがあったので、岐阜市の長良川温泉へ向かった。車に折りたたみ自転車を積んで、バックパックにマミヤC330fの撮影セットを入れた。到着後、最初に向かったのは、鵜飼観覧船の乗船所であった。時刻は3時頃だったので、鵜飼の観光客はいなかったけど、船頭さんらしき人達は、船の周囲でちらほらと働いておられるようだ。

 あまり撮りたいと思うようなシーンではなかったけど、取りあえずカメラを三脚にセットしてあっちこっちをファインダー越しに眺めていたところ、一人の船頭さんらしき人に、声をかけられた。

「それ、古いカメラ使ってるねえ。僕も、昔、マミヤのC33を使っていたんだよ。今は、RZで風景撮っているんだけどね。三脚はハスキーの3段使っているよ。」

どうやら、写真趣味の船頭さんらしい。しかし、風景写真でRZって、もしかして、ほとんど歩かずに撮るってことじゃないの。どうせなら、木製暗箱の6×9の方が軽いだろうに。って思ったけど、余計なことは言わずに、適当に聞き流した。もちろん、僕が大判使っていることとなんかは言わない。

しばらくすると、長良川温泉の宿泊客(自分でそうやって言っていた。)の酔っ払いのおじさんが、僕たちに近づいてきた。この酔っ払いおじさんは、写真趣味家ではないと思うが、いろいろ話かけてくる。

「何のシャッターチャンス待ってるの?」
「何かいいもん見える?」

とか、かなり鬱陶しいのだ。そもそも、僕は酔っ払いが大嫌いだ。
僕が、「あんたはもう、迷惑なんだよ。」っていうのがそれと分かるような感じで、適当に相槌をうっていたけど、退散する様子もなく、僕の反応が悪いので、おもしろくないせいか、その酔っ払いおじさんは、先ほどからいる船頭さんと話をし始めた。

酔っ払いおじさん「ここって、写真になるような、良いアングルあるの?」

船頭さん「そうだねえ。橋の上から川に向かって撮ると、鵜飼観覧船が真上から撮れるからおもしろいよ。」

僕(そんなもん、撮りたくないって。)

酔っ払いおじさん「でも、今は船の往来がないね。」

船頭さん「そりゃあ、鵜飼は夜のものだから、6時くらいにならないとだめだよ。」

僕(鵜飼なんだから、当たり前だろ。)

酔っ払いおじさん「へー。そりゃいいこと聞いたね。これで、今日の撮影はばっちりだね。いいかい?6時だってさ。橋の上から撮るんだよ。」

酔っ払いおじさん <バンバンって僕の背中をたたく。>

僕(何で、そんな事言われなくっちゃならないんだよっ。人の背中、たたくなよっ。ムキっ。)

僕「いや。でも、今日はこれから雨が降る予定だから、その時間はだめですよ。」
  (ふん。天気がどうであろうとそういうのは、撮らないけどね。)

酔っ払いおじさん「えー。この空模様で、雨なんて降らないよ。」

僕(西の空、真っ暗じゃないか、降るんだよっ)


そんな出来事があったため、すっかり心が乱れてしまい、鵜飼船発着所では、一枚も撮らずに退散した。その後、橋を渡り、対岸の長良川温泉の川沿いを散策する。こちら側には、鵜匠さんの家もあったりして、その日の夜の鵜飼の準備をしていた。

結局、僕は、船を係留させるためのロープを、金属製の朽ちたハシゴと絡めて撮影した。その一枚を撮り終わった頃に、雷鳴が轟いた。急いで、カメラをしまいこみ、自転車に乗って一目散に車に向かった。
自転車を、折りたたみ、車に乗り込んだら雨が降ってきた。それは、5時頃だった。

2007年09月18日

暗室日記

 今夜は暗室をやろうと意気込んだが、暗室をやる前にベッドで横になり、少し休憩したら動くのがおっくうになってしまった。しかし、気を取り直して、1時間の後、バットを並べて暗室作業を開始した。実は、2年くらい前から、子供の写真の良さそうなもの、RCの8×10にまとめようと思いプリントをしている。

 もちろん、それは急務ではないので、一番後回しの作業だったりする。つまり、いつでもいいような、やってもやらなくてもいいような作業だったりもする。(さすがに、やらなくてもいいってことはないか。。)

 まあ、そんなわけで、今夜は8×10を13枚プリントしたけど、何とかものになりそうなものは3枚だけだった。今夜プリントしたネガは全て135からのものだ。つくづく思ったのだが、小さなネガからのプリントって、とても難しい。中判だったら、当たり前のように髪の毛の一本一本まで描写出来るようなシーンでも、そうはいかなかったりする。それに、8×10くらいの大きさでも、やはり粒子は荒れてしまう。

 もしかして、最近、中判がメインになったのは、キレイな画質を得ることが出来るからという理由ではなく、135よりも、中判の方がプリントが楽だからではないのか。135で、キレイなプリントを得るには、かなりのスキルを要求されるような気がする。

2007年09月14日

グアムの写真

ニューマミヤ6 50mm フジ バリグレード 多硫化セレン調色


 結局のところ、グアムで撮影した写真で、作品と呼べそうなものは2枚だけだった。普通に使えそうなものは、他にも何枚かあったけど、そういった写真に労力と印画紙を消費するのは、無駄なような気がする。気に入ったものだけに、多くの時間をかけて、完成度を高めていったほうが、よほどいい。


 キヤノスキャンのLIDE90が届いたので、早速使ってみた。今まで使っていたスキャナよりも、かなりスキャンスピードが速い。こんなことなら、もっと早く買っておけば良かった。
 しかし、品質管理がイマイチなので、ガラスの内側にホコリがくっついていて、スキャン画像にそれが映りこんでしまう。しかし、8×10の印画紙をガラス代に置いた範囲外にあるので、実用上はまったく問題がない。どうしてもホコリが気になったら、スポッティングをするようにして、レタッチするしかない。そんなわけで、試しにレタッチしてみたけど、苦労することもなくホコリを塗りつぶすことが出来た。

 いろいろ機能がありそうなスキャナだけど、カラーモードでスキャンして、シャープネスを原画と同じくらいに調節したら、それで作業は終わりである。余白のトリミングは、もちろん必要だけど。

2007年09月12日

印画紙雑感

 昨日の日記に書いた件だけど、引き続きプリントを試みて、ようやく完成させることが出来た。まあ、それはいいんだけど、今回は、その過程でいろいろな印画紙を使ったので、その事をメモしておこう。全てRCだけど。

*あくまでも僕のプリント条件での感想なので、そこのところ、よろしく。

 
 アグファ

 過去に多用した印画紙の中では、これが一番良かった気がする。ハイライトもスッキリと描写出来ていた。調色特性は抜群だけど、僕にとってはちょっと赤みが強いかな。価格高騰と、いずれ消え行く運命の印画紙なだけに、惜しいけどもう買うことはないでしょう。


 イルフォード

 おそらく、アグファの次に多用した印画紙だと思う。調色しがいのない印画紙で、色調の変化がほとんどない。ハイライトの冴えがオリエンタルやアグファに比べるとイマイチ。しかし、これはおそらく世界のスタンダード印画紙ではないかと思う。

 
 オリエンタル

 意外にも、僕の好みのハイライトになった。かなり好みである。価格が安いのもいい。しかし、調色しても色調が変化しないのと、光沢しかないのが、かなり大きな減点だ。せめて、半光沢紙を製造して欲しいなあと思う。


 フジ

 バリグレードのAMを使っている。全てのメーカーの中で、一番プラスチッキーな感じがする。つまり安っぽい(ような気がする。)。調色後は一番僕好みの色となった。おそらく、この印画紙が僕の今後の主力になると思われる。しかし、印画紙サイズのラインに、何で大全紙がないんだ。バリグレードは、最近になって使い始めた印画紙だけど、しばらくは8×10は、これ以外の銘柄は買わないだろう。

総括

 これからは、やっぱりフジのバリグレードAMだね。それで決まり。フィルムも印画紙も、国内メーカーで自給自足するのさ。そうしておけば、日本に軍事政権が誕生して、鎖国状態になっても大丈夫なのだ。

 問題は、大全紙をどうするかっていうことだけど、涙を飲んで、オリエンタルにしようかなあって思っている。大全紙は、多分調色することはないと思うしね。
 

2007年09月11日

大伸ばし

20070911.JPG

 市の美術展の応募締め切りまで一ヶ月を切ったので、大全紙でプリントしてみた。焼き上がりは、グループプリントエクスチェンジの時のプリントを目指したが、結果は散々だった。

 この写真の肝は、

1.投網が白く際立つこと。
2.人物のシルエットが、つぶれないこと。
3.モクモクとした雲を表現すること(ただし、暗い印象にはならないように。)

グループプリントエクスチェンジの時は、アグファのRCを使い調色も施した。今回は、イルフォードのRCを使用し、調色はしない予定だ。アグファよりも、イルフォードの方が、若干やわらかめなのか、スプリットグレードに用いるフィルターの5号の時間の割合を少し多めにしなければならなかった。「1」については、それで解決した。

「2」と「3」は、試し焼きをしたにもかかわらず、本焼きの方が濃くなってしまった。これではだめだ。試し焼きの時、1分半、現像液につけておいたので、それで現像の進行は止まっていると思っていたが、本番プリントを停止液に移す前に、水切りしている間に、現像が進行したようである。こうなったら、だめ押しで、試し焼きのプリントを2分現像液に浸すことにして、露光データの取り直しをしよう。

2007年08月30日

フジ バリグレード

 7月に購入したフジのRC印画紙、バリグレードAMを使ってみた。多硫化調色をするようになってから、調色適正がある印画紙を探していたけど、ついに発見したという感じである。アグファよりも、渋い感じの色調に仕上がるので、すごく気に入ってしまった。

 今までは、何となく、カッコイイ(おいっ)ので、ヨーロッパの印画紙を喜んで使っていた。もともと僕は、印画紙にそれほどこだわりがある方ではなく、RCは半光沢なら何でも良かったので、調色処理以前は、価格で銘柄を決めていたと言っても良い。印画紙選びの基準は、人それぞれだと思うけど、僕の場合は調色適正があるかどうかがポイントになる。それから、RCで作品を作るなら、やっぱり半光沢の方が好きだ。

 フジのバリグレードだけど、手に持った感じは、イルフォードと比べると、紙というよりも、カード感たっぷりという感じである。(この辺はちょっとマイナス)、それから印画紙とは関係ないけど、8×10の場合、箱が小さいので、かなりキツキツで印画紙が入っているため、取り出し辛い。

 バリグレードは、ヨドバシ価格で8×10(100枚入り)が、6520円である。ポイントを考慮すると、1枚60円くらいになる。同じく調色特性のあるRC印画紙アグファの半額くらいになるのだろうか。バリグレードが気に入ったため、復活したとは言え将来性が不透明で、しかも高価格のアグファを買うことは、今後はもうないだろう。

 昨年、RCの光沢は、ちょっといやだなあと思いつつ、価格が魅力で、オリエンタルのRC、VCRP2を買った。ネット通販だと、今時、8×10(100枚入)で4800円である。しかし、送料がかかるので、実質、1枚辺り60円弱になって、バリグレードと大差ない。それなのに、何でわざわざオリエンタルを買ったのかというと、フジの製品を心理的に避けていたのだ。それは、なぜかと言うと、なんかフジの製品って、あまりにもメジャー過ぎておもしろくないなあってずっと思っていたからだ。だから、ろくに試したこともなかったのである。こんなことなら、もっと早くフジの印画紙を買っておけば良かった。

 残数を気にしながら、使っていたアグファは、これですっきりと使い切る事が出来る。イルフォードやオリエンタルの印画紙は、ベタ焼き用にでも使おうか。バライタは、レンブラントVが気に入っているので、それを使い続けることになるだろう。

 

2007年07月24日

第四回グループプリントエクスチェンジ作品

20070724.JPG

 ニューマミヤ6  50mm  プレスト400(EI200) アグファMCP 0号、2号、5号使用
 多硫化セレン調色

 グアムで一番賑やかなタモン湾で撮影しました。予想はしていたけど、このグアムってとこは、どこもかしこも日本人だらけです。南部の方違うけど。アメリカ本土からは、わざわざグアムまでは来ないのでしょう。

 この写真、タイトルが困るなあ。無難なところで、夕刻の海辺ってところかな。僕は、あまり感情移入したタイトルが好きではないので。。

2007年07月18日

山寺の参道の苔むした地面に建つ御堂

20070718.jpg

マミヤC330proF  80mm  アクロス(EI50) アグファMCP 多硫化セレン調色 谷汲山華厳寺

 最近、スナップには飽きぎみなので、この路線で、作品を作ってみたいと思うけど、なかなか良い被写体に巡り合いません。

 多硫化調色に適した、アグファのRCの在庫が限られています。価格高騰のため、新規で購入する予定はありません。同じ価格で、バライタのレンブラントVが買えてしまいますから。こういう渋い写真は、多硫化調色が、バッチグーなので、ぜひとも調色はしておきたいです。調色処理は、ムチャクチャ臭くって体に悪そうだけど。

 買い直そうかどうか迷っていたスキャナですが、壊れるのを覚悟で、分解してみたら、あっさりとガラスが外れて、内面を拭いたら、汚れが取れました。これで、買い換えずにすみそうです。スキャニング速度は、かなり遅くってイライラしますが、それほど使用頻度が高いものではないので、またしばらくはこれで我慢します。もう6年くらいは、使ってるかも。。

 僕は、自分が残しておきたいと思っている作品は、レンブラントVで四つ切でプリントしています。しかし、四つ切では大きすぎて、スキャン出来ません。そうなると、六つ切りで、もう一枚プリントすることになるのですが、そのためにバライタを使うのは、手間がかかるので、なんだか面倒だなあって思っています。そういうこともあって、アグファのRCは、良かったのですけどねえ。手の届かない存在になってしまって、残念です。

2007年07月13日

プリントエクスチェンジのプリント完成

 何とか、仕上げることが出来た。今はまだ、無造作に乾燥させてあるだけなので、最後のチェックをしてから、封筒詰めして送ろうと思っている。台風が過ぎてからの方がいいかもね。

 今後のRCの主力印画紙を何にしようかなあって悩んでいる。バライタはレンブラントVG2でいいと思っているけど、RCは決め手に欠く。今のところ、オリエンタルとイルフォードとアグファが、同じ分量ずつ手元にある。調色をするようになったので、この3種類の中ではアグファが一番いいんだけど、復活したアグファは高過ぎる。オリエンタルもイルフォードもRCは調色には適していないので、それだったら、価格の安いオリエンタルの方がいい。光沢しかないけど、別段イルフォードに比べて、見劣りするってわけでもない。

 気になっているのは、フジのバリグレードだ。今年の夏くらいに買って、調色適正があるかどうか調べてみよう。

2007年07月11日

プリントエクスチェンジ

 プリントエクスチェンジの写真を7月中に発送しなければならない。グアムの写真がだめだった場合に、6月に古寺で撮影した、まあまあの出来の写真があるので、それを送ろうかとも思っていた。

 グアムで撮影した現像済みのネガを見て、気になったものをキヤビネで30枚ほどプリントしてみた。確認用なので、かなりテキトーなプリントだ。もちろんストレートだし、何も考えずに同じ露光値で、気になるカットをバンバン焼いていった。まだ、半分くらいのネガしか見てないので、もう一度、この作業をしなくてはならない。

 その中に、かなり気に入った写真を発見した。今回は、やっぱりグアムで撮影したこの写真を送ってみよう。

 それにしても、このエクスチェンジは、おもしろい。自分の写真を送ることもそうだが、人様の写真をいただくのが、とても楽しいのである。僕はどちらかいうと、写真をもらうために参加しているようなものだ。無味乾燥な印刷物の写真集なんかと違い、生の写真はほんとうにいいなあって思う。
 届いた封筒を開けて、「おおっ。コレクションが一枚増えたぞ。」って思ったり、「おいおい、これはないだろ。」と思ったり、いろいろと楽しめるのだ。
 
 このエクスチェンジだけど、人様に送る以上は、個人の技量や写真の内容はともかくとして、丁寧に仕上げなくてはならない。写真を丁寧に仕上げるのは、とても大変で時間も労力も精神力も必要になる。だから、体が疲れていたり精神的に余裕がなかったりすると、もうそこで、だめになる。

 以前、仕事が忙しい年明けにエクスチェンジに参加したことがあった。自分では、ちゃんと仕上げたつもりだったけど、後から見直してみると、ひどいものを送っていたようだ。心身の状態を無視して、無理やり作品を仕上げてみても、良い結果なんて生まれない。無理だと思ったら、そういう時期は、送るべき相手のためにも、参加を辞退した方がいいのかもしれない。もしくは、調子の良い時にエクスチェンジ用の予備プリントを作っておくのもいいかもしれない。

2007年07月09日

現像、終わった。

 ブローニー12本、135を3本、グアムのフィルムの現像を終わりました。今回は、ぱっとした写真は少ないかも。
 オレンジフィルターって、使いこなしがとても難しい。適切な露出を与えることがなかなか出来ないのだ。一応、2絞り分の露出倍数がかかるってことになっているらしいけど、それだといつも過露光になっている気がするので、今回のグアムでは、1絞りから1.5絞りの補正にしてみたけど、やっぱり過露光ぎみになっている。ような気がする。スナップだと、一発勝負が多いので、なかなか段階露光が出来ないところが辛い。

 しかしまあ、ネガが、ある程度まとまってあると、プリントするのが楽しみだ。

2007年06月27日

調色液と印画紙との相性

 アグファのRCのMCPを使って、多硫化調色と、セレニウム調色をしてみました。多硫化調色は、満足のいく色調が得られました。セレニウム調色では、あまり変化ありませんでした。

 イルフォードのRCは、多硫化調色では、ほとんど調色されません。フジのRCって、最後に使ったのが20年近く前だけど、もしかしたら、意外にフジの印画紙が多硫化調色液と相性がいいかもしれないなあ。いつか、バリグレードを買ってみよう。レンブラントは、とても良い感じの濃茶になるんだよねえ。

 アグファの新価格の印画紙は、とてもじゃないが、あの価格では買えないなあ。フジのRCに期待しよう。多硫化調色って、日本国内で実践している人っていないのかなあ。情報がほとんどない。

 漂白・硫化調色よりも、かなりいい感じなんだけどねえ。

2007年06月04日

多硫化調色のメソッド

そろそろ、薬品が届く頃なので、今までに得た知識を整理しておこう。


 まずは、通常のプリント定着をする。RCの場合、定着後新鮮な水で連続攪拌で2分間水洗する(手順1)。その後、多硫化カリウムを使用したコダックT8処方で、調色処理をするが、かなりきつい臭いのガスが発生する事が予想されるので、換気が充分な部屋か屋外で処理すること。調色にかかる時間は、液温に依存する。25度くらいがやりやすいかもしれない。夏なら室温でいいと思う。調色処理が終わったら、すぐにQWに浸す。連続攪拌しながら、2分間(手順2)浸した後、流水による連続攪拌2分間を行い(手順3)、終了。

 バライタの場合

 (手順1) を連続攪拌水洗1分、QW5分(攪拌適当)、本水洗(連続攪拌)、1分、2分、3分、4分、1分で行う。
 参照:gelatinesilver by Niijimaさん

 (手順2) QW5分(攪拌適当)

 (手順3) 本水洗(連続攪拌)、1分、2分、3分、4分、1分で行う。


 これでいいと思う。(多分)

2007年05月31日

マイクロフェンタイプ テストプリント

 マイクロフェンタイプを使用した増感現像のテストネガをプリントしてみました。4×5だと、二倍増感度くらいだと、何の不満もない画質を得られることが分かりました。これなら、3倍増感でも充分に満足できるかもしれません。

 動く被写体を4×5で撮影するときは、これでいこうかと思っています。

2007年05月27日

近所で撮影 硫化調色について

20070527.JPG

 今日は近所で、タチハラを使い撮影しました。この画像だけ見ると、まるでピンホールカメラの画像ですが、携帯カメラで撮影風景を撮影しました。

 さて、ここ数日悩んでいる硫化調色ですが、調色後の水洗はいいとしても、漂白後の水洗が問題です。ハンザの説明書には、10分の水洗と書いてありますが、よくよく考えてみるとこれは、硬膜剤入りの定着液を使っている場合ではないかと思うのです。

 そもそも、このハンザのセピア調色剤が販売された頃は、フジフィックス等の硬膜剤が添加された定着液は国内では主流だったはずです。(多分)
 そうなると、この10分という水洗時間は、通常のRCの定着後の水洗時間に相当するわけです。ってことは、非硬膜の定着液を使っているのであれば、漂白後の水洗もRCであれば2分で良いということになります。RCであれば、漂白後も調色後も水洗は充分に攪拌しながら2分間行えばいいでしょう。

 まだまだ、知識が不足している状態です。でも、この時期が一番楽しいかな。

2007年05月26日

硫化調色

20070526.jpg

 ハンザのセピア調色のパッケージ製品を数年前に買ったのを思い出し、使ってみました。RCなのに、水洗に時間がかかるのが困りものです。もっと、明るい茶色になるのかと思ったのに、嬉しい事に予想を裏切られて、落ち着いた色合いに仕上がりました。

 この写真は、4×5で撮影しましたが、ピントが甘かったので、いずれまた撮り直すつもりでいます。今回は、あくまでもテストですね。

2007年05月25日

パラメンダーと硫化調色

25MAY-02.JPG

 マミヤC用のパラメンダー2型を入手しました。実物を見るまでは、何でこんなもんが、そんなに高いのか分からなかったけど、実物を手にして納得がいきました。このマミヤCシリーズはカメラはもちろんのこと、アクセサリーに至るまで、精密機械の匂いがプンプンします。マミヤCは、蛇腹が伸びるため、驚異的な接写機能を有しています。しかし、二眼レフゆえに、近接撮影時においてはパララックスが生じるので、そのままではフレーミングが出来ません。パラメンダーで、カメラ持ち上げることにより、パララックスを解消してやるというわけです。

 ニューマミヤ6は、スナップ撮影には無敵だけど、とにかく寄れないので、マミヤC330fとパラメンダーは、良い働きをしてくれると思います。
 
 最近、静物写真これから数年間かけて撮っていこうと考えています。パラメンダーを入手したのもそのためです。静物写真と言っても、被写体をセッティングして撮影するテーブルフォトの類ではなく、ありのままに存在する物体を撮っていこうかと思っています。そこで、ふと思いついたのですが、それらの写真は、全て硫化調色して仕上げようかとも思っています。いわゆるセピア調色ですね。最近、アーカイバル処理をするには、やっぱり調色処理だなって思うようになりました。それから、セピア調色なんて嫌いでしたが、今はそれもありかなって思っています。しかし、節操がなさすぎるなあ。。
 マミヤCシリーズも数年前までは、世界で1,2を争うかっこ悪いカメラだと思ってたのに。。

 まあ、それは置いといて、硫化調色ですが、処方は次のものを使おうかと思っています。明るいセピアは好きではないので、冷調にするために、アルカリを添加した漂白剤を使います

漂白剤  アンスコA221(アグファ503)

1 赤血塩10%溶液        500ml
2 臭化カリウム10%溶液    100ml
3 無水炭酸ソーダ         200ml
4 水                 200ml


セピア再現像化硫化液

1 硫化ナトリウム         45g
2 水               500ml

1:7で希釈使用する。


処方集を見て、なんとなく分かったけど、漂白用の赤血塩でさえ、かなり買ってから月日が流れているけど、まだ使った事がありません。手元に、硫化ナトリウムがないので、これは買わなきゃなりません。無水炭酸ソーダは、1水和物の炭酸ソーダを増量することにより代用できそうですが、安いものなので、買ったほうがいいでしょう。

しかし、田舎に住んでいるので、硫化ナトリムが売っている店まではかなり遠いし、いくらなのかも今まではチェックしていなかったので、実際に調色が出来るのは、買い物が終わった夏以降になるかもしれません。

それはそうと、赤血塩10%溶液500mlって、赤血塩50gと水450mlで作ればいいのかな?

今年は、いろいろと楽しめそうです。


2007年05月23日

この現像液、すごくいいなあ。マイクロフェンタイプ。

 昨夜、やっとマイクロフェンタイプのテスト現像をすることが出来た。データシートを参考にしながら、かなり適当な計算で、原液現像・トライX320(EI1250)20度の現像時間を11分としたが、かなり良い結果を出せた気がする。この現像液、なかなかいいなあ。2枚目は、現像時間を9分とし、4分間のアルカリ浴を無攪拌で行ったが、原液現像のみの場合と見比べても、差を認めることは出来なかった。まだネガの段階であるが、先鋭度も原液現像で満足出来そうなレベルなので、この条件で現像する際には、原液の1浴処理でいいと思う。

 本来なら、反復使用する原液現像ではなく、再現性や先鋭度の観点から、使い捨ての希釈現像を行いたいところではあるが、僕が実践しているシートフィルムの現像手法だと、一度の現像に2リットルほどの現像液を使うため、経済的ではない。そのため、シートフィルムをマイクロフェンタイプで現像する際には、原液現像にしようと思っている。普段使用しているシュテックラー氏二浴式現像液も原液現像なので、それほど問題ではないと思う。

 原液現像の場合、液の疲労度によって現像時間を調節してやる必要があるけど、どのくらい疲労しているかは、使用済み本数や経時の程度によるので、一概には分からない。だからまあ、その辺は適当にやるしかないのだ。

2007年05月18日

増感現像

 この前の日曜日に、せっかくマイクロフェンタイプを調合して、トライX320のテスト撮影もしたのに、連日の残業で未だに現像が出来ない。この週末には、何とか現像してみたいものだ。マイクロフェンタイプは、薬剤の種類が多いので、自家調合が面倒くさいなあ。この前なんて、ホウ酸を入れ忘れて後で気づいて溶かし直したし。

 増感現像は、現像力の強い現像液を使うのが一般的である。これは当然。つまり、希釈しない方がいいんだろうけど、使うフィルムがシートフィルムなだけに、先鋭度向上のためには、希釈したいところである。そこでちょっと思いついたのであるが、マイクロフェンタイプ原液現像後に、アルカリ液(ホウ砂溶液)に浸し、無攪拌(もちろん最初だけは攪拌)で、3分ほど放置しておくっていうのはどうだろうか?

 テスト現像で、トライX320(EI1250)を、マイクロフェンタイプ原液20度で13分現像しようと思っていたけど、11分に短縮して、アルカリ浴を3分してみようかとも思っている。しかし、3分くらいで効果があるのかなあ。

 最大の問題は、いろいろとテストをしている時間的余裕がないことである。

2007年05月08日

増感とマイクロフェン

 先日、実家で姪の記念写真を玄関先でタチハラで撮影した。こういった状況での撮影だと、問題になるのはフィルム感度である。今回使ったフィルムはトライX320(EI320)であるが、これだと感度が不足がちになる。大人のように、しばらくの間、動かずにいられるようならともかく、子供はじっとしていられないので、出来るだけ速いシャッタースピードが必要になる。しかし、大判カメラなので、それなりの深度を得ようとすると、ある程度は絞らないといけない。それから僕は大光量のフラッシュは持っていないし、そもそもフラッシュ撮影は好きではない。

 そうなると、残された手段は増感ということになる。シートフィルムで増感するとプリントした時に、どんな感じになるんだろうか?トライX320は、100枚以上撮影したけど、このフィルムは僕の好みには合わない。残りがまだ30枚くらいはあるので、これを使い切ったら、イルフォードのHP5プラスを海外から買おうと思っている。国内ではISO400クラスの4×5シートフィルムがトライX320の他には販売されていないので困るのだ。HP5プラスは米国からの送料を含めても、コスト的にはトライX320と、あまり差がないようだしね。

 そんなわけで、普段はあまりやらない増感現像をやってみようと思い、先日、フェニドンを買った。自家調合しようとしているのは、マイクロフェンである。tokyo-photo.netで、「増感現像はこれでキマリ!」って書かれていて以前から気になっていたけど、今まで増感現像する機会がなかったので、マイクロフェンを使うことはなかった。トライX320(EI1250)であれば、現像時間は原液使用で20度13分で現像してみよう。かなりアバウトな勘による現像時間だけど、徐々に調整していけばいいかなって思っている。
 

2007年04月20日

久しぶりの暗室

2004年11月  メルボルンのトラムの車窓から
Canon EOS Kiss3   TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di  PRESTO400 (EI200)


 今年もやっと暗室開きの季節になった。まだ本格的に再開出来るほどの時間はないけど、ボチボチ始めようかと思う。今日は、随分前に撮影した写真だけど、掘り出してプリントしてみた。
 ストレートプリントでは、車窓の景色が完全に白とびしていたので、焼きこんでトーンを描出してみた。

 今回は、セレニウム調色に挑戦してみた。使用したのがRCだったためか、色調の変化はあまり実感出来なかった。しかし、その方がスポッティングでは苦労しなくてもすむであろう。

 調色が成功するということは、定着、水洗の工程が完全に行われていることの証拠となり、これこそがアーカイバル処理と言えるのである。(今回はRCだけど。)

 プリントする度に、いつも思う。きれいなトーンが出せただろうか?ホコリや傷はないだろうか?シャープネスはどうだろうか?構図に破綻はないだろうか?少しでも心に入ってくるものがあるだろうか?

 全てを満たす写真を作り出すことは、まず出来ない。でも、常にそれを目指していこう。
 

2007年01月28日

奇跡的に大丈夫だった。

 先日、未現像のフィルムカートリッジをうっかり開けてしまったフィルムだけど、なぜか被害がほとんどなかった。運が良かったとしか言いようがない。

 ここ数週間、過去に撮り貯めた子供の写真をプリントしているけど、やっぱり35mmはだめだ。中判画質を知ってしまったら、もう35mmでは満足が出来ない。35mmでは作品作りが出来ないという意味ではないがやっぱり緻密に粒子が詰まった写真は良い。

 しかし、そうは言っても、良い作品はフォーマットの差なんか駆逐してしまう。35mmでしか撮り得ない作品もやっぱりあるし、そういう秀逸な作品に関しては、画質がどうのこうのとは全く思わない。

 今日は、久々にコンタックスT2を持って、谷汲山華厳寺に出かけた。ここは時代が止まってしまった様な門前町がある大きな規模の山寺である。実はこのT2は、僕が所有しているカメラの中で一番付き合いが長い。僕が就職した平成5年に新品で買ったもので、13年以上は使っている。その間、一度も故障はない。そもそも使用頻度がかなり少ないので、壊れるほどは使っていない。

 しかし、このカメラはつかいにくいカメラだ。ISO感度が自動設定なので、露出補正ダイヤルで撮影感度の調整をしなくてはならないし、微妙なフレーミングやピント合わせも出来ないし、しっかりと露出を考えて撮影するのも非常に面倒くさいカメラなのだ。

 そんなわけで、このカメラを使うときは、かなりテキトーな撮影になってしまう。でも、このレンズ、侮れないんだよね。うまく撮れた時は、かなり満足できる。

 このT2は、仮に僕の手元になくっても何の問題もない。でも、ここまで長い間連れ添ったので、壊れるまでは使おうかなって思っている。

2007年01月16日

5リットルのビーカー

 僕、ヨドバシで、5リットルのビーカーを買いました。たかだかビーカーに1700円も出すのは、ちょっと勇気が必要でしたが、毎回バケツで溶解しているので、そろそろ買ってもいい頃かなと。

 ついでに、パピトールも買いました。D72と、どれくらい結果に違いが出るのか焼き比べてみたいと思っています。予想では、それほど差はないんじゃないかなって思っています。根拠はないけど、パピトールはD72近似処方じゃないのかなあ。

 先日、京大から吉田山を通って哲学の道まで歩きました。それにしても、吉田山には広大な墓地がありますね。今まで知らなかったです。久しぶりに三脚を持たず、RFと35mm、50mmの二本だけの装備で散策しました。こういった有名な観光スポットではない場所を歩くのも楽しいです。

2007年01月12日

今週は3日、暗室作業が出来た。

 今週は、火、水、金と、3日間も、暗室作業をすることが出来た。残業がない今のうちに、出来るだけやっておこう。今夜も、子供の写真を8×10のRCでプリントした。6×6のネガをここのところずっと続けてプリントしていたので、35mmは、なんか違和感がある。プリントするのが、とても難しい。35mmは、ある意味、上級者向けのフォーマットだなあって思う。

 明日は、晴れみたいなので、また京都へ行きます。あまり歩いたことがない京大近辺を歩いてみたいと思います。

2007年01月11日

光沢のRCも悪くない

 イルフォードのRCの8×10を10枚プリントしてみた。今回からイルフォードのRCも光沢紙をしばらく使ってみる。RCの光沢は、バライタの光沢と違い、ピカピカし過ぎるので、あまり良いイメージを持っていなかったけど、これはこれでなかなかいいなあと思った。バライタ至上主義を唱えなければ、このピカピカの光沢は、RCじゃなきゃ出来ない特徴だからである。ピカピカが良くないというのは、まあ、好き嫌いだろうけど、カラープリントなんて、みんなピカピカなんだしね。

 それにしても、RCは楽でいいなあって思う。水洗なんかすぐに終わってしまうし、フラットニングの作業が不要なのも良い。これからは、新規で購入する印画紙は8×10は、RCにしようと思う。ちょっと気合を入れたいときは、10×12のレンブラントVを使うことにしよう。

 時間がある時にプリントしようと、ついつい後回しにしてきた子供のプリントなんだけど、やっぱりキャビネなんかでプリントしているよりは、ちゃんと8×10でプリントして残しておこう。RCでいいから。

 それにしても、ニューマミヤ6の50mmのキレは、すごいと思う。プリントしていて、とても気持ちが良い。でも、残念ながら、子供の写真は、35mmで撮ったものの方が多いんだよね。

2006年12月27日

現像不足で、ネムイ。

20061226.jpg
マミヤC330f 80mmf2.8 アクロス EI50  妙心寺

 昨日の日記に書いたとおり、やっぱり温度低下による現像不足で、コントラスト不足のネガになっていたので、4号フィルタープリントした。 
 この写真は、寺の集合団地みたいな妙心寺で撮影した。袈裟を着たお坊さんが、写真に写っているピアジオ(イタリア製スクーター)に乗っているんだろうな、きっと。

2006年12月17日

プリントの順番

 大王崎で撮影したものの中で、ちゃんとプリントしてみたいものが3枚ある。そのうち1枚が、僕にとっては難易度が高いものだ。テストを繰り返しながらプリントすると、それだけで何日もかかりそうな感じだ。1日辺り2時間くらいしかやらないし、そのカットばかりやるわけじゃないのでね。

 今回は、難易度の低いカットは後回しにして、その難易度の高いものから手を付けた。今回は、イルフォードのFBの無光沢のキャビネを使ってみた。(練習だからキャビネ)

 覆い焼き、焼きこみ、部分的にグレードを変える等して10枚ほどプリンして、やっとイメージに少し近づけることが出来た。ストレートプリントと比較すると、かなり違うのであるが、苦心して作ったプリントだけ見ていると、まったく普通なのだ。プリントの途中経過を言わなければ、苦労して作られたプリントだとは誰も思わないだろう。

 でも、それでいいのだ。苦労の跡が残っているプリントはすなわち失敗写真である。あくまでも自然な感じが良い。苦労して作り上げたものでも、人から見れば、つまらない写真かもしれないけどね。

2006年12月13日

印画紙

20061213.jpg

 これだけの銘柄の印画紙があります。他にもイルフォードの半切と全紙と大全紙があります。いろいろあり過ぎるので、もう少し銘柄を絞った方がいいのかもしれません。しかし、それほど遠くないうちに、月光とアグファとフォルテは、この棚からなくなるでしょう。イルフォードは高いので、積極的に購入する気にはなれません。やっぱり、フジかオリエンタルに落ち着くかな。

2006年12月05日

雪の季節

 周囲の山が、昨日辺りから白くなり始めた。平地に雪が舞い降りてくるのも、そろそろかもしれない。大王崎で撮影したプルーフを20枚ほど5×7でプリントした。気になるものを1時間半ほどで、ジャンジャンプリントしてみた。どんなふうに撮れているかを確認したかっただけなので、クオリティも何もあったものではない。RCは、やはり捨てるためにプリントするようなものである。

 使用した印画紙は、今や高級印画紙となったアグファである。以前は、安いけど何の不満もない良い印画紙という印象で使っていたが、今となっては、超高級印画紙になってしまった。倍以上の価格になってしまったので、手持ちの印画紙がなくなったら、もう使うことはないだろう。次回からは、オリエンタルが僕の標準印画紙になる。

 中野の日東商事で、程度の良い中古のEL-ニッコール105mmが見つかったので、無事に購入することが出来た。オークションを、眺めていたのだけど、意外に高い値が付いてしまっているので、入札することはなかった。必ずしも、オークションが安いとは限らないのである。6×6ネガから5×7印画紙にプリントするとき、いつも使っている80mmだと、レンズとイーゼルが接近し過ぎて、大変作業がし辛かった。今までずっと我慢していたけど、105mmを買って良かった。

 この季節、部屋を暖めるのに、ファンヒーターを使うけど、灯油を燃やすので、水蒸気が発生する。引き伸ばしレンズを手で持つと、温まるせいか結露しやすくなる。これって、レンズに対してよくないんだろうなあって思う。エアコンは、ちょっと離れた位置にしかないので、そこから暗室に空気を送り込むとなると、暖房効率が悪くなるから困る。

 5×7で20枚プリントしても、使えそうなのは3~5枚くらいである。それを次回は、8×10でプリントしてみようと思う。そうなると、結局、5×7でプリントした20枚は、近い将来ゴミ箱行きになるのだ。それを思うと、RC印画紙は、コストが決め手になるのは、やむを得ない。
 

2006年12月01日

印画紙選び

 オリエンタルのネット通信販売会費無料期間は、12月中である。昨年、買い溜めしておいたアグファの5×7と8×10は、今の使用ペースなら、半年以上の在庫はあると思う。でも、会費1000円はバカにならないので、今のうちに、オリエンタルのRCを買っておこうか等と迷っている。

 なぜ、迷っているかと言えば、価格的には満足出来るのであるが、光沢紙であるというところが悩むのだ。でもまあ、RCの印画紙なんて、最終的にはほとんどゴミ箱行きの練習用印画紙か、ベタ焼きにするのが主な使い道なので、光沢紙でもいいかあと思っている。もし、半光沢のRCを使いたければ、今あるアグファを残しておけばいいのだ。

 アグファは、印画紙の質感も価格も満足できた印画紙であったが、復活したアグファの価格は、どう考えても普段使いの印画紙ではない。昨年の夏に、量販店のアグファ在庫処分の時に、8×10(100枚)を5000円くらいで買った記憶がある。しかし、復活したアグファは、その倍以上の価格になってしまっている。いくら気に入った印画紙とは言え、さすがにその価格ではきつい。不当な価格設定とは思わないけど、僕にはちょっと高すぎるのである。

 最近、使うフィルムのフォーマットが大きいせいか、8×10印画紙の使用量が多い。そもそも、4×5ネガを5×7の印画紙にプリントするのは、ほとんど不可能である。6×9ネガであれば、5×7印画紙にプリントするのは可能であろうが、大きなフィルムで撮影しているのだから、5×7印画紙にはプリントしたくないのである。35mmなら、5×7印画紙を使うんだけどねえ。

 今のところ、バライタはレンブラントVの四つ切を愛用している。これからは、バライタを使うのは四つ切だけにしようかと思っている。

2006年11月29日

シートフィルムの新しい現像方法(8×10も可かも)

 一年以上の長期に渡り、どうもうまくいかないシートフィルムの現像方法ですが、新しい方法を考えて、先ほどテストも完了しました。この手法を使えば、かなり低コストで、4×5はおろか8×10でも11×14でもネガ現像が可能かと思われます。(ここで、ピクッときた人もいるでしょう。)

 ただし、全暗の環境下が必要です。でも、皿現像をしようっていうわけではありません。あんな方法は願い下げです。

 必要な道具
    雨どい用の塩化ビニール管
    薬液を浸す容器(バケツ等)

たったこれだけです。塩ビ管は、30センチくらいの長さに切断します。これを、フィルムハンガーとして使用します。(ここまではtokyo-photo.netで、開発済み。)
ここからが、新方式です。その塩ビ管を、現像したいフィルムの枚数と同じ本数を用意します。もし、8×10を現像したければ、口径の太い塩ビ管を用意します。

液温調整し、かつ、現像中に液温が変化しないように部屋の温度調整をします。全暗状態で、塩ビ管にフィルムを丸めて装填します。4本の塩ビ管を使うと仮定して、それを輪ゴムでくっつけます。

タイマーを作動させるのと同時に、現像液に放り込みます。攪拌は、塩ビ管を上下運動させます。この攪拌方法で、現像ムラは発生しませんでした。(1枚テスト現像しただけですが。)

現像後、水停止、定着とそれぞれの薬液が入った容器に塩ビ管を浸しますが、定着は、1分くらい浸したら塩ビ管からフィルムを取り出し、皿定着します。


とまあ、こんな感じです。


今までの方法だと、ハンガーやタンクは、材質の割りには不当なくらい高価ですし、薬液を注入するのに時間がかかると、その間に現像ムラが発生しかねません。この方法だと、その辺は全てクリアしています。

現像液をたくさん使うのですが、コスト的なことも、その時に書いてみたいと思います。

とりあえず、テストしてみてうまくはいったのですが、これから本格運用に入ったら、写真付で報告します。


うまくいったら、ジャパ○ットで販売してもらおうかな。ボソ。

2006年11月27日

大王崎

20061126.JPG 
土日は、三重県の大王崎へ行ってきました。ここへ行くのは3回目です。青空をバックに白い雲、白亜の灯台というベタな風景を、大判で撮ろうとしたのですが、当日は風がビュービュー吹いてるし、天候は曇りで、一応、撮影はしたものの、当初の想定とは異なるものでした。しかし、この大王崎は、灯台のある風景のみが良いのではありません。

 石工の町でもあるため、あちこちに石畳の道や階段があるし、海辺の潮風にさらされた建物も風情があるし、漁港周辺も散策していて興味が尽きません。

 さてさて、大王崎の町を散策した時のスタイルですが、三脚にタチハラを付けたまま、三脚を縦にして肩に立てかけるように歩きました。しかし、路地の細かい箇所を撮影するのに、タチハラでは対処出来ない場合が多いので、50mmを付けたニューマミヤ6をたすき掛けにして、ウエストバッグには、レリーズやルーペ等の小物を入れ、大判用の交換レンズやフィルムホルダーは、リュックサックに入れて背負うという出で立ちでした。かなりの重装備ですけど、このスタイルでかなりの距離を歩くことが可能です。

 天候が優れなかったせいか、観光客はほとんどいないし、絵描きの町と呼ばれるこの町ですが、絵を描いている人は一人もいませんでした。

 宿泊した宿は、大王崎ではなく相差(おうさつ)の民宿でした。ここは海女さんの民宿が多く、伊勢海老やアワビ等の料理が味わえます。僕が泊まった宿には、貸切露天風呂があったので入ってみたのですが、お湯があまりにも生ぬるく風はビュービュー吹いているので寒くて我慢できなくなり、暑いシャワーでも浴びようと思ったら水しか出ず、かなり寒い思いをして、また浴衣を着て、急いで室内の風呂に入りました。

 翌日は、相差を散策し、帰りに津の阿漕ヶ浦を散策しました。ここでは、灯台をバックに浜辺のユリカモメを撮っていたのですが、振り向いた時に肩がロールフィルムフォルダーに触れてしまい、一瞬パコッと
カメラからロールフィルムホルダーが外れ、感光させてしまいました。これは、ついてないです。どれくらいの被害が出たのか、現像してみないと分からないですけどね。
 

2006年11月15日

アンセルアダムスが言ったこと。

 今更、こんなこと気が付くのは遅すぎるけど、これまで培ってきたスナップ写真での、撮影からプリントまでのプロセスを、風景写真にも踏襲しようとしていたのが間違いであった。

 風景写真はスナップ写真よりも、コントラストを上げた方が良い。風景写真においては、晴れの日と曇りの日では、現像条件を変えることは必須だと思われる。まあ、スナップでも天候の違いで現像条件を変えた方がいいのだろうけど、僕はそこまでのレベルに到達していなかったし、一つのロールの中に、晴れの日と曇りの日が存在するので、それは難しかったということもある。(ただの言い訳か。。)

 風景写真を撮るときは、35mmを使うということはなさそうなので、仮にロールフィルムを使うとしても、出来るだけその日のうちに撮りきるようにしたい。6×9であれば、1ロール8枚なので、それほど難しいわけではないだろう。

 そのためには、テストをしなくてはならない。それぞれのフィルムを減感した時の現像データはあるが、ISO感度で撮影した時のデータがまるでないのだ。まずは、ISO感度で撮影し、勘で現像時間を決め、その条件での再現階調幅を調べよう。その結果により、感度か現像時間を調整しようと思う。

 現段階では、プレストもアクロスも11EV分の再現幅を有しているが、ISO感度で撮影した場合は、9EVくらいになってしまうかもしれない。しかし、曇天での風景は、輝度差が縮まるので、これで充分だ。

 また、しばらくテストに時間を割かなくてはならない。


 暗室作業っていうのは、続けていくうちに手先が器用になって、自然に上達していくようなものではない。感覚で、うまくいくようなものでもない。テストの繰り返しが、重要なのだ。

 アンセルアダムスは、こう言ったそうだ。

「チャンスは、準備良き者に訪れる。」と。

2006年11月14日

暗室用品売り場での出来事

 昨夜、紅茶を飲みながら、Agガードでバライタ印画紙を処理していた。Agガードの溶液に印画紙が浸るのを待っている時に、無意識にAgガードが入っていたメスカップを口に運んで、唇に付けた時に、我に返った。人は、何でこんな突拍子もない行動してしまうのだろうか?

 アクロス(135)の現像をしてみた。先週もアクロスを現像したのが、しばらくこのフィルムは使っていなかったので、現像データを忘れてしまっていた。確か、6分か9分、どちらかだったという記憶があった。僕のアクロスの印象は、現像時間が長くかかるフィルムというものだったので、9分で現像したら、真っ黒になった。正解は6分だったのだ。そんなわけで、今回は6分で現像した。これで、アクロスを使うことが出来る環境は整った。

 土曜日に、名古屋の量販店の暗室コーナーで、学生らしき二人が、印画紙や現像液や定着液を買い物かごに入れていた。買い物かごに、フジフィックス(スーパーではない)を入れていたので、我慢できずに、つい、非硬膜の方がいいと思うけどねえ。等と、言ってしまった。印画紙とかのデータシートって見たことあるの?ないなら、見たほうがいいよ。何でフジフィックを買おうとしたの?え!?先生の指示?へー。そういうふうなんだ。余計なこと言っちゃったね。

 という感じであった。しかし、何で今時フジフィックを指定するんだろう。もしかして、昔からずっと使い続けているからかな。彼らはありがとうって言っていたけど、もしかしたら、迷惑したかもしれないなあ。

2006年11月13日

ビックカメラで通販

 ビックカメラの通販で、フジの無水亜硫酸ソーダ(500g)を10個と、Agガードを買った。フジは、2007年3月で、単薬の販売を中止するので、今のうちに買い溜めしておこうと思ったからである。無水亜硫酸ソーダが、5Kgあれば、シュテックラー氏2浴式現像液を66リットル作ることが出来る。フィルムを無駄なく現像すれば、660本、現像出来る計算になる。これだけ備蓄しておけば、核の冬が来ても、地下に潜って、暗室活動を楽しむ事が出来るのだ。(意味不明)

 それから、Agガードであるが、「Ag」すなわち「銀」である。銀画像を保護するって、安直なネーミングである。フジは、そのほかにも「ドライウェル」とか「QW」とかそのままのネーミングの薬品が多い。

 まあ、それはいいとして、バライタは、今まで水洗してフラットニングしたら、そのまま保管していたけど、やはり、何らかの保護処理はしておいた方がいいと思い、Agガードを使用してみることにした。

 アーカイバル処理をする。

とは、敢えてここでは言わない。そもそもこのアーバイバル処理という言葉は、もっともらしく聞こえるが、アーカイバル処理というのは、やはり硫化調色とか金化調色等の調色されたものであると考えている。プリント見て、調色されたものであれば、定着・水洗処理が、完全に行われているということは、一目瞭然であるが、調色されていないと、それが不明である。印画紙の残存ハイポの検査をして、Agガードで処理してやれば、アーカイバル処理と言えるだろうが、それは、プリントした本人にしか分からないアーカイバル処理である。ただ単にAgガードで処理しただけでは、アーカイバルと言っては、だめなのである。

 僕のプリントは、残存ハイポの検査まではしていないので、アーカイバル処理とは自分では言わないが、3年前のバライタプリントが、変色していないので、おそらく定着・水洗処理はうまくいっているものと推測される。だから、さらに保存性を高めるために、Agガードで処理しておこうという作戦である。

 でも、せっかくフラットニングまでしたプリントを、また水洗して、Agガードで処理して乾燥させて、フラットニングさせるのは、大変だ。1ケ月くらいは、かかっちゃうかも。


 
 

2006年11月09日

フィルム装填

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  シートフィルムをカットフィルムホルダーに装填するのと、35mmフィルムをフィルムローダーに装填する作業をした。毎回、かなり気を使う作業だ。ちゃんと、フィルムに傷を付けずに装填出来たかいつも不安になる。

 それにしても、プレスト400の100ftフィルムが生産中止になるのは、痛いなあ。3月までに2缶くらいは、買い溜めしておいて(2缶で買い溜めとは言わないかもしれないけど)、その後はトライXの100ftに切り替えようと思う。

 シートフィルムのトライX320も、昨年までは50枚入りが5000円ちょっとで買えたのに、今は7200円くらいする。この値上げの仕方は、ちょっとえげつない。海外から旧共産圏諸国から輸入すれば、安いシートフィルムっていうのもあるけど、それはもうEfkeで懲りた。使ってみたいとすれば、イルフォードのHP5+くらいになる。まだ、手元に在庫はあるからいいんだけど、半年後くらいに、次回買うフィルムをよく検討しないといけない。

2006年11月08日

フィルムスピード

 息子を撮影したシートフィルム8枚を現像してみた。全部のカットで被写体ブレが発生している。じっとしていない子供撮るような場合には、明らかにフィルムスピードが不足している。これが、曇りや夕方といった条件ならともかく晴れた日の日中の撮影で、ぶれてしまっているということは、撮影対象に対して適切な感度で撮影していないと言える。使ったフィルムはトライX320(EI160)である。

 そもそも、ある程度絞って撮らざるを得ない大判写真で、動くものを止めるのにEI160では無理があるのだ。しかし、シートフィルムで超高感度フィルムなんて存在しないし、国内で普通に入手出来るフィルムでは、トライX320が、最も感度が高い。個人的には、イルフォードのデルタ3200のシートフィルムがあったら、おもしろいと思うけど、カットフィルムホルダーに装てんする際なんかに、かぶったりするからそういう商品は、存在しないのだろうな。多分。

 そうなると、トライX320をEI160ではなく、EI400くらいにして撮影しなくてはならない。しかし、また現像データを集めなくてはならないのだ。これが面倒くさい。僕が使用しているシュテックラー氏二浴式現像液で、EI160ならA液を20度6分で処理しているけど、これをEI400にしたら、おそらく、8分30秒か9分くらいの現像時間になると思われる。まずは、この二種類の現像時間でテストしてみよう。

 それから、国内では販売されていないけど、イルフォードHP5+のシートフィルムを使うという手もある。案外、こちらの方が、すんなりいくのかもしれない。海外からの送料を考えても、HP5+の方が、トライX320よりも、若干割安だし。

2006年11月07日

シートフィルム実用化の目処

 今までトラックバックって、どうやればいいんだろうと思ってたけど、やり方が分かって、一安心。

 efkeのシートフィルムを現像してみた。今回は、メーカー指定の硬膜処理はせずに、アルカリ定着剤を使用したけど、特に傷付くこともなく問題なく現像を終えることが出来た。それにしてもこのefkeのPL100Mってフィルムは、現像にやたら時間をかけてやらないと、像が出てこない。そのくせ、定着処理は驚くほど短時間で抜けてしまう。

 今回もシートフィルムの現像を、ムラとか傷を付ける事なく、終えることが出来た。そろそろ現像の練習の段階を終えて、作品作りに突入していい頃だ。

 なんとなく、 タチハラ4×5(2)が気になる。バックにギアが付いているので、フィルム面を動かすことでピント合わせすることが出来るし、水準器とホットシューがついているのがいいなあ。いつか、買い換えるかも。

2006年11月02日

JAPANESE ”SUMI”

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 うまくプリント出来てヤレヤレと思ったら、水洗中に、どこかで擦ったらしく、印画紙の表面を傷付けてしまった。スポッティングで、何とか修復しようと思い、先日100円ショップで購入した硯と墨を使ってみた。最近は、純黒調の印画紙しか使わないので、普通の墨の色調でも充分だ。初めて墨でスポッティングしてみたけど、思ったよりも使いやすい。これは、実用になりそうだ。

 ただし、今回ばかりはだめだった。その理由は、擦った傷が思ったよりも深く、傷に沿って墨が染み込んでしまい、その染み込んだ部分が濃くなってしまうからである。

2003年07月06日

散光拡散ボックス(V70)

 今年の1月にフジのGA645iという中判カメラを中古で48000円で買いました。使用感等は、後日書きたいと思っています。
 そのカメラで撮影したネガをプリントすると、写真の下のほうが白っぽくなっているんです。おそろく、現像ムラでそうなったんだろうとあまり気にしないでいましたが、別のネガからプリントしても、その現象が見られました。まさか、同じように現像ムラが発生するとも考えにくいので、もしかしたら、カメラに原因があるのかと思い、カメラをチェックしてみましたが、どうも問題なさそうです。
 となると、残る原因は、引き伸ばし機にあるとしか考えられません。僕が使っているのは、散光式の引き伸ばし機なので、集散光式と違って、コンデンサーレンズで調節するということが出来ません。ですので、引き伸ばし機に原因があるはずはないと思っておりました。
 しかし、念のために、散光拡散ボックスをチェックしてみたら、何と、中身の発泡スチロールがずれているではありませんかー。こんな事が原因だったのかー。
早速、調整したら、改善されました。もっと早く気がつけばよかったです。135をプリントする時は、645に比較してフィルム上の画像面積が小さいため、このような現象は起こりません。ブローニーだと、縦の長さがいっぱいいっぱいですので、このような現象が起こったのだと思います。半年ぶりに解決しました。
 しかしまあ、原因というのは、ありえないと思っている箇所に存在する事が往々にあるんですね。硬直した固定観念ほど、危険なものはありませんね。
(でも、読んでる人は何が書いてあるかさっぱり分からないだろうな。。。)